地震や気象災害が起きた時に備えておきたい非常用の「持ち出しリュック」。
世の中にはたくさん似たような商品があるので、どれにしたらいいのか迷ってしまいますよね。
「ドアにくっつけて収納する」でお馴染みのミヤビワークスが展開する「3WAY防災バッグ」が最強クラスだったので紹介させていただきます。
どれにしようか迷っている方は、ぜひ防災リュック選びの参考にしてみてください。
・実用性・充実度の高いリュックを探している方
・大容量のリュックを探している方
・普段も使えるリュックを探している方
・中身を充実させたい方
・防災を真剣に考えている方
・アウトドア、旅行が好きな方(バッグだけの購入可)
「3WAY防災バッグ」の3つの仕様(持つ・背負う・転がす)
何といっても「3WAY防災バッグ」の大きな特徴は、「持つ・背負う・転がす」と3つの仕様で持ち運びができることです。
バッグの上部と横に取っ手が付いているので、縦でも横にしても持ちやすくなっています。
リュックのショルダー部分は、ファスナーを開けると出てくる仕組みです。
災害が起きてから出していると、時間がかかってしまうで普段から出しておくとスムーズに避難できますね。
転がす場合は、上部のファスナーに仕込まれている取っ手を使います。
ボタンを押せば簡単に引き出せるので、かなり使いやすい設計になっていますよ。
使い勝手は、旅行で使うコロコロ付のキャリーケースをイメージしてもらえると良いかもしれません。
タイヤ部分は自在ではないため方向転換はできませんが、転がし具合もスムーズで気持ちのいい感覚です。
お住まいの家から避難場所まで、舗装された場所が多い場合にはかなり有効となりますね。
基本は背負って、ちょっと疲れたらコロコロしていくのもいいですし、使い勝手がめちゃくちゃいいんですよこれ。
しかも、テントで使われているターポリン生地を採用しているので防水性も高く、雨の日でも十分に対応可能なんです。
バッグを縁取るように反射板も大きく付いているので、夜でも視認性があり事故防止にも配慮されているのも大事なポイントですね。
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背負いやすさ・重さ
背負いやすさは、一般的なリュックを想像していると、若干固さがあるかなといった印象ですね。
ただ、背中部分にはクッションが入っているので痛みも感じませんし、ショルダーも長さを調整できるので背負いやすいです。
固さがあることで中身を守ってくれますし、安心度を考えるとむしろちょうどいいくらいです。
商品概要 | |
---|---|
サイズ | 51cm×34.5cm×22cm |
材質 | ターポリン |
重さ | 約7kg |
重さは7kgなので、リュックに慣れていない方にとっては少し重いと感じるかもしれません。
そんな時には転がす仕様にすれば気になりませんし、よくよく考えてみれば7kgって別に重くないんですよね。
アウトドアや登山が好きな方は、重さに対してまったく問題ないと思います。
リュックの中身をパッケージする際、重いものを上の方に収納していくと重さも感じにくくなるので、普段の荷物でも試してみてください。
見た目も「THE防災リュック」という感じではないので普段使いとしても使えますし、旅行やアウトドアでも活躍すること間違いなしですよ。
「3WAY防災バッグ」の中身
「3WAY防災バッグ」の中身は、防災のプロが厳選した21点となっています。
緑、青、オレンジ、ピンクの4種類の袋に小分けにされているのでごちゃごちゃせずに必要なものを取り出しやすくなっています。
それぞれ
緑=避難用品
青=衛生用品
オレンジ=食品
ピンク=避難所用品
となっています。
21点のアイテムの中身をそれぞれ紹介します。
①防災用キャップ
②強力ヘッドライト
③単4乾電池 ×3本
④防塵マスク
⑤ポケットレインコート
⑥軍手
⑦手回し充電ラジオライト
⑧緊急用ホイッスル
⑨ウェットティッシュ(5年保証)
⑩救急セット
⑪簡易トイレセット(5回分)
⑫水のいらない泡なしシャンプーウェット手袋
