災害時に被災者となった際には、怪しい詐欺師にまんまと引っかからないように注意。
災害が起きた場所で生活するということは、壊れてるかもしれない自宅で過ごしているというのを周りに知らせているのと同じです。
だからといって、すぐにはどうすることもできません。
であれば、自分や周りの人たちと一緒に、怪しい人を見破らなくてはならないのです。
災害時の被災地では詐欺師に注意!
被災地で生活することになれば、場合によってはボランティアに手伝ってもらう必要が出てきます。
しかし、疑いたくはありませんが、被災地に訪れる人が全員、心優しいボランティアだけではないので注意しておきたい。
また、家が無事だったとしても、電話や訪問で家の修理を勧めてくることもあります。
被災した場所でなくても、義援金のお願いといってお金をだまし取ろうとする人も。
自然災害が起きてしまうのは、ある程度仕方がないかもしれませんが、待ってましたと言わんばかりにお金儲けのために災害を望んでいる人もいるということを把握しておきましょう。
被災地は詐欺師に注意!怪しい人の見分け方
被災地で生活するには、ボランティアの方々に助けてもらうことはたくさんあります。
しかし、ボランティアでない人も被災地に潜入しているということを理解しておきたい。
詐欺、空き巣、放火魔・・・ヤバイ奴らは困っている人の周りにたかってくるので注意しましょう。
ここでは、被災地における詐欺師対策としてのポイントをお伝えします。
・写真を撮っている人に注意
・県外ナンバーに注意
・ボランティアの所属を確認
見知らぬ人には声をかける
被災地には、ボランティアだけでなく野次馬や詐欺師もやってきます。
不審な動きをしている人やコソコソしている見知らぬ人を見かけたら注意。
そんな時は、一言声をかけてみることを心がけてみたい。
しかし、声をかけるのが怖いという場合は、顔をしっかりと覚えておくようにしたいところです。
犯罪を考えている人は顔を覚えられたくないものなので、動きを見ているのも有効となる。
いくら何でも、人がじっと見ているところで犯罪は起こしにくくなりますし、警戒してどこか逃げていくでしょう。
写真を撮っている人に注意
報道陣であれば、写真を撮っていても不思議ではありませんが、素人が撮っているのはマナー違反。
数枚であれば、記録やSNSに情報を載せようとしているのかもしれません。
しかし、長時間にわたって、何枚も撮っているようであれば怪しいかもしれません。
写真を撮っているフリをして、観察している可能性があります。
家のひび割れを確認し、写真に収めているのかもしれません。
リフォームを勧めてくる可能性は十分にあるのです。
もしかしたら、市や町から委託されているといって安心させてくるかもしれないので注意。
県外ナンバーに注意
全ての県外ナンバーが悪いわけではありませんが、詐欺を働く人も県外ナンバーが多いことを知っておきましょう。
判断は難しいところで、ただ被災者の家族や関係者という場合もあるのでむやみには疑えません。
ただ、同じところを無駄にグルグル回っている車を見かけたら警戒しておきたい。
もしかしたら、お年寄りだけが住んでいる被災者の家を物色してるのかもしれません。
ボランティアの所属を確認
ボランティアは、自治体などによって管理されています。
そのため、お願いしていないのにボランティアだから手伝うと言われたら注意が必要です。
市役所の人間や業者を装う詐欺師もいるのです。
どの自治体に管理されているのかを答えられない場合は、要警戒。
家族構成や家の損壊状況を観に来ている可能性もあります。
義援金詐欺
電話や訪問によって、災害の義援金の寄付をお願いされる詐欺もあります。
義援金を募集している機関では、電話や訪問での寄付は行っていません。
そのような電話がきたら、まず間違いなく詐欺と思ってもいいでしょう。
また、テレビやラジオなどで、正式な義援金として寄付する場合は、振り込み先の口座番号を間違えないように要注意。
リフォーム詐欺
リフォームに関する詐欺は、災害時だけではなく常に行われている悪質なものです。
突然、家に訪問してきて、損壊状況を無料で調べるなんて言ってきたら気をつけたい。
いい加減な調査をして、適当に結果を出してきてリフォームしなくては住めない、壊れてしまうなんて言って不安をあおってきます。
市から委託されたなどと言ってくる可能性があるので、連絡先を聞いて、怪しければ市役所にその場で電話して確認してみましょう。
また、保険を利用すれば安く済むと言ってきて、実際に工事が終わったら保険は使われずに多額の請求が来ることも。
飛び込みで来る業者は無視して、必ず、事前に調べてから自分から業者を選ぶようにしましょう。
名義を貸してはダメ!
知り合いが仮設住宅に入居するからということで、名義を貸して欲しいと言われても断るようにしたい。
もし貸してしまったら、後々に電話がかかってきて「名義貸し」は犯罪だから解決するためにお金が必要だと言われることも。
知らない人でも知っている人からの電話でも、名義貸しはNGだということを覚えておきましょう。
これは、名義貸しでなくても、困っているからといってお金を貸さないように。
まとめ
被災地には、詐欺や他の犯罪をしにやってくる人が集まります。
避難所では窃盗も起きる可能性もあるので荷物や貴重品の管理は徹底しておきましょう。
被害に遭って時には、不安だったり冷静さを失ったりして判断を誤ってしまうこともあります。
そんな時こそ、冷静になって対応することで詐欺からの被害を防ぐことができるのです。
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