大地震や水害などの自然災害はいつどこで起きるか予想が付きません。
もしも災害が起きてしまった場合、あなたの家族がバラバラになってしまったらどうしますか?
なかなか会えなかったり、安否確認ができなかったりと、心配事が増えてしまいますよね。
そんな時のために、事前に家族と話し合って連絡方法や集合場所を決めておくことが望まれているんです。
災害時のために家族と連絡方法・集合場所を決めておこう!
家族の安否が分からなければ、いつまでも不安が残ってしまいます。
もしも、大地震が日中に起これば会社や家、学校など家族はバラバラのまま被災することになります。
そんな時のために、前もって家族で連絡方法や集合場所について話し合っておきましょう。
携帯電話が通じなくなる可能性も高く、連絡することさえできなくなるかもしれません。
近くの避難所に逃げていればまだいいですが、会いにいっても別の避難所であればなかなか会えません。
勤務先が遠くにあるのであれば、会うまでに数日ということも考えられるのです。
連絡方法・安否確認として活用できる災害用伝言ダイヤル
安否を確認したり、今どこにいるのかを伝えたりするのに便利なのが災害用伝言ダイヤル「117」です。
先ほども話したとおり、携帯電話は一時的に不通になるでしょう。
伝言ダイヤルはNTTが提供しているサービスで、録音や再生ができるものとなっています。
2016年3月までは固定電話と一部のIP電話でしか利用できませんでしたが、携帯電話、IP電話、PHS、も使用可能に。
また、電話は繋がらなくてもネット環境があるという場合は、災害用伝言板「Web171」も利用できます。
通常の171で録音されたものも効くことができるので覚えておきましょう。
・1回の伝言で30秒まで
・伝言件数は20件まで(利用者が多ければさらなる制限の可能性あり)
・伝言保存はサービス運用終了まで
・NTT東日本、NTT西日本の電話の場合、伝言の録音・再生・通話料は無料(他の会社のものはそれぞれ要確認)
とはいえ、総容量は800万件となっているので、首都直下地震などの規模になった際にはパンクする可能性は否定できません。
NTT東日本「災害伝言ダイヤル(171)」ホームページはこちら
災害用伝言板(Web171)
また、固定電話以外でも使える「災害用伝言板(Web171)」は、地震が起きてから30分後にサービスが開始するようになっているので、確認したい相手のメールアドレスを登録しておきましょう。
災害用伝言板に伝言を登録した際に、設定したメールアドレスに伝言内容をメールもしくは電話音声で通知してくれます。
・1伝言あたり100文字以下
・伝言蓄積数 最大20件(以降は古い伝言から消されていく)
・伝言保存は最大6ヵ月
NTT東日本「災害用伝言板(Web171)」ホームページはこちら
また、連絡を取りたい相手と同じSNSに登録しておくことで連絡できますよね。
LINEなどでは、通話も簡単にできますがネット環境があるかないかで変わってきてしまうのが惜しい。
他に、NTTドコモ、au、ソフトバンクなどでも、災害用伝言板のアプリを用意しているので、チェックしておくと良いかもしれません。
伝言ダイヤル「117」の使い方
災害用伝言ダイヤル「171」にかけると、音声案内で「録音」か「再生」の選択を聞かれます。
音声案内
「こちらは災害用伝言ダイヤルセンタです。録音される方は1(いち)、再生される方は2(に)、暗証番号を利用する録音は3(さん)、暗証番号を利用する再生は4(よん)をダイヤルして下さい。」
と流れてきますので、「1」か「2」を押して進みます。
以降、音声案内の通りに進めれば簡単に録音・再生することができます。
どんな流れなのか、理解しておくだけでもいざという時に慌てずに利用できるかと思いますよ。
詳しくはNTTホームページより確認してみてください。
災害用伝言ダイヤル(171)伝言の録音方法はこちら
災害用伝言ダイヤル(171)伝言の再生方法はこちら
まとめ
災害が起きた際に、家族が別々になることを想定して事前に連絡方法や集合場所を確認し合っておくようにしましょう。
携帯電話が繋がりにくくなると思われるので、災害伝言ダイヤルを活用すると良いでしょう。
また、家族で共通のSNSに登録しておくと、ネット環境があればやり取りできるの有効ですよ。
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