⑬ウェットタオルワイド
⑭モーリアンヒートパック(加熱袋+薬剤)
⑮飲料水(500ml・5年保証)×3本
⑯生命のパンあんしん(5年保証)
⑰安心米(わかめご飯)
⑱安心米(五目ご飯)
⑲ウォームテンダーライト圧縮不織布毛布
⑳コンパクトエアーベッド
㉑緊急用給水袋(3リットル マチ付き)
バッグの容量は27リットルで、その中に21種類の防災グッズが収納されていますが、スペースはまだ空くので、あなたにとって必要となる小物を入れることが可能になります。
さらに、外側に大きなポケットが2つあり、内側にもメッシュのポケットが2つあるので、プラスして多く詰め込める便利な構造となっています。
常備薬、コンタクトレンズ、生理用品など、あなたにとって何があればより安心なのか考えておくことが大切です。
水をもう少し入れても良いですし、食事関係を入れておいても良いですよね。
単4電池はヘッドライトに使用しますので、念のため多めに用意しておくと良いでしょう。
緑=避難用品
②強力ヘッドライト
③単4乾電池 ×3本
④防塵マスク
⑤ポケットレインコート
⑥軍手
⑦手回し充電ラジオライト
⑧緊急用ホイッスル
防災用キャップ
防災用キャップは、内側に衝撃から頭を守ってくれるプロテクターが付いています。
日本防炎協会が定める防災頭巾の衝撃吸収性能基準を3倍以上も満たしているとのことで、ヘルメット並の役割を果たしてくれます。
同時に、日差しから頭を守ってくれるので暑さ対策としても有効です。
ただ、被った時に頭の上部はしっかりと守ってくれるので安心ですが、こめかみ辺りの側頭部はガードできていないのが惜しいところ。
あとは、脱げやすい印象があったので、避難時に頭を無駄に振ったりするのは控えた方がいいですね。
とはいえ、収納時には「高さ15.5cm 幅11cm 奥行7.5cm」というコンパクトさで、脳天を守ってくれるのは便利ですし心強いアイテムです。
強力へッドライト
ヘッドライトは、セットに含まれている単4電池3本を使います。
連続点灯は約4時間となっています。
世に出回っているヘッドライトは数多くありますが、光の強さはまちまちで強力なものから弱いものまであります。
セットにあるヘッドライトは、見た目は頼りないイメージですが点けてみると想像していたよりも明るい印象でした。
光の強さも弱、強、点滅と3種類あり、暗闇でも足元や数メートル前をしっかり視認できるレベルです。
夜の避難となっても問題なく安全なルートを確保することができるでしょう。
見た目とのギャップもあったので、実は、「OTE」の中身の中で、このヘッドライトを点けた時の明るさが一番驚きました。
手回し充電ラジオライト
手回し充電ラジオライトは、名前の通りレバーを回すことで充電されてライトとラジオが使えるようになるというアイテムです。
USB出力ポートでスマホを充電することも可能な優れもの。
居場所を周囲に知らせるブザー機能もあり、懐中電灯は約10時間も連続で使用することが可能となっています。
電池もコンセントも必要ないというのが最大のメリットですね。
ライトの明るさは、ヘッドライトほどではありませんが暗がりでの視認性は十分に確保できるので、停電時にも活躍することができます。
ヘッドライトが電池切れになった時にはサブ的な役割をしてくれるますし、電池切れがないのは心強いですね。
その他のアイテム
その他にも、実用性の高いグッズが収められています。
・ポケットレインコート
・軍手(黒)
・緊急用ホイッスル
もし、瓦礫に埋もれてしまい自力で逃れられない状態になった際に有効となるのが音を出すこと。
体力を使わないように助けのタイミングを待つのが基本ですが、ホイッスルがあれば助けを呼ぶことが可能となります。
中に入れておくというよりは、リュックに付けておくとすぐに使えるようになりますね。
軍手は、割れたガラスや折れた木材から守るために重要なので必需品です。
滑り止めがついているとより良かったかなと思います。
バッグにはまだスペースに余力があるので必要なものをプラスして入れておくのがポイントです。
青=衛生用品
⑩救急セット
⑪簡易トイレセット(5回分)
