今後、30年の間に70パーセントの確率で起きると政府が公表している「首都直下地震」。
「南海トラフ巨大地震」に関しては、30年以内に70~80パーセントという確率になっています。
もはや、いつ起きてしまうか分からない状況ですが、それにしてももう少し時期の範囲を狭められないものなのでしょうか?
地震予知という言葉を耳にしますが、はたして動物や地震雲との関係はあるのか、気象庁はどのような見解を示してしるのか紹介します。
下の方には、予言・予知や未来人に関する記事のリンクの一覧を貼っておきますのでお好きな記事を見てみてください。
地震予知はできるのか?気象庁の見解
日本の天気予報は民間業者も行っていますが、気象庁の予報を参考にしている人が大半ですよね。
気象庁のホームページでは、質問に答える形式で地震予知について記しています。
現状で地震予知はどの程度できるのか、今後の地震の防災に役立てることができるのか見ていきましょう。
「地震予知ができるのか?」という疑問については、予測は難しいと答えています。
冒頭の首都直下地震や南海トラフ巨大地震のような曖昧な予測はできるものの、正確にはできないとのこと。
マグニチュード4以下のような小さい地震であれば当てることが可能ですが、毎日起きているので当然のように当たるということのようです。
予知であれば、一週間以内のマグニチュード6~7の地震が東京で起きるといったものを示す必要がありますが、今の科学では難しいとされています。
時々、何月何日に地震が起きるという地震予知を見かけますが、デマと考えていいとのこと。
しかし、地震大国の日本では、いつどこで地震が起きてもおかしくないので防災の意識を高めて準備しておくことは大切なことです。
動物の異常行動と地震の関係についての気象庁の見解
では、地震を予知すると言われているナマズやイルカ・クジラが地震の前に海岸に打ち上げられるなどの動物の行動に関してはどうなのでしょうか。
気象庁の見解では、やはり今の科学では証明できないとしています。
もちろん、動植物は人間に比べて音や電気、電磁波、匂いなどに敏感に反応します。
地震の前兆によって何らをキャッチして騒いだりする可能性はあります。
しかし、地震だけではなくいろいろな事象に敏感に反応することがあるので、明言はできないのです。
また、そもそも地震の前兆として何が起きるのかもまだ解明されていないことが多く、動物の異常行動を説明できる現状ではないのです。
地震雲はあるのか?気象庁の見解
さらに、ツイッターなどを見ていても「地震雲」のハッシュタグを見かけますが、これは地震予知と関係あるのでしょうか?
気象庁では、地震雲について絶対にないとは言い切れないが、そもそも地震雲がどのようなものかすら科学的に説明できない現状だとしています。
そもそも雲は大気に関する気象現象であり、地震は大地に関する現象であって全くの別物。
雲が地震の影響を受けるのかどうかさえ、解明されていないのです。
珍しい雲を見れば、地震の前兆なのではないかと心配になりますが、大気や太陽との関係で不思議な見え方をすることがあります。
地震は、震度1以上で年間2,000ほど発生し、震度4以上でも平均して50回ほど起こっているとのこと。
つまり、毎日地震が起きていれば、珍しい雲と関連づけることもできてしまうんですね。
残念ながら、現状では地震雲というのは信憑性が薄いことになります。
出典:気象庁 地震予知について https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq24.html
まとめ
気象庁の見解では、地震予知は今のところ存在しないとしています。
動物が地震の前に異常行動をするとされているのは、地震と関連がある可能性があるものの解明はできていません(イルカ・クジラの座礁は、東海大学の研究によって関連がないと発表されています)。
地震雲は、ほぼ関連がないと思われ、そもそも地震雲とはどんなものなのかすら分かっていないのです。
とはいえ、防災の意識は常に高めておき、備えは怠らないようにしておくようにしましょう。
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