2020年2月7日(金)に深海魚のリュウグウノツカイが海岸に打ち上げられました。
兵庫県豊岡市竹野町で発見されたリュウグウノツカイは、体長3.92メートルあったとのこと。
イルカやクジラが打ち上げられると地震の前兆なのではないかと言われますが、リュウグウノツカイも同様です。
今回の現象も地震の前兆なのか気になるところですがはたして。
【地震予知】リュウグウノツカイが兵庫県で海岸に打ち上げられる!
リュウグウノツカイを確認したのは、但馬自然史研究所の本庄四郎所長。
発見したのは地元の漁師でしたが、本庄所長に知らせたとされています。
本庄所長は、2014年にも同じ竹野町に漂着したリュウグウノツカイを確認しています。
その時の長さは4.2メートルもあったという。
本庄所長が言うには、胃袋は空っぽで弱っていたとのこと。
波の力に負けてしまい打ち上げられたのではないかと推察しています。
富山湾でも相次いでいた漂着
実は、富山湾でもリュウグウノツカイの打ち上げが相次いでいるんです。
https://www.instagram.com/p/B7Kjms3h0dw/?utm_source=ig_web_copy_link
2020年に入って10日で2体というハイペース。
https://www.instagram.com/p/B4_kgvUBo7-/?utm_source=ig_web_copy_link
リュウグウノツカイシーズンという言い方をしているので、もはや珍しくないものになっているようですね。
魚津水族館では、一緒に写真を撮るイベントなども開催されています。
リュウグウノツカイは、もともと水深200~1000メートルで活動している深海魚。
しかし、エサとなるオキアミが海面まで浮上した際に、追いかけて海面付近に来るというのです。
リュウグウノツカイの打ち上げは巨大地震の前兆か!?
昔から、リュウグウノツカイが漂着するのは巨大地震の前兆だという説があります。
東日本大震災が起きた2011年の前には、日本で1年間に数10体の打ち上げが確認されているんです。
地震と生物の関係としては、ナマズが有名ですよね。
さらには、イルカやクジラの打ち上げなんかもよく聞かれます。
これらの説は、専門家の多くは憶測に過ぎないという結論に至っていますが、完全に否定はできていない問題なんですよね。
リュウグウノツカイが発見されると、もれなくSNSで「地震の前兆だ」という言葉が拡散されます。
2019には、インドネシアで発見された際に拡散されすぎて、日本でもネット界隈を騒がせていました。
ちなみに、インドネシアでは、日本で「リュウグウノツカイ=地震」とされているという伝承・俗説がなぜか知れ渡っています。
が、地震との因果関係はあるかもしれませんが、インターネットの発達によって近年はみんながニュースとして知るようになっただけのような気もしますね・・・。
リュウグウノツカイと人魚伝説
リュウグウノツカイは人魚伝説の元とされていて、特に日本海側で多く伝説が残っています。
古今著聞集、甲子夜話、六物新誌では、白い肌に赤い髪と描写されていますが、リュウグウノツカイの見た目に近いものがあります。
長﨑見聞録に描かれている人魚図は、ソックリな見た目となっているんです。
打ち上げられるのも日本海側が多いことからも整合もとれています。
つまり、何百年も前から何度も目撃されていることになるので、そこまで珍しい現象ではないのかもしれませんね。
見た目が奇抜なので印象に残りやすく、ニュースにもなりやすいので地震と関連する情報が飛び交っているのではないだろうか。
まとめ
リュウグウノツカイが海岸に打ち上げられることで地震の前兆かどうかは、憶測に過ぎないが100パーセント否定できるものではありません。
デマを真に受けて、慌てて防災の準備をするというのはいかがなものかと思いますが、防災へのきっかけになればいいかもしれませんね。
そんな情報には惑わされないように普段から防災の意識を高め、いざという時のための備えは常に万全にしておきましょう。
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