「首都直下地震」「南海トラフ巨大地震」など、今後起こる可能性が高い大地震がテレビやネットで注目されています。
いずれも発生する確率は、「30年以内」というくくりとなってるために何年後に起きるか分かりません。
そこで大切になってくるのが事前の備えですが、しっかりと準備できているでしょうか?
全国どこでも安全が保証されている場所はありませんが、実は千葉市が「震度6弱以上」の地震に関していえば、全国で1番注意しておきたい地域となっているんですって!
千葉市が85%で全国1位の危険度!30年以内に震度6弱以上の地震発生
政府の地震調査委員会は「首都直下地震」や「南海トラフ巨大地震」について発生確率(次の見出しで紹介)を示しています。
テレビやネットなどでは、幾度となく危険性を訴えていますが、もちろんその他の地域が安全という訳ではないので注意したいところです。
「メディアで取り上げられていないから安心だ!」「危険な情報がないのに地震が起きたじゃないか!」という考え方では、いざという時に自分の命を守ることは難しいと思われます。
そこで、政府が示している「震度6弱」の地震が発生する可能性の高い地域について紹介しておきます。
②横浜市:82%
③水戸市:81%
とはいえ、関東3県の都市が上位にランクインしているのですが・・・。
30年以内における震度6弱以上の地震の発生確率 |
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エリア | 地点 | 発生確率(%) |
北海道 | 浦河町・日高 | 70 |
釧路市・釧路 | 67 | |
根室市・根室 | 78 | |
関東甲信 | 水戸市 | 81 |
さいたま市 | 55 | |
千葉市 | 85 | |
東京都庁 | 48 | |
横浜市 | 82 | |
甲府市 | 50 | |
東海 | 静岡市 | 70 |
名古屋市 | 46 | |
津市 | 64 | |
近畿 | 大阪市 | 55 |
神戸市 | 44 | |
奈良市 | 61 | |
和歌山市 | 58 | |
中国・四国 | 岡山市 | 42 |
松山市 | 45 | |
高松市 | 63 | |
徳島市 | 73 | |
高知市 | 75 | |
九州・沖縄 | 大分市 | 54 |
宮崎市 | 44 | |
那覇市 | 20 |
出典:「そのときどうする?」日本防災士機構理事・甘中繁雄監修/大和書房
「全国地震動予測地図2018年版」より作成
ちなみに、有名どころの施設におけるピンポイントの予測は次の通りとなっています。
・東京ディズニーランド:82.5%
・スカイツリー:81.3%
首都直下地震・南海トラフ巨大地震の発生確率
関東近辺で地震発生の確率が高いのは首都直下地震との関連性が高いためでもあり、東海~九州にかけては南海トラフ巨大地震と関連しているのは明らかです。
ここで、改めて首都直下地震と南海トラフ巨大地震の発生確率を見てみましょう。
マグニチュード:7クラス
最大震度:7
発生確率:70パーセント
犠牲者:2万3,000人
マグニチュード:8~9
発生確率:70~80パーセント
犠牲者:23万1,000人
どちらも非常に強い地震が高い確率で起こると予想されています。
特に南海トラフ巨大地震は、東海~九州まで広範囲にわたって大きな被害を受ける可能性があり、大きな津波も予想されているんです。
関東の場合は、どちらの地震も受ける可能性があるので、ダブルパンチということも絶対にないとは言い切れません。
ここに含まれない地域は安心なんじゃないか!?と思うかもしれませんが、そんなことはないんですよね。
次の見出しでは地震の可能性があるといわれている地域についてお伝えします。
危険と言われている地震の発生場所
あまり報道されていませんが、首都直下地震や南海トラフ巨大地震と同じくらいに規模の大きな地震となる可能性がある場所を把握してほしいんですよね。
それが北海道の東に位置する千島列島付近に影響を与えるとされる「千島海溝巨大地震」です。
出典:Peka – Image:Topographic30deg_N30E120.png, Image:Topographic30deg_N30E150.png, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
千島海溝巨大地震は、千島海溝付近で起こるとされ、地震調査委員会では2017年12月に発生確率を打ち出しています。
千島海溝を「十勝沖」「根室沖」「色丹島沖及び択捉島沖」の3つに分けて示しています。
それぞれの詳細は↓で紹介しているので参考にしてください。
今後30年におけるマグニチュード8.8規模以上の超巨大地震の発生確率は、3つのエリアで共通して7~40パーセントとなっているんです。
低いと思うかもしれませんが、これはあくまでマグニチュード8.8という超巨大なものであって、マグニチュード7.0~7.5程度であれば80パーセントになっているんです。
他にも「中央構造線」や「地震空白域」など、大地震が起きる可能性があると指摘されている場所は多くあります。
住んでいる地域における地震の歴史や地盤の強度など、市区町村のホームページや図書館などで調べておくのはもはや必須でしょう。
いざというときに、「知らなかった」「用意してなかった」「仕方なかった」・・・これでは自分を責めても責めきれないのではないだろうか。
事前に、最善の備えや知識、情報を集めてどのように行動するのか、いま一度考える機会としてみてはいかがでしょうか。
まとめ
最大規模の地震の想定ばかりが注目されていますが、それよりも少し弱い地震でも甚大な被害をもたらす可能性は高く、それは過去の歴史を見ても明らかです。
例えば、通勤・通学途中で被災したらどうするのか、外出先で起きたら、家族バラバラの時に起きたら・・・あらゆるシーンで発生した場合おいての、想像する力を養っておくのも大切なことです。
もちろん防災グッズの備えや備蓄、避難場所の確認、子供を誰が迎えに行ってどの避難場所に逃げるのかなど家族で話し合っておくことも重要なこととなります。
「自分の地域は安全だ!」「地震は起きないだろう」などと楽観視せず、自分のことと捉えて早めに準備しておくように心がけておきましょう。
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