もし、屋外にいる時に大地震に遭ってしまった場合、あなたは正しい行動を取ることができますか?
強い揺れを感じると、人は誰でも冷静にいることは難しくなります。
しかし、正しい行動というのは命を守るためには大切なことであり、それを知っておくことで冷静に対処することが可能となります。
屋内の場合は家具や建物の下敷きにならないように気をつけなければいけませんが、屋外でも危険な場所はたくさんあるので理解していざという時のために備えておきましょう。
防災・屋外で地震が発生した時の行動
屋外は、広いスペースがあるから安全だと思いがちですが、行動を間違えてしまうと危険は至るところに潜んでいます。
屋内のように、近くにモノがないから安全というわけではなく、身を守る術も限られてきます。
また、他の人も多くいるので、つられて間違った行動をしてしまうことも考えられます。
そうならないためにも、正しい行動を理解しておき、避難する際には率先的に示してお手本となるようにしてほしいところです。
ここでは、以下の点に関してお伝えしていきます。
・頭を守る
・危険要素を把握しておく
・丈夫な建物に逃げる
落下・倒壊物に注意して広い場所に逃げる
屋外にいる時に大きな地震に見舞われた時は、広いスペースに避難するようにします。
ビルの窓が割れて落下してきたり、看板が落ちてきたりと実は危険が多いんですよね。
とはいえ、近くにグラウンドや公園などがない場合もあるので、とにかく建物の近くから逃げるようにしましょう。
道路が近い場合は、ハンドルを取られた車が遅いかかかってくる可能性もあるので、車道側にも注意しておきます。
車が通っていない小さめの道路のそばにいた場合は、道路の中央に避難するのも1つの手。
命がかかっている有事の際には、日常の常識にとらわれていては助からないこともあるのです。
常に、今地震が起きたらどこに逃げれば安全かをシミュレーションしておくことが大切です。
頭を守る
地震が起きた際には、どこにいてもまず頭を守ることを最優先してください。
その上で、危険な場所から離れ、安全な場所で揺れが収まるのを待ちます。
外出している時には、持ち物が限られていますが、バッグなどで頭部を保護します。
そのため、外出する際には手ぶらではなくバッグを持つように心がけておきましょう。
バッグがない場合は、頭(特に首の裏の延髄)を両手で覆うようにして守ります。
正座の格好で両腕を上げ首の裏に手のひらを重ねて保護、そのまま前にかがんで頭をできるだけ膝に近づけて小さく丸まります。
その際に、動脈がある手の平を表にしないことも重要となります。
恐怖が上回ってしまうと、目を瞑ってしゃがみ込んでいるだけとなりがちですが、これは最もやってはいけない行動です。
自分の身にどんな危険が迫っているのか、しっかりと確認して把握しながら少しでも安全な場所に逃げるようにしたい。
危険要素を把握しておく
街中にはたくさんの危険な要素があるので、確認しておきましょう。
・看板、ネオン、照明の落下
・古い建物の倒壊
・自動販売機の転倒
・ブロック塀の崩壊
・金網フェンスの倒壊
・電信柱の倒壊(電線に触ると感電する)
・ハンドルを取られた車
・信号機や標識の倒壊
・街路樹の倒壊
・瓦屋根の落下
・灯籠、狛犬、石像、鳥居、社殿などの倒壊
・工事現場のクレーン車など
・地面の亀裂
・マンホール
古いビルの上の方の階にいた場合は、中間階の柱が潰れる可能性があるので、揺れが収まったら速やかに階段で外に出るようにしましょう。
道が狭い繁華街や住宅街にいる場合は、遠くにある大通りを目指さず、頭を守りながら地面に身を伏せて揺れが収まるの待ちます。
近くに止まっている車がある場合は、その横で低い姿勢をとり、倒れてくる危険を車に支えてもらうのも有効です。
どこが危険なのかというのを、普段から辺りを見回し予測するクセを習慣づけておきましょう。
丈夫な建物に逃げる
屋外でいる時には、一時的に丈夫な建物に逃げるというのも1つの手です。
例えば、ガソリンスタンドは危険なイメージですが、危険物を取り扱っているだけに頑丈に作られているので安全と言われています。
本来は、広くて安全な避難場所に逃げるのがベストですが、近くにない場合は耐震に優れた鉄筋コンクリートのビルに逃げ込むのもありです。
ただし、古い建物の場合は、それ自体が倒壊する恐れがあるので注意。
まとめ
大きな地震が起きた時に屋外にいた場合は、危険が予想される場所から危険のない広い場所に速やかに逃げるようにします。
屋内でも屋外でも、どこにいてもあまずは頭を守るのを最優先にし、その場でできる「命を守る」ための行動を取る必要があります。
恐怖や驚きで呆然としたりパニックになったりしないように、日頃から危険な場所の把握を心がけ、いざという時のために備える習慣をつけておきましょう。
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