イタリアやスペインを中心に、新型コロナウイルスの被害が拡大し続けているヨーロッパ。
そんな中、WHO(世界保健期間)事務局長上級顧問の渋谷健司氏が気になる発言をしています。
なんと、ヨーロッパではまだ感染拡大のピークではなく、3月末から1~2ヶ月先になるというのです。
日本での感染爆発もいつ起こるか分からないとして、ヨーロッパと同様に「外出規制」を検討するべきだと警鐘を鳴らしています。
ヨーロッパの新型コロナウイルス感染ピークは1~2ヶ月先?
渋谷健司氏は、イギリスでは5~6月がピークになると予測を立てています。
その上で、今後1~2ヶ月で、社会的な隔離がゆるくなると再び感染拡大が戻ってくると話しています。
パンデミックが収まるには、人口の60~80パーセントが免疫を持つまで続くだろうとし、終息まで数年かかると予想。
一方で、イタリアでは高等衛生研究所(ISS)が3月31日に「ピークに達した」と発言し、感染者数が今後は減っていくだろうと述べています。
少し減ってきたところで、急いで規制をゆるめれば上記の渋谷氏の予測とおりとないかねないだけに慎重に検討してほしいところ。
「営業停止」や「外出不可」という強い権限を持たない日本では、「自粛要請」が精一杯であり、はたして日本ではどうなっていってしまうのか・・・。
日本でもし数ヶ月続いたら
ヨーロッパではマスクをしない、頬をくっつけてあいさつする、食事前にあまり手を洗わないなど、日本との文化の違いがニュースにも取り上げられています。
これらに関しては日本ではあまりない文化なのでヨーロッパの感染爆発と比べることはできませんよね。
しかし、日本でも終息のメドが立たないことからも、まだ一気に増えてしまう可能性も否定できません。
渋谷氏の言うように、ヨーロッパで1~2ヶ月後にピークを迎えることになるのであれば、日本もまだピークを迎えていないということもありえますよね。
もし、それ以上に長く続いたとして、夏を迎えてしまったらどうなってしまうのでしょうか。
7~8月には猛暑や豪雨が続き、外出しない人は節約のためにエアコンを使わなくなってしまう可能性があり、そうなれば熱中症の恐れがあります。
さらに9月~10月にまでいってしまうと、台風による災害とのダブルパンチが怖すぎます。
被災して家で生活ができなくなれば避難所で大勢が生活することとなり、一気に感染拡大になる可能性が高いでしょう。
ワイドショーなどでは、外出しないことで経済がヤバイという話をよくしていますが、もし今、地震が起きたらどうなってしまうのかという話題にも触れてほしいものです。
避難所ではどう対処するの?
地震や気象災害などで、避難所生活を強いられてしまったらどうすればいのでしょうか。
↑の記事でも触れているのですが、ある自治体ではインフルエンザの場合と同じ対応をすることになるとしています。
早めに発見し、別の部屋に移ってもらい対応するとのことなのですが、症状が出ないまま高齢の方に感染してしまっていたらあまり意味ない気もします。
国や自治体は、感染を食い止めることを優先的に行っていますが、もし災害が起きてしまった時のガイドラインを早く作っておいてほしいんですよね。
新型コロナウイルスは未知のウイルスだったこともあり、対応が後手後手になってしまうのは多少仕方のないことかと思いますが、これでは東日本大震災の時と変わってないのでは!?
「想定外」では済まされないということを教訓にしたはずなのに・・・。
1つの問題が起きたら解決策を出し、さらに出たら解決策を・・・もう、2歩も3歩も先を見据えて最悪の事態に備えて対策を話しあってもらいたいものです。
日本は、地震大国だということを忘れていませんか?
まとめ
ヨーロッパでは、イタリアなどは新型コロナウイルスの感染拡大はピークに達したとし、今後は減っていくとの見解を示しています。
一方で、WHOの渋谷健司氏は、ヨーロッパのピークは今後1~2ヶ月後だとし、イギリスでは5~6月頃がピークになると予想しています。
今となっては世界中どこでも同じですが、「今、大地震が起きたら」どういった対応をとるべきなのか明確な道筋を示してほしいものです。
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