⑫水のいらない泡なしシャンプーウェット手袋
⑬ウェットタオルワイド
災害時に水や食糧と同じくらいに重要と言われているのがトイレです。
基本的に大地震が起きれば、自宅でも。
なぜなら、地中で配管が壊れている可能性があるからなんですよね。
汚水が逆流したり、途中で漏れ出してしまう可能性があるので十分に注意しなければいけないのです。
賃貸の家であれば、下の階の人の部屋を汚水まみれにしてしまう可能性があり、責任問題になりかねません。
トイレはどうしても我慢できない生理現象なので、簡易トイレは重要な役割を果たします。
避難所でもすぐに仮設トイレが来るとは限りませんので、簡易トイレはいくつあってもいいくらいです。
お風呂は、ある程度我慢することができますが、泡なしシャンプーをしみこませたウェット手袋でサッパリできるのもうれしいグッズですね。
オレンジ=食品
⑮飲料水(500ml・5年保証)×3本
⑯生命のパンあんしん(5年保証)
⑰安心米(わかめご飯)
⑱安心米(五目ご飯)
災害時には食事も大事なポイントです。
モーリアンヒートパックは、加熱袋の中に発熱剤をセットして少量の水で温めることができる優れもの。
15~20分で高熱の蒸気が袋に充満して食事を温めてくれます。
海水でもOKというのも利点となっています。
水は3本用意されていますが、食事とともに追加して入れておくと良いかもしれませんね。
ピンク=避難所用品
⑳コンパクトエアーベッド
㉑緊急用給水袋(3リットル マチ付き)
ウォームテンダーライト圧縮不織布毛布は、薄くて保温性が高く、寒い時期にも効果的。
450gという軽量で、音もしないので周りにも迷惑をかけることはありません。
コンパクトエアーベッドは、簡易的なベッドとなり保温効果もあるので非常に便利なアイテムで、底冷えを防ぎます。
195cmになるので、背の高い方でも十分に寝ることができます。
3リットルの水が入る緊急用給水袋も、避難所ではかなり実用性の高いアイテムとなっています。
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良い点・惜しい点のまとめ
防災グッズに限らず、製品は必ず良い点・惜しい点がありますよね。
「3WAY防災バッグ」における良い点・惜しい点を改めてまとめておきます。
・持つ、背負う、転がすの3WAY
・日常的にも使えるデザイン性
・27リットルの大容量
・防水性
・反射板が大きく付いている
・転がしやすい
・ヘッドライトと手回し式ラジオライトのスペック
・軍手に滑り止めがほしい
・重さを感じる
重さは7kgとそこまで気になるほどではないので、この「3WAY防災バッグ」に惜しい点はあまりないんですよね。
防災バッグや持ち出しリュックは世の中に数多くありますが、最強クラスなんじゃないでしょうか。
容量には余裕があるので、他に何が必要になってくるのか防災について普段から考えておくことが大切です。
中身を自分でカスタムしたいという方やアウトドア・日常的に使いたいという方は、バッグだけを購入することもできるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ミヤビワークスが販売している「3WAY防災バッグ」は、27リットル大容量の防水仕様。
状況に合わせて「持つ・背負う・転がす」と3つの移動の仕方を選ぶことができ、持ち出しリュックの中でも最強クラスなんじゃないかと感じた商品でしたね。
↓の記事では、持ち出しリュックに必要な中身について紹介していますので、中身を追加したりカスタムしたりする際の参考にしてみてください。
記事内ではグッズを多めに書いていますので、あなたに必要なものは何なのかを考えるきっかけになれば幸いです。
また、ミヤビワークスの代表的な商品である、ドアにくっつけるオリジナル防災グッズ「OTE」「水害対策用OTE」についてもレビューしていますので、参考にしてみてください。
>>>ミヤビワークス公式サイト
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