【防災】地震が起きた時どうすればいい?場所・シチュエーション別の避難行動まとめ

【防災】地震が起きた時どうすればいい?場所・シチュエーション別の避難行動まとめ

もし、あなたや大切な家族が地震の被害にあってしまった時、正しい避難行動を実行することができるでしょうか?

 

・避難場所に逃げる
・とにかく高いところ逃げる
・頭を守る

 

など、基本的な行動となりますが、地震が起きた時にあなたがどこにいるのかは分かりませんよね。

 

家にいるかもしれないし会社かもしれない、買い物しているかも、電車に乗っているかもしれません。

 

被災した場合、72時間が命のタイムリミットと言われていますが、命の危機を少しでも減らすためには正しい行動を把握しておくことが大切なのです。

 

ここでは、以下の場所・シチュエーション別にそれぞれお伝えします。

・キッチン・リビング
・トイレ・お風呂
・寝室(就寝中)
・高層マンション・ビル
・屋外
・電車・バス
・屋内施設(映画館・飲食店・ホテルなど)
・買い物中
・地下街
・会社(オフィス)
・帰宅困難
・埋立地
・車の運転中
・登山中
・海沿い
・津波
・要配慮者と一緒
・瓦礫の下敷きになったら
・ペットの避難



防災・避難の基本

地震が起きた時、場所やシチュエーションに関係なく基本となる重要な3つの行動があります。

・頭を守る
・呼吸の確保
・体温の維持

 

人間は水を飲まなければ3日間で命に危険が及び、3週間何も食べなければ命を失ってしまうと言われています。

 

暑かったり寒かったりする環境では、その時間はさらに短くなり3時間が限度とも言われています。

 

少しでもそのような危険な状況にならないためにも、リスクを回避する行動を学んでおきましょう。

 

詳しくは↓の記事を参考にしてください。

 

場所・シチュエーション別の避難行動

地震が起きた際に、どんな場所で被災するかによって、適切な行動は変わってきます。

 

自宅での防災が完璧だからと安心していてはいけません。

 

ここでは、それぞれのシチュエーションごとにポイントを挙げていきます。

 

それぞれの項目ごとに、さらに詳しく解説している記事がありますので、もっと知りたいという方はチェックしてみてください。

キッチン、リビング

・机の下に避難
・冷蔵庫・棚が倒れないように備えておく
・ガスの火はすぐ消さなくても大丈夫!
・避難するときはブレーカーを落とす

 

トイレ、お風呂

・ドアを開けて避難経路を確保
・浴槽に水を溜めておく(子供に注意)
・震災後にトイレを使用するのはNG
・携帯トイレを備えておく

 

寝室(就寝中)

・布団や枕で頭を守る
・寝室のレイアウトに注意
・足元の怪我に注意
・防災グッズを準備

 

高層マンション・ビル

・安全な場所で揺れが収まるまで待つ
・エレベーターではなく階段を使う
・避難の際はブレーカーを落とす
・1981年以前の建物には注意

 

屋外

・落下・倒壊物に注意して広い場所に逃げる
・頭を守る
・危険要素を把握しておく
・丈夫な建物に逃げる

 

電車、バス

・ドミノ倒しにならないために
・勝手に線路に出ない
・駅のホームでの危険
・閉じ込められたら換気
・地下鉄は先頭と最後尾の車両へ移動

 

屋内施設(映画館・飲食店・ホテルなど)

・落下物から離れて頭を守る
・映画館で地震が発生したら?
・飲食店で地震が発生したら?
・ホテルで地震が発生したら?

 

買い物中

・カゴを被って頭を守ろう
・古い商店街に注意
・避難は冷静に
・ベビーカーの守り方

 



地下街

・地下街は頑丈
・停電・ガス漏れ・火災
・パニックが一番怖い
・駐車場のスロープは危険

 

会社(オフィス)

・書類・オフィス機器から身を守る
・給湯室で地震が起きたら
・日頃からロッカーに備えておく
・防災センターの指示で避難

 

帰宅困難

・「むやみに行動しない」が新しい常識
・徒歩での帰宅ルートを作成しておく
・防災グッズを備えておく
・簡単に寒さを防ぐ方法
・家族の安否を確認する方法

 

