地震や台風、水害など、日本で起きる様々な自然災害はいつどこで発生するのか予測がつきにくいもの。
被災した時のために用意しておきましょう、と言われている非常用の「持ち出しリュック」はちゃんと用意していますか?
ここでは、最低限用意しておくべき中身についてお伝えしていきます。
まだ用意していない人も、すでに持っている人も、この機会に見直ししてみてください。
持ち出しリュックは用意しただけではダメ!
前提として、非常用の持ち出しセットは避難時に両手がフリーとなるリュックが基本です。
手提げバッグやガラガラ転がせる仕様のものも売られていますが、リュックと兼用であれば問題ありません。
持ち出しリュックを買ったらそれで安心という人が多いのですが、それだけでは意味がないので注意してください。
必ず、自分に合ったモノを追加して、あなただけ、もしくはあなたの大切な家族だけの仕様に仕上げていくようにしましょう。
必要になってくるモノは人によって変わってくるので、30点セットを買ったからといって満足しないように注意してください。
その上で、月に一度は点検をして、消費期限や問題なく使えるのかをチェックしましょう。
持ち出しリュックは防災の基本となりますのでチェックしておきましょう。
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防災グッズ・持ち出しリュックセットに最低限用意しておくべき中身一覧リスト
では、非常用の持ち出しリュックに必要なアイテムを紹介していきます。
もし、足りないモノがあった場合には追加でそろえておくことをおすすめします。
いくつかのジャンルに分けて紹介し、最後にすべてのリストをまとめて書いておきます。
②食べ物
③照明・充電関係
④医療・衛生関係
⑤便利アイテム
⑥防寒・暑さ対策
⑦洋服
⑧貴重品
①水
避難所に行ったとしても、水が必ずもらえるとは限りません。
重たくなってしまいますが、持ち出しリュックに入れておくようにしましょう。
目安は次のとおり。
これは、あくまでも1人分となります。
人は1日に3リットルの水を必要とし、そのうち2リットルが飲み水や料理用として、1リットルが身体や食器を洗うなどして使用します。
もちろん自宅で避難生活をおくる場合には、備蓄に最低でも10日分くらいは用意しておくようにしておきたいですし、目安よりも多めに備えておくことをおすすめします。
つまり、備蓄では1人あたり、10日間で30リットルとなりますが、余裕を見て40リットルは用意しておきたいところです。
持ち出し用は、9リットルなので3日分ということになります。
家に戻れる状態であれば、水を補給しに行って帰ってくるという方法も有効となるので、備蓄ともセットで考えておきましょう。
②食べ物
食べ物は、水と同じく絶対に必要になってきます。
特に特別なモノが必要というわけではなく、避難所生活でストレスを感じないためにも普段の食事に近いものがおすすめです。
レトルト食品やアルファ化米、缶詰などが便利なので入れておくと良いでしょう。
せめて、1人1週間分を用意しておくようにします。
・缶詰(7食分ほど)
・パスタのレトルトのソース
・アルファ化米
・フリーズドライのみそ汁
・米(3合ほど)
・スープの素(調味料として使える)
・スパゲッティ
・おやつ(子供がいる場合は特に)
・塩アメ(熱中症対策)
・箸、フォーク、スプーン(コンビニを溜めておくのも有効)
・ラップ、アルミホイル
火を使う必要が出てくるので、備蓄としてカセットコンロとガスボンベ12本(できれば30本)くらいは用意しておくようにします。
アウトドアに慣れている人であれば、バーナーやクッカー(容器)、ボンベがあれば十分に調理できるので、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。
皿やクッカー(容器)を使用する際には、ラップを皿の上に巻いて、食事後ははがして捨てるだけにすれば水も節約できます。
③照明・充電関係
・ヘッドライト
・手回し式のラジオ
・ライター
・USBケーブル
・大容量の充電バッテリー
スマホは常に使用できる状態にしておきたいので、大容量の充電バッテリーやUSBケーブルは必需品です。
1回充電したら終わりだと心許ないので、せめて3回以上は充電できるようにしておきたいところです。
災害の情報はできるだけラジオを使うようにして、それも手回し式の充電のものを用意しておくようにしましょう。
④医療・衛生関係
避難生活で危険なのが衛生面についてです。
水洗トイレは基本的に使用できなくなるので、避難所には仮設トイレが置かれることになります。
しかし、すぐに仮設トイレが来るわけではないので、非常用トイレは必需品となります。
非常用トイレは売っているものでもいいですが、45リットルのゴミ袋を使用して簡易的につくれます。
被災時の手作りトイレについては↓の記事を参考にしてみてください。
ゴミ袋は、防寒にも役に立つので便利です。
また、ぬいぐるみやオモチャは、子供の精神を安定させるために非常に大切なアイテムです。
できるだけ、普段と同じ環境を与えてあげることで不安を和らげることにつながります。
・消毒液
・鎮痛剤
・うがい薬
・マウスウォッシュ
・ハッカ油(数滴入れた水で身体を拭くとサッパリします)
・救急セット
・ガーゼ
・包帯
・絆創膏
・サージカルテープ
・トイレットペーパー(芯をとってコンパクトにして袋に入れておく)
・生理用品
・使い捨てのショーツ
・シリコンのたためるカップ
・45リットルのゴミ袋×50枚(トイレ用にしたり防寒としても使えます)
・携帯用のゴミ袋
・非常用トイレ(1人1日5回×10日分ほど)
・おしりふき、ウェットティッシュ、体ふき
・ぬいぐるみ(オモチャ・ゲームなど)
⑤便利アイテム
