【地震情報】2020.06.29~07.05|福島県沖で震度3・岐阜県での群発地震はいつまで続く?

【地震情報】2020.06.29~07.05|福島県沖で震度3・岐阜県での群発地震はいつまで続く?


出典:Craft MAP白地図に筆者が加工

2020年6月29日~7月5日の一週間に発生した震度3以上の地震マップになります。

 

震度3が4回観測されましたが、7月3日の福島県沖での地震は広範囲に揺れを感じ驚いた方も多かったことでしょう。

 

今年に入ってから続いている岐阜県と長野県の境で起きている群発地震も、今週は1日に3回ほど震度3を記録しました。

 

一週間のうち、小さな地震も含めてどこが活発化しているのか、把握して防災への意識を高めておきましょう。



一週間に起きた震度3以上の地震

2020年6月29日~7月5日にの期間に起きた震度3以上の地震は全部で4回(震度3が4回)起こりました。

・7月03日14時13分:福島県沖(M4.7・震度3)
・7月05日04時10分:岐阜県飛騨地方(M4.4・震度3)
・7月05日07時01分:岐阜県飛騨地方(M3.8・震度3)
・7月05日15時09分:岐阜県飛騨地方(M4.6・震度3)

 

7月3日に起きた福島県沖での震度3の地震では、東北~関東の広い範囲で揺れを観測。

 

東日本大震災と似たような範囲での地震だったために、大地震との繋がりも気になるところ。

 

先週の6月25日には、千葉県東方沖で震度5弱の地震が起き、東日本大震災の余震との見解が気象庁から出されました。

 

太平洋沖では、毎週のように揺れを感じる地震が起きていますが、大地震の前兆じゃないことを祈るばかりです。

 

一方、7月5日には1日で震度3の地震を記録。

 

さらには、地震ではありませんが4日には熊本県を中心に、線状降水帯による豪雨となり球磨川が氾濫し甚大な被害をもたらしました。

 

地震だけでなく、気象災害にも警戒し、被害に遭う前に必ず家には備蓄、持ち出しリュックなどを準備しておくことがたいせつになります。

 

何よりも、まずは命が助かる行動を取るにはどうすればいいのかを把握しておきましょう。

 

小さい地震が起きている場所

その他、震度1~2の地震は今どこで起きているのか見ていきましょう。

6月29日
・岐阜県飛騨地方
・宮古島近海
・長野県中部
・浦河沖
6月30日
・根室半島南東沖
・宮古島近海
7月1日
・熊本県熊本地方
・宮城県沖
・父島近海
・千葉県東方沖 ×2回
7月2日
・北海道東方沖
・茨城県南部
7月3日
・トカラ列島近海
・長野県中部 ×2回
・栃木県北部
・千葉県南東沖
7月4日
・福島県沖
7月5日
・岐阜県飛騨地方 ×3
・福井県嶺南
・長野県中部 ×6

 

またもや長野県中部と岐阜県飛騨地方での群発地震が増えてきましたが、これは過去に何度も起きている現象になります。

 

過去の地震でも大きな地震につながったことはありませんが、4日から続いている豪雨などにより土砂崩れが起きやすくなっているので注意してください。

福島県沖での地震が起こる確率は?


出典:Craft MAP白地図に筆者が加工

国が想定する地震の発生確率は、「30年以内」というくくりで示されています。

 

福島県沖は、マグニチュード7.0~7.5の規模になる可能性があり、その確率は30年以内に50パーセント

 

地震の発生サイクルは44.1年となっています。

 

近年だと2010年に福島県沖でマグニチュード5.7の地震が起き、2011年に三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が起こっています。

 

50パーセントはやや高めの設定となっていますので、警戒しておくようにしましょう。

 

地震 マグニチュード 発生確率
(30年以内)
日本海溝沿い 超巨大地震(東北地方太平洋沖型) 9.0程度 ほぼ0%
宮城県沖 7.9程度 20%
宮城県沖(ひとまわり小さいプレート間地震) 7.0~7.5程度 90%程度
宮城県沖の陸寄りの地震(宮城県沖地震) 7.4前後 60%程度
福島県沖 7.0~7.5程度 50%程度
茨城県沖 7.0~7.5程度 80%程度
青森県東方沖から房総沖にかけての海溝寄り Mt8.6~9.0 30%程度
沈み込んだプレート内の地震 7.0~7.5程度 60~70%
海溝軸外側 8.2前後 7%

※2020年1月1日算出
出典:地震本部 福島県の地震活動の特徴
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_tohoku/p07_fukushima/



岐阜県・長野県での群発地震はいつまで続くのか

岐阜県飛騨地方・長野県中部と気象庁の地震情報では記載される県境での群発地震ですが、過去にも似たような活動が観測されています。

近年の主な焼岳周辺の群発地震
・1990年:4月1日~5月上旬
・1998年:8月7日~翌年(約1年半)
・2011年:3月11日~4月上旬
・2014年:5月

 

これらの群発地震がどれくらいの期間続いたのかを見てみると、群発地震は長くて1年以上といったところでしょうか。

 

2020年は4月頃から活発化し、すでに3ヶ月以上が経過していますので、まだもう少し続くことが予想されます。

 

2011年は、3月11日の東日本大震災の約10分後から起きたとされていることから、巨大地震との関連性を指摘する方もいます。

 

2020年の群発地震も、今後何かあるのではないかと気になりますが・・・はたして。

 

ちなみに、噴火との関係性はまだ分かっていないというのが現状のようですね。

まとめ

2020年6月29日~7月5日の一週間に起きた震度3以上の地震は、福島県沖で1回、岐阜県飛騨地方で3回発生。

 

大雨やゲリラ豪雨などによる洪水も起きやすくなりますので、防災への意識はしっかり持っておくようにしましょう。

 

水害とのダブルパンチという最悪の事態も想定しながら備えをしておくことも大事になってくる時代となりました。

 

新型コロナウイルスが完全に終息していない状態で避難所生活になれば、オーバーシュートが懸念されます。

 

猛暑による熱中症にも注意しながら、水害への備え、地震への備えをしっかりとしておくようにしましょう。

 

 

備えは、持ち出しリュックや備蓄だけでなく、避難場所の把握や家族との話し合い、いざという時にどういった行動を取らなければいけないのかなどを確認しておくことも大切です。

 

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