【南海トラフ巨大地震】ゆっくり滑り(スロースリップ)を観測!気象庁の「異常なし」から数日で覆される

【南海トラフ巨大地震】ゆっくり滑り(スロースリップ)を観測!気象庁の「異常なし」から数日で覆される

今後、30年の間に70~80パーセントの確立で起こるとされている「南海トラフ巨大地震」

 

地震を引き起こす原因の一つとされる、プレートの境界でゆっくりと滑る現象「スロースリップ」が7地点で観測されました。

 

2020年1月15日(水)に、海上保安庁の石川直史火山調査官と東京大学の横田裕輔師がアメリカの科学誌であるサイエンス・アドバンシーズに発表。

 

しかし、1月10日(金)に気象庁は、危険な変化は観測していないと発表していましたが数日で覆される形となりました。

 



南海トラフのプレートから「ゆっくり滑り」観測!


出典:Peka – Image:Topographic30deg_N30E120.png, Headquarters for Earthquake Research Promotion homepage, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

ゆっくり滑り(スロースリップ)」が観測されたのは、紀伊半島沖から四国沖の南海トラフ。

 

浅い部分では海面からの深さ約10キロメートルでの確認となりました。

 

スロースリップはGPSでの観測が難しいため、調べたい場所の上に海底局を設置し、船を使って音波で計測します。

 

南海トラフ巨大地震は、東海~九州まで伸びているため非常に大きな規模となってしまいます。

南海トラフでは、海側のプレートが潜り込み続けているのですが、プレートの境界ではズレずに留まっている部分と滑っていっている部分があるといいます。

 

急に滑り出せば、大地震や津波が引き起こされるという危険なものなんですよね。

 

今回の調査で観測された7ヶ所の「ゆっくり滑り」は、ズレずに留まっている固着領域と呼ばれる周辺で起き、5~8センチメートルズレたとのことです。

 

ゆっくり滑りが起きればいつ急に滑り出すか分からないため、危険な状況は変わらず続いていくことになるのです。

気象庁の異常なし発表から数日で観測

気象庁は1月10日(金)に「南海トラフ地震関連解説情報」というものを発表しました。

 

いつ起きてもおかしくない状況にある南海トラフ巨大地震だけあって、これらの情報には注目が集まります。

 

発表された内容によれば、平常時に比べて地震が発生する可能性が高まったと考えられる特段の変化は観測されていないとのこと。

 

南海トラフ巨大地震は、マグニチュード8~9クラスというとんでもない規模が予想されています。

 

1944年12月7日に起きた昭和東海地震、1946年12月21日に起こった昭和南海地震から70年以上経っていることもあり、可能性は年々高まってきているのです。

 

気象庁では以下のことについて発表しています。

①地震の観測状況
②地殻変動の観測状況
③地殻活動の評価

①地震の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
南海トラフ周辺では、特に目立った地震活動はありませんでした。
(ゆっくりすべりに関係する現象)
プレート境界付近を震源とする深部低周波地震(微動)のうち、主なものは以下のとおりです。
(1)東海:12月17日から25日
(2)四国東部から中部:12月27日から継続中

②地殻変動の観測状況
(ゆっくりすべりに関係する現象)
上記(1)、(2)の深部低周波地震(微動)とほぼ同期して、周辺に設置されている複数のひずみ計でわずかな地殻変動を観測しました。また、周辺の傾斜データでも、わずかな変化が見られています。
2018年秋頃から四国西部のGNSS観測及びひずみ観測で観測されている、それまでの傾向とは異なる地殻変動は、2019年6月頃から停滞しているように見えます。
(長期的な地殻変動)
GNSS観測等によると、御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では長期的な沈降傾向が継続しています。

③地殻活動の評価
(ゆっくりすべりに関係する現象)
上記(1)、(2)の深部低周波地震(微動)と地殻変動は、想定震源域のプレート境界深部において発生した短期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。
2018年秋頃からの四国西部の地殻変動は、豊後水道周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。この長期的ゆっくりすべりは、2019年6月頃から停滞しているように見えます。
これらの深部低周波地震(微動)、短期的ゆっくりすべり、及び長期的ゆっくりすべりは、それぞれ、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。
(長期的な地殻変動)
御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺で見られる長期的な沈降傾向はフィリピン海プレートの沈み込みに伴うもので、その傾向に大きな変化はありません。

出典:気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nteq/index.html



南海トラフ巨大地震

南海トラフは、静岡の付近から九州というかなりの広範囲にわたって震源域になっています。

 

東海・東南海エリアと南海エリアで別々に起きる場合もありますが、連動して起こると東日本大震災をも上回る被害をもたらすと予想されているのです。

 

南海トラフにおける地震は、90年~150年の間隔で起きるとされ、前回から75年ほど経っているために危険度は年々増してきています。

国が予想している発生確率
2013年:30年以内に60~70%程度
2018年:30年以内に70~80%程度

 

マグニチュードは8~9クラスで、東日本大震災のM9.0に匹敵する規模となることが予想されています。

 

東日本大震災に対して「西日本大震災」と称されたり、「スーパー南海地震」と呼ばれることも。

南海トラフ地震の歴史
684年:白鳳地震(M8 1/4)
887年:仁和地震(M8.0~8.5)
1096年:永長地震(M8.0~8.5)
1099年:康和地震(M8.0~8.3)
1361年:正平(康安)地震(M8 1/4~8.5)
1498年:明応地震(M8.2~8.4)
1605年:慶長地震(M7.9)
1707年:宝永地震(M8.6)
1854年:安政東海地震(M8.4)
1854年:安政南海地震(M8.4)
1944年:昭和東南海地震(M7.9)
1946年:昭和南海地震(M8.0)

 

首都直下地震も30年以内に70パーセントの確立で起きるとされているので、同じ時期に起きたらどうなってしまうのか・・・。

 

もちろん南海トラフ巨大地震も東京に影響がありますし、国が機能を果たすことができないのではないか。

 

大規模な地震が2つも30年以内に起こるとなると、もうどこも安全という場所はないということでしょうかね。

まとめ

南海トラフ地震につながる可能性のある、プレートの「ゆっくり滑り(スロースリップ)」が検出されています。

 

一気に滑り落ちれば大地震につながるので、今後の動きにも注目しておきたいところです。

 

いつ来るかは分かりませんが、家族で話し合ったり防災グッズを準備したり、そろそろ真剣に考えて備えをしっかりと行っておきましょう。

 

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