会社で働いている人は、そのほとんどが月~金という長い時間同じ場所で過ごしています。
そのため、大きな地震が起きた時にもオフィスで被災する可能性も高く、身を守る術をきちんと理解しておく必要があります。
まずは、「自分の命を守る」ことを最優先とし、そのためにはどのような行動を取れば良いのか。
会社にはオフィス機器や書類など、怪我に繋がるモノがたくさんあるので注意する必要があるのです。
防災・会社(オフィス)で地震が発生した時の行動
会社・オフィスで地震に遭遇した場合、命を守るための正しい行動をする必要があります。
もちろんオフィスだけではなく、家でも外出先でもどこにいても「頭(特に延髄)を守る」ようにしてください。
机やテーブルがある場合は、下に潜り脚をしっかりとつかんで身体が外に出ないようにします。
潜る場所がない場合は手持ちのバッグやクッション、それもなければ雑誌など、身近にあるモノを利用しましょう。
揺れが収まるまで動かないようにし、収まってから避難を開始します。
ここでは、オフィスにおける防災ついて以下のポイントについてお伝えします。
・給湯室で地震が起きたら
・日頃からロッカーに備えておく
・防災センターの指示で避難
書類・オフィス機器から身を守る
オフィスには、書類はもちろんのこと、コピー機やパソコンなど様々なオフィス機器があります。
机に身を隠し、揺れが収まるまでじっと待つようにしてください。
いざという時のために、机の下には荷物を置かないようにしておくことも「備え」となるので心がけておきたい。
天井から照明などが落下してくることも想定しながら棚の転倒などにも十分に注意し、速やかに離れるようにしましょう。
机がない場合は、書類でもパイプイスでも何でもいいので、頭をとにかく守ります。
窓ガラスの近くにいた場合は、割れて危険なので離れることも忘れずに。
何もない廊下で揺れが収まるのを待つのも有効な手です。
給湯室で地震が起きたら
お湯を沸かしている時など、給湯室にいた場合は、熱湯や食器、ガラスに注意。
熱湯をかぶらない位置でしゃがむなど、とっさの対応が求められます。
日頃から、もしここで地震が起きたらどう行動するのかを、シミュレーションしておくことを習慣づけておくようにしましょう。
ガスを使用していた場合、強い揺れを感知すると止まるようになっています。
揺れが収まったらガスの元栓を閉め、コンロのスイッチもOFFに戻しておきましょう。
日頃からロッカーに備えておく
会社で働いている時には、革靴やヒールという人が多いかと思いますが、避難する際に歩きづらいという欠点があります。
高層ビルで働いている場合は、非常階段で地上に降りなくてはいけなくなります。
エレベーターは停止してしまうので、20階だろうが30階だろうが基本は歩いて下ります。
特にヒールなんかは、階段を踏み外してしまうなんてこともあるのでスニーカーをロッカーに用意しておくと良いでしょう。
・動きやすい服
・リュック
・ラジオ
・コンパス
停電時や公共の乗り物が止まってしまった場合など、あらゆるケースを想定して、自分には何が必要なのか考えておくようにしておきたい。
これがあったら便利、役に立つというモノを「備え」としてロッカーに置いておくようにしましょう。
防災センターの指示で避難
会社では、防災センターの指示で避難や待機を行うことになります。
長い時間待機するとなれば、なかなか帰宅することはできなくなることが予想されます。
過去の災害でも「帰宅難民」が問題となり、緊急車両の妨げになるケースも出てしまいます。
歩いて帰ることになったとしても慌てて帰宅しないことが求められます。
家族との連絡もきになるところですが、携帯もつながりにくく充電もなくなってしまいそう・・・。
そんな時には「災害用伝言サービス」を利用できるよに、事前に家族と話し合っておきましょう。
共通のSNSを利用するのも有効です。
いつ帰宅できるか分からないため、オフィスには必要なモノを備えておくことをおすすめします。
先ほどリストとして書いたロッカーの「備え」の他にも、歩いて帰宅する時のために用意しておきたい。
・携帯食品
・懐中電灯
・地図
・マスク
・タオル
・緊急連絡カードやメモ
・携帯トイレ
まとめ
会社で地震に遭った場合にかかわらず、何より頭を保護し命を守ることを一番に考えて行動してください。
揺れが収まったら、会社の判断で帰宅するタイミングが伝えられますが、歩いて帰る際にもロッカーに「備え」をしておくことが大切です。
待機する時間がながくなり長期戦となることも想定して、何が必要になるのか前もって考えておきましょう。
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