震度7を記録した地震は何回起きた?震度7相当レベルの歴史一覧まとめ

震度7を記録した地震は何回起きた?震度7相当レベルの歴史一覧まとめ

2011年の東北大震災が起きたあと、日本では防災への意識が高まってきていると感じますが、それでもまだまだ「自分は大丈夫!」という人も多い気がするんですよね。

 

首都直下地震」「南海トラフ巨大地震」など、いつ震度7レベルの地震が起こってもおかしくないと言われている状況ですが、しっかりとした備えができていますか?

 

ここでは、過去に地震7クラスの地震が何回起きたのか、いったん確かめ教訓とし、防災への意識を高めるきかっけにしてもらえればと思います。

 



震度7の地震は何回起きた?

まず、震度7という表現は、1949年1月に行われた「気象庁震度階」の修正により設けられた階級となります。

 

それまでは震度6が最強でしたが、1948年に起きた「福井地震」の強さを表すことができなくなってしまったために変更となったのでした。

 

震度7の地震は、1995年1月に起きた「阪神・淡路大震災」以降にしか起きていませんが、これまでに6回発生しています。

 

兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)
発生:1995年1月17日 5時46分
マグニチュード(気象庁):7.3
震源の深さ:16km
新潟県中越地震
発生:2004年10月23日 17時56分
マグニチュード(気象庁):6.8
震源の深さ:13km
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
発生:2011年3月11日 14時46分
マグニチュード(気象庁):8.4
震源の深さ:24km
熊本地震(前震)
発生:2016年4月14日 21時26分
マグニチュード(気象庁):6.5
震源の深さ:11km
熊本地震(本震)
発生:2016年4月16日 1時25分
マグニチュード(気象庁):7.3
震源の深さ:12km
北海道胆振東部地震
発生:2018年9月6日 3時7分
マグニチュード(気象庁):6.7
震源の深さ:37km

 

見ても分かるように、6回のうち4回が2010年代に起こり、その間隔も小さくなってきている印象ですよね。

 

さらに、熊本地震は前震本震のどちらでも震度7を記録し、連続して大規模な地震が来てしまいました。

 

2020年以降、巨大地震がいつ来るのか、予期できないからこそ普段から防災の意識を高めておいておかく必要があります。

 

震度とマグニチュードの違いについては↓で解説していますので参考にしてみてください。

 



震度7相当の歴史地震

震度7という階級ができる前に起きた大きな地震の中にも、「これは震度7相当の強さがあったのでは?」というものも多くあります。

 

江戸時代は「建物の30%以上全壊すれば震度7」とされていたのですが、当時の建物はもっともろかったとも言われているので、もう少し震度は低かった可能性が高いです。

 

実際は80%以上の倒壊で、現代の震度7と同じくらいとされています。

 

震度6強より弱くても7レベルの揺れを感じたということもあったというので、今からしてみればそれぼど精度はよくなかったことが分かります。

 

以下は、震度7だったかもしれないと言われている主な地震の一覧です。

 

地震観測網整備前・震度階級導入前(歴史地震)
・明応地震(1498年9月20日)
・天正地震(1586年1月18日)
・慶長伏見地震(1596年9月5日)
・寛永小田原地震(1633年3月1日)
・寛文近江・若狭地震(1662年6月16日)
・元禄地震(1703年12月31日)
・能代地震(1704年5月27日)
・宝永地震(1707年10月28日)
・宝永富士宮地震(1707年10月29日)
・信濃小谷地震(1714年4月28日)
・津軽地震(1766年3月8日)
・象潟地震(1804年7月10日)
・羽後の地震(1810年9月25日)
・三条地震(1828年12月18日)
・善光寺地震(1847年5月8日)
・伊賀上野地震(1854年7月9日)
・安政東海地震(1854年12月23日)
・安政南海地震(1854年12月24日)
・遠江の地震(1855年11月7日)
・安政江戸地震(1855年11月11日)
・飛越地震(1858年4月9日)
・浜田地震(1872年3月14日)

 

震度7導入前・震度階級導入後
・濃尾地震(1891年10月28日)
・庄内地震(1894年10月22日)
・陸羽地震(1896年8月31日)
・秋田仙北地震(1914年3月15日)
・大正関東地震(関東大震災)(1923年9月1日)
・北丹後地震(1927年3月7日)
・北伊豆地震(1930年11月26日)
・男鹿地震(1939年5月1日)
・鳥取地震(1943年9月10日)
・昭和東南海地震(1944年12月7日)
・三河地震(1945年1月13日)
・福井地震(1948年6月28日)

 

震度7(激震)導入後
・十勝沖地震(1952年3月4日)

 

計測震度7導入後
・鳥取県西部地震(2000年10月6日)
・福岡県西方沖地震(2005年3月20日)
・能登半島地震(2007年3月25日)
・新潟県中越沖地震(2007年7月16日)
・岩手・宮城内陸地震(2008年6月14日)
・長野県北部地震(2011年3月12日)
・福島県浜通り地震(2011年4月11日)
・福島県中通り地震(2011年4月12日)
・長野県神城断層地震(2014年11月22日)
・山形県沖地震(2019年6月18日)

まとめ

過去に記録として残されている震度7は6回だけとはいえ、過去をさかのぼれば何度も似たような強さの地震は起きているんですよね。

 

いつ起きてもおかしくない大規模の地震である「首都圏直下型地震」「南海トラフ巨地震」は今後30年以内に発生するとも言われています。

 

過去の地震を教訓に、日頃から防災の意識を高めて備えをしっかりとしておきましょう!

 

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