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2020年3月11日(水)にアップされた夕刊フジに取り上げられていた記事について紹介しておきます。
東日本大震災からちょうど9年となったこの日、改めて防災への意識を高めておくきっかけになればと思います。
記事によれば、日本列島には「地震の巣」という危険な兆候が各地に存在していると指摘しているのです。
それでは、地震の巣とはいったいどこなのか見ていきましょう。
地震予知・専門家が指摘する大地震の可能性「地震の巣」の場所はどこ?
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災以降、日本で震度7を記録した地震は6回しかありません。
しかし、夕刊フジの記事によれば、今でも各地で地震の「動き残り」があるというのです。
地震は大きく分けて、「プレート間地震」と「プレート内地震」に分けられますが、指摘する今後起こる可能性のある地震はプレート内地震が多いとしています。
茨城県、北海道はもともと地震が多い地域ですが、西日本などにも脅威が存在していて、「地震の巣」はいつ爆発してもおかしくないと指摘しています。
1995年1月17日:兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)
2004年10月23日:新潟県中越地震
2011年3月11日:東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
2016年4月14日:熊本地震(前震)
2016年4月16日:熊本地震(本震)
2018年9月6日:北海道胆振東部地震
指摘されている「地震の巣」の地域は次の場所となっています。
・北海道周辺
・西日本
(熊本県周辺)
(豊後水道周辺)
(兵庫県淡路島~京都府)
(和歌山県周辺)
茨城県
出典:気象庁 https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/jishin/about_eq.html
茨城県では地震が多く、その理由としてプレートの位置について指摘しています。
フィリピン海プレートは、ユーラシアプレートと北米プレートに沈み込む形となっています。
北米プレートに入っていく際には、相模湾辺りから沈み込み東京を抜けて、その先端が茨城県に達します。
東からは太平洋プレートも入り込んでくるので、地震が多い地域となっているのです。
北海道周辺
出典:Peka – Image:Topographic30deg_N30E120.png, Image:Topographic30deg_N30E150.png, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
北海道周辺は、千島海溝巨大地震の可能性も危惧されている場所でもあります。
実際に政府も、マグニチュード8.8以上の超巨大地震が30年以内に7~40%の確率で発生するとしているんです。
↓では、地震の規模ごとで出されている確率をまとめているので参考にしてみてください。
武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏は、北海道や千葉県の房総半島沖でさらに大きな地震が続く可能性もあると話しています。
西日本
出典:Batholith – Topographic data: NASA‘s SRTM-1 30m Mesh (ver.3 2014)Rendering software: KASHMIR 3D, パブリック・ドメイン, リンクによる
日本最大の活断層である「中央構造線」が通っている熊本県、では、大きな地震がありうると指摘。
豊後水道も中央構造線上に位置し、2020年3月9日(月)にはマグニチュード4.7、震度3の地震が発生しています。
淡路島~京都府の周辺は、太平洋プレートとフィリピン海プレートに押され地盤が斜めに割れる可能性があるとのこと。
和歌山県も中央構造線、フィリピン海プレートの影響で地震が起きる可能性を指摘しています。
西日本の4つの地域では最大でマグニチュード8クラスの地震が起きる可能性があるとし、特に熊本県、神戸周辺は震源が浅くなることで揺れが大きくなると指摘。
さらに、豊後水道や和歌山県周辺では震度5ほどになるとし、揺れは広い範囲となるとのこと。
中央構造線についての詳細は↓を参考にしてみてください。
まとめ
島村英紀氏によると、茨城県、北海道、西日本の各所において大きな地震が発生する可能性があると指摘しています。
とはいえ、現代の科学ではまだ地震を予知できるまでには至っていないので、正確に当てることは難しいと言われています。
ただ、いざという時に避難準備をしていては遅く、日頃から意識を高く持ち備えをじっかりしておくようにしておきたいですね。
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