新型コロナウイルスのパンデミックを予言していたとして話題のシルビア・ブラウン。
彼女が書いた「End of Days:Predictions and Prophecies About the End of the World」がアメリカのアマゾンで急上昇となっていたのです。
邦題は「この世の終わり:世界の終末についての予言と天啓」。
いったいどんなことが書かれているのでしょうか。
シルビア・ブラウンの著書「この世の終わり」は2020年に新型コロナウイルス拡散を予知!?
シルビア・ブラウンの著書「この世の終わり」には、2020年の新型コロナウイルスの拡散を知っていたかのような内容が書かれています。
この本は2008年に出版されているので、12年も前に予言していたと言うことになりますね。
訳は大まかなものですが、だいたい↓のようなことが書かれています。
2020年、重篤な肺炎のような病気が世界中に拡散し、パンデミックを起こす。肺や気管支を攻撃して、今ある治療法では治すことはできない。病気よりも不可解なことは、突然に終息し、10年後に再び流行して、それ以降は完全に消滅するということ。
「2020年」「肺炎」「治療法がない」など、新型コロナウイルスに当てはまるところがいくつかありますよね。
この本のことを取り上げたネットのメディアの中には、3月下旬に落ち着きを見せ、4月がピークになるのではないかとしている記事もありました。
東京オリンピックも無事に開催されるという見立ての記事も見受けられましたが、実際はオリンピックは延期になっています。
シルビア・ブラウンの他にも、新型コロナウイルスの感染を予言していたと言われているものはいくつかありますが、ここまで詳細に記しているのはあまりないのではないでしょうか。
たいていの予言では、いつ起きるかが明確にされていないので、予言しておけばいつか当たると思われます。
さらに、表現も曖昧なため、強引に解釈して当たったとしているものが見られますよね。
そういった点から見ても、シルビア・ブラウンの予言はかなり興味深いものとなっています。
シルビア・ブラウンの生い立ち
シルビア・ブラウンは、1936年生まれで2013年にこの世を去っています。
アメリカでは一番の超能力者として有名で、警察やFBIに協力していたといいます。
多くの事件を解決に導いた実績があり、テレビでも活躍。
出版した著書は、必ずといっていいほどニューヨークタイムズのベストセラー1位を獲得しています。
5歳の頃からお告げのようなものが聞こえるようになったとし、約50年にわたって第一線で活躍していました。
気になるという方は、取り寄せて実際に読んでみてはいかがでしょうか。
予言によるセールス・詐欺に注意
海外では予言によって不安を煽っておきセールスを行うことが定番となっています。
2019~2020年にかけて大きな被害をもたらしたオーストラリア東部の森林火災、アフリカを中心に広がりを見せているサバクトビバッタの被害。
これらの災害と結びつけることで、不安を煽り神の救いを促すという手法なんです。
つまり、救われたければ聖書を買いなさいということですね。
日本でも、新型コロナウイルスによる給付金の詐欺やマスクの転売、商品がなくなるというデマなど、人の心は不安になると揺らぎやすくなってしまうものです。
正しい情報なのかどうかを、冷静に判断して悪徳商法などに引っかからないように注意しましょう。
ちなみに、流されやすい心理などについては↓を参考にしてみてください。
まとめ
シルビア・ブラウンの著書「この世の終わり」には、2020年に肺炎のような症状が世界的に広がりを見せるということが書かれています。
あくまでも自分の考えを多くの人に語ることは、予言とは言いがたく、そのほとんどが起こる可能性が高いことを述べたに過ぎないと指摘する人もいます。
2002~2003年にかけて感染拡大したSARS(重症急性呼吸器症候群)を知った後に書かれているので、もはや予言なのかどうかも怪しいところ。
他の予言者についても、「中国」や「武漢」まで言い当てたとするものもありますが、SARSが中国で起きたとことを考えると予想しやすいものでもあるんですよね。