【栃木県】地震の起きる沖・活断層はどこ?30年以内の発生確率や過去の地震は?

【栃木県】地震の起きる沖・活断層はどこ?30年以内の発生確率や過去の地震は?


出典:Craft MAP白地図に筆者が加工

栃木県は、海なし県のため太平洋側で起きる巨大地震の影響はそれほど大きくありません。

 

とはいえ、2011年の東日本大震災では4名が亡くなり、163名が負傷するなど決して安全というわけでもないんですよね。

 

太平洋側にある日本海溝相模トラフ南海トラフなど、巨大地震は今後も発生することが予想されています。

 

栃木県に関わってくる地震にはどんなものがあるのか、それはどれくらいの確率となっているのか把握しておくようにしましょう。



地震の種類



出典:気象庁 https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/jishin/about_eq.html

地震には、大きく分けて「プレート間地震」「プレート境界地震」と呼ばれるものとプレート内で起こるもので「プレート内地震」に分けられます。

 

そしてさらに細かく分類されているんですよね。

プレート間地震(境界)
収束型
・海溝型地震
・衝突型境界地震
発散型
すれ違い型
プレート内地震
大陸プレート内地震(内陸地殻内地震・断層型地震)
・逆断層
・正断層
・横ずれ断層
海洋プレート内地震
・スラブ内地震
・アウターライズ地震

 

栃木県に関わる海溝型地震(30年以内の発生確率)


出典:Craft MAP白地図に筆者が加工

栃木県に被害をもたらす地震は主に陸域の浅い場所で起きる可能性が指摘されています。

 

とはいえ、太平洋側で発生する巨大地震によっても被害を受けるので注意しておく必要があります。
特に「首都直下地震」「南海トラフ巨大地震」「相模トラフ地震」のように、いつ起きても不思議ではない巨大地震についてしっかりと把握しておきましょう。

 

地震マグニチュード発生確率
(30年以内)
日本海溝沿い超巨大地震(東北地方太平洋沖型)9.0程度ほぼ0%
福島県沖7.0~7.5程度50%程度
茨城県沖7.0~7.5程度80%程度
青森県東方沖から房総沖にかけての海溝寄りMt8.6~9.030%程度
沈み込んだプレート内の地震7.0~7.5程度60~70%
房総沖
相模トラフ相模トラフ沿いのM8クラスの地震8クラス
(7.9~8.6)
ほぼ0~6%
プレートの沈み込みに伴うM7程度の地震
(首都直下地震)
7程度
(6.7~7.3)
70%程度
南海トラフ南海トラフで発生する地震8~9クラス70~80%

※2020年1月1日算出
出典:地震本部 栃木県の地震活動の特徴
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_kanto/p09_tochigi/

栃木県の活断層地震(30年以内の発生確率)


出典:Craft MAP白地図に筆者が加工

栃木県での活断層による大地震の発生確率はどれも低い予想となっています。

 

とはいえ、存在の分かっていない活断層もあると考えられているため、いきなり大地震が起きることも考えられます。

 

さらには、栃木県内だけでなく、福島・群馬・茨城・埼玉など隣接している県の活断層の影響も受けます。

 

1949年には今市地震がありましたし、決して安全とは言い切れません。

 

内陸だからと安心せずに、普段から防災への意識を高めておくようにしましょう。

 

地震マグニチュード発生確率
(30年以内)
①会津盆地西縁・
東縁断層帯
会津盆地西縁断層帯7.4程度ほぼ0%
会津盆地東縁断層帯7.7程度不明
②関谷断層7.5程度ほぼ0%
③内ノ籠断層6.6程度不明
④片品川左岸断層6.7程度0.4~0.6以上
⑤大久保断層7.0程度以上0.6%
⑥太田断層6.9程度不明
⑦深谷断層帯・綾瀬川断層
(関東平野北西縁断層帯・元荒川断層帯)
深谷断層帯7.9程度ほぼ0~0.1%
綾瀬川断層(鴻巣~伊奈区間)7.0程度ほぼ0%
綾瀬川断層(伊奈~川口区間)7.0程度不明
⑧越生断層6.7程度不明
⑨立川断層帯7.4程度ほぼ0.5~2%

※2020年1月1日算出
出典:地震本部 栃木県の地震活動の特徴
https://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_kanto/p09_tochigi/



地震・断層の活動サイクル

日本海溝沿い
超巨大地震(東北地方太平洋沖型)
最後の地震活動:2011年(東北地方太平洋沖地震)
地震の間隔:550年~600年程度

 

福島県沖
地震の間隔:44.1年

 

茨城県沖
地震の間隔:17.6年

 

