大地震の前兆として取り上げられることもある「トカラの法則」というのをご存じでしょうか?
鹿児島県の南に位置するトカラ列島付近で地震が連続して観測されると、大きな地震が発生する可能性があるというものです。
過去にも大地震の前には、トカラ付近で地震が発生しているんです。
もし、トカラ列島付近で群発地震が観測されたら、いつ起きても不思議ではないとされている「首都直下地震」や「南海トラフ巨大地震」に注意しておきたいところです。
トカラの法則・トカラ列島付近で地震が起きるのは大地震の前兆か
トカラ列島で群発地震が発生したら、数日後に大地震がおきるかもしれない。
そんな説が、過去の実例とともに噂されるようになってきているんです。
過去の事例を挙げてみると・・・。
・東日本大震災(2011年)
・熊本地震(2016年)
鳥取西部地震
2000年10月6日に起きた鳥取西部地震の直前に、トカラ列島付近で34回の群発地震が発生。
東日本大震災
2011年3月11日の東日本大震災の直前には、トカラ列島付近で23回の群発地震が発生。
熊本地震
2016年4月14日、16日の熊本地震の前には、トカラ列島付近で8回の群発地震が発生。
もし、トカラ列島付近で小さな地震が連続して起きたら、大地震に注意した方がいいかもしれません。
ただ、鳥取、東北、熊本では、地震の発生メカニズムが異なるため、関連しているのかどうかは怪しいところでしょうね。
とはいえ、トカラ列島付近には、南海トラフとつながる南西諸島海溝があるため、巨大地震を引き起こす可能性は0ではないかもしれないんですよね。
出典:気象庁 https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/jishin/about_eq.html
いずれにしても、トカラ列島での群発地震には注意しておきたいところです。
トカラ列島の概要
トカラ列島は、南西諸島のうち鹿児島県側の薩南諸島に属する島々の総称です。
行政としての区域は、鹿児島県鹿児島郡十島村。
具体的には以下の島がトカラ列島に属します。
・口之島
・中之島
・臥蛇島
・小臥蛇島
・平島
・諏訪之瀬島
・悪石島
・小島
・小宝島
・宝島
・上ノ根島
・横当島
首都直下地震・南海トラフ巨大地震に注意!
トカラ列島に関する「トカラの法則」の真意はともかく、政府は「首都直下地震」「南海トラフ巨大地震」が近い将来に起きると予測しています。
今後30年以内に、マグニチュード7クラスの首都直下地震が起きる可能性は70パーセント。
犠牲者数は最大で2万3,000人。
南海トラフ巨大地震は、30年以内にマグニチュード8レベルの地震が70~80パーセントの確立で起こるとしています。
犠牲者数は、なんと23万1,000人という大規模な被害となっているんです。
それでなくても、日本ではいつどこでどんな規模の地震が起きるか分かりません。
地震は発生してからどうするかを考えていては逃げ遅れてしまう可能性があります。
実際に起きる起きないに関係なく、事前に心構えを含めた備えをしておくことが大切となります。
防災グッズ、避難場所の確認、家族との話し合いなど、しっかり確認しておきましょう。
まとめ
トカラの法則は、大地震の前にトカラ列島付近で群発地震が発生しているというもので、前兆なのではないかという説になります。
鳥取地震、東日本大震災、熊本地震など、甚大な被害をもたらした大地震の直前にも見られたということで完全に否定できるものでもないでしょう。
もちろん偶然の可能性もありますが、巨大地震に警戒しておくことに越したことはありませんね。
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