ペットシーツは、吸水性に優れているのでトイレに利用できますし、お子さんがいる場合はオムツがなくなってしまったら代用することも可能となるので万能アイテムとなります。
新聞紙もトイレや防寒に役に立つので入れておくのをおすすめします。
・軍手
・タオル
・ペットシーツ×20枚ほど
・レジャーシート
・手ぬぐい
・エア枕、エアクッション
・新聞紙
⑥防寒・暑さ対策
防寒、暑さ対策というのは、実は非常に大事な要素となります。
災害、特に地震はどの季節に起こるか分からないので、夏でも冬でも対応できるようにしておくことが大切なのです。
限られた荷物の中に入れるには、コンパクトになるモノを選ぶようにしましょう。
・アルミ製のシート
・使い捨てカイロ
⑦洋服
洋服は最低3日分を用意して入れておくようにしましょう。
寒い場合は、レインウェアを着るなどすれば荷物は減らすことができます。
女性は、おりものシートなども忘れずに用意し、1日5枚を3日分の計15枚を入れておくようにしておきたいところです。
荷物を減らしたいといっても、あまりにも薄着でいると変な視線を向けてくる輩も出てきますので、露出は控えるようにしてください。
・トップス×3
・ズボン×2
・ブラトップ×3
・靴下×3
・ショーツ×1
・おりものシート×15
など
ゴミ袋や新聞紙、アルミ製のシートなども防寒として使えるので、万能なアイテムを入れるのがポイントです。
服は濡れないように、袋に入れてリュックに入れるようにしましょう。
⑧貴重品
現金がなくても数日間は避難所でも生活はできますが、お店が再開したときにはやはり現金が必要になってきます。
阪神淡路大震災の時には通帳や印鑑がなくなってしまっても、身分証明書を提示してお金を引き出せる特別処置置を行ないました。
しかし、証明するものがなければ手続きがややこしくなりますし、金融機関も大混乱となっているのですぐにはお金が手に入るとは限りません。
防犯の面からみて、持ち出しリュックに入れるべきではありませんが、貴重品はまとめてすぐに取り出しやすい場所に保管しておきたいところです。
・通帳
・キャッシュカード
・現金
・小銭
・身分証明書(免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど)
・身分証明書のコピー
お店が再開したときにおつりが足りない場合があるので、意外と小銭が役に立ちます。
公衆電話を利用する際にも活躍するので、実はお札よりも重要になってくるのです。
身分証のコピーを用意しておくと、手続きが必要になった時などトラブルを避けるためにも何かと便利になります。
持ち出しリュックの中身一覧まとめ
・1人2リットル×3本
・500ミリリットル×6本
・レトルト食品(カレー、ハヤシライス、シチューなど)
・缶詰(7食分ほど)
・パスタのレトルトのソース
・アルファ化米
・フリーズドライのみそ汁
・米(3合ほど)
・スープの素(調味料として使える)
・スパゲッティ
・おやつ(子供がいる場合は特に)
・塩アメ(熱中症対策)
・箸、フォーク、スプーン(コンビニを溜めておくのも有効)
・ラップ、アルミホイル
・LED懐中電灯
・ヘッドライト
・手回し式のラジオ
・ライター
・USBケーブル
・大容量の充電バッテリー
・マスク×1週間分
・消毒液
・鎮痛剤
・うがい薬
・マウスウォッシュ
・ハッカ油(数滴入れた水で身体を拭くとサッパリします)
・救急セット
・ガーゼ
・包帯
・絆創膏
・サージカルテープ
・トイレットペーパー(芯をとってコンパクトにして袋に入れておく)
・生理用品
・使い捨てのショーツ
・シリコンのたためるカップ
・45リットルのゴミ袋×50枚(トイレ用にしたり防寒としても使えます)
・携帯用のゴミ袋
・非常用トイレ(1人1日5回×10日分ほど)
・おしりふき、ウェットティッシュ、体ふき
・ぬいぐるみ(オモチャ・ゲームなど)
・油性ペン
・軍手
・タオル
・ペットシーツ×20枚ほど
・レジャーシート
・手ぬぐい
・エア枕、エアクッション
・新聞紙
・レインウェア上下
・アルミ製のシート
・使い捨てカイロ
・羽織るもの×1
・トップス×3
・ズボン×2
・ブラトップ×3
・靴下×3
・ショーツ×1
・おりものシート×15
など
・印鑑
・通帳
・キャッシュカード
・現金
・小銭
・身分証明書(免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど)
・身分証明書のコピー
防災リュックは、一つ一つのアイテムをしっかりと揃えて自分オリジナルとするのが重要です。
ただ、個々に集めているとさすがに時間と労力がかかってしまうので、ある程度揃っているベースに足りないものを追加していくのが効率的となります。
普段の持ち物・職場にも備えを
ここでは、避難時に持ち出すリュックの中身についてお伝えしてきましたが、これだけでは十分とは言えません。
・家での備蓄
・普段の持ち歩きバッグ
・職場での備え
この4つを充実させることがベストと言えます。
それぞれ何が足りていないのか、災害が起きる前にしっかりとチェックし準備しておきましょう。
持ち出しリュックをまだ備えていない方は、早めに用意しておくことをおすすめします。
まとめ
地震や台風・豪雨などの気象災害はいつ起きるか分からないため、事前に準備しておくことが重要です。
災害を身近に感じてからでないと、どうしても準備ができないものですが、それではすでに遅いということを理解しておいてください。
また、「備え」は準備するだけではなく、避難方法や経路の確認、家族との話し合いなども含まれますので、いざという時に対応できるように入念に行っておくようにしましょう。
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