青森県東方沖から房総沖にかけての海溝寄り
地震の間隔:102.8年

 

沈み込んだプレート内の地震
地震の間隔:22年~29.4年

 

房総沖
地震の間隔:不明

 

相模トラフ
最後の地震活動:1923年9月1日(大正関東地震)
地震の間隔:180年~590年

 

南海トラフ
最後の地震活動
東海・東南海:1944年12月7日(昭和東南海地震)
南海:1946年12月21日(昭和南海地震)
地震の間隔:88.2年

 

①会津盆地西縁・東縁断層帯
会津盆地西縁断層帯
最後の地震活動:1611年9月27日(会津地震)
地震の間隔:約7,400~9,700年

会津盆地東縁断層帯
最後の地震活動:約3,000年前~2,600年前
地震の間隔:約6,300年~9,300年

 

②関谷断層
最後の地震活動:14世紀以後、17世紀以前
地震の間隔:約2,600年~4,100年

 

③内ノ籠断層
最後の地震活動:不明
地震の間隔:不明

 

④片品川左岸断層
最後の地震活動:不明
地震の間隔:5,200年~8,100年もしくはそれ以下

 

⑤大久保断層
最後の地震活動:不明
地震の間隔:5,000年程度

 

⑥太田断層
最後の地震活動:不明
地震の間隔:約16,000年前以後、1108年以前

 

⑦深谷断層帯・綾瀬川断層(関東平野北西縁断層帯・元荒川断層帯)
深谷断層帯
最後の地震活動:約6,200年前以後、約5,800以前
地震の間隔:10,000年~25,000程度

綾瀬川断層(鴻巣~伊奈区間)
最後の地震活動:約15,000年前以後、約9,000年前以前
地震の間隔:45,000~71,000年程度

綾瀬川断層(伊奈~川口区間)
最後の地震活動:不明
地震の間隔:不明

 

⑧越生断層
最後の地震活動:不明
地震の間隔:不明

 

⑨立川断層帯
最後の地震活動:約20,000年前~13,000年前
地震の間隔:10,000年~15,000年程度

栃木県の過去の主な地震

陸域の地震

818年:弘仁地震 マグニチュード7.9
1659年:岩代・下野 マグニチュード6 3/4~7.0
1949年:今市地震(2回) マグニチュード6.2 マグニチュード6.4

 

818年に上野国や武蔵国などで発生した弘仁地震では、地割れや噴砂があったとされ液状化現象も起きたとされています。

 

1949年12月26日の今市地震では、震度6の揺れが8時17分とその7分後の8時24分と連続して発生

 

県内で起きた地震の中でも代表的なもので、県内で10名の犠牲者を出しています。

 

1683年:日光付近の群発地震
6月17日 マグニチュード6.0~6.5
6月18日 マグニチュード6.5~7.0
10月20日 マグニチュード7.0

 

日光付近で起きた群発地震は、関谷断層によって引き起こされたものと考えられています。

 

日光付近は、1735年、1746年、1755年とたびたび地震が起こっています。

 

皇海山付近~日光・足尾付近の群馬との県境では地震が活発になることがあり、活火山も近くにあるため関連性にも注目されているのです。

 

しかし、活火山と群発地震にはどんな関係があるのかはまだ分かっていません。

 

活断層の中には、まだ知られていないものが存在しているとされていますので、突然ズレが生じる可能性もあります。

 

浅い場所で起こればマグニチュードが小さくても大きな揺れになることがあるので警戒を怠らないようにしましょう。

 

太平洋・相模湾

1923年:大正関東地震 マグニチュード7.9~8.1
2011年:東北地方太平洋沖地震 マグニチュード9.0

 

東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、犠牲者4名、負傷者133人を出しています。

 

太平洋側の日本海溝、相模トラフ、南海トラフなどが震源地となった際には栃木県でも大きな揺れとなる可能性があります。

 

相模トラフによるマグニチュード7クラスの「首都直下地震」もいつ起きても不思議ではありません。

 

海がないからといって、安心することなく前もって防災への備えをしておくようにしましょう。

まとめ

栃木県には海がないため、海で起こる地震について軽く考えがちですが決して安全というわけではありません。

 

過去にも大きな地震があまりなかったからこそ、いざという時のシミュレーションをしっかりしておくようにしましょう。

 

陸地においても、まだ知られていない活断層による地震が起きるかもしれません。

 

栃木は安心だと油断せず、防災グッズも気持ち的にもしっかりと備えておくようにしましょう。

 

持ち出しリュックをまだ備えていない方は、早めに用意しておくことをおすすめします。

 

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