埋立地

・液状化現象に注意
・液状化現象になりやすい場所を知っておこう
・液状化の対策
・液状化による保険

 

液状化現象では様々な被害が起こります。

・地盤沈下による建物の傾き
・局部的な陥没
・建物の基礎、壁、梁などが変形、ひび割れ
・建物のズレ、移動
・地面に段差ができる
・上下水道の配管の変形
・マンホールの隆起
・道路のつなぎ目の段差

 

車の運転中

・急ブレーキはNG・ゆっくり左側に寄せて停車
・車の危険ポイント
・トンネルにいたら
・車中泊の注意

 

登山中

・斜面・崖から離れ平地へ移動
・前兆を見逃さない
・土石流に生き埋めになったら
・車で走っていた場合

 

海沿い

・津波を警戒して真っ先に高台へ避難
・津波の標識
・海沿いを運転中の場合

 

津波

・津波警報のレベルととるべき行動
・高台に逃げる
・津波てんでんこ

 

要配慮者と一緒

・高齢者、障がい者
・妊婦、乳幼児
・子供

 

瓦礫の下敷きになったら

・体力消耗せずに助けを呼ぶ
・クラッシュシンドロームに注意
・埋もれている人を発見したら
・落下物に注意

 

ペットの避難

・ペットと一緒に避難できるのか
・ペットはトラブルをもたらす
・災害時にペットはどうすればいいのか

 

防災の備えはしっかりとしておきましょう

地震に限らず台風や豪雨などの気象災害も、どのタイミングで起きるか分かりません。

 

そのために重要なのが、事前に準備しておくことになります。

 

非常用の持ち出しリュックや家での備蓄はしっかりと用意しておく必要があります。

 

災害を身近に感じてからでないと、どうしても準備ができないものですが、それではすでに遅いということを理解しておいてください。

 

また、「備え」は準備するだけではなく、避難方法や経路の確認、家族との話し合いなども含まれますので、いざという時に対応できるように入念に行っておくようにしましょう。

 

また、持ち出しリュックってどれが良いのか分からない場合は、以下のメーカーなどを参考にするといいと思います。

 

ちなみに、筆者は一番上の「3WAY」と2番目のドアにくっつける「OTE」の2段構えで備えています。

 

3WAY 防災バッグ【ミヤビワークス】
→「持つ・背負う・転がす」3つのスタイル・防水仕様
オリジナル防災バッグ OTE(On The Exit)【ミヤビワークス】
→玄関のドアにくっつける新しい収納方法を実現
防災・避難35点セット【セーフティプラス】
→26種類35点の定番セット・女性や高齢者でも持ち運びやすい設計
SHELTERシリーズ【LA・PITA】
→国内最大級の防災グッズメーカー防災リュック・Amazonや楽天では常に上位の人気商品
防災士厳選の防災グッズ43点セット【ディフェンドフューチャー】
→防災士が被災者の声を元に形にした防災用品ブランドの人気商品

 

防災リュックは買って満足ではなく、足りないものや自分にはなくてはならないもの(常備薬、コンタクトレンズなど)を追加するようにしてください。

 

そのためには、容量が大きく余裕があるものを選ぶのもポイントとなります。

持ち出しリュック・備蓄だけではダメ

持ち出しリュックの中身を充実させ、家にも備蓄はバッチリ!

 

と思われるかもしれませんが、それだけではまだ不十分です。

 

職場にも備えるようにして、普段の持ち歩き用のバッグにも防災グッズを忍ばせておくのがポイントです。

 

必要なアイテムについては、以下の記事でそれぞれリスト化しているので参考にしてみてください。

 

非常用持ち出しリュック

備蓄

職場用

普段の持ち歩き

まとめ

地震が起きた際には、とっさに正しい行動が取れなければ命の危機に直結してしまうため、必ず把握しておくようにしてください。

 

持ち出しリュックや備蓄を充実させて、いつかやってくる災害に備えておくことが大切です。

 

リストを確認しながら何が必要なのかを考え、避難行動についても家族と話し合っておくようにしましょう。

 

また、地震だけでなく、水害や火災などの避難行動についても理解し、避難所での生活においてもしっかりと把握しておくことも重要になります。

 



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