あなたは不安な気持ちになった時、信頼している誰かと一緒にいたいと思った経験はありませんか?
気が小さい、心が弱い・・・というわけではなく、人にとっては当たり前の気持ちなので安心してください。
人は、基本的に集団での生活によって成り立ってきたので、そもそも本能的な欲求として誰かといたいというものがあるのです。
これを利用すると、デートでも使えるテクニックにもなるので頭に入れておくと良いかもしれませんよ。
不安な時に誰かと一緒にいたいと思うのはなぜ?
不安な気持ちになった時に、信頼のおける人と一緒にいたくなるのは「親和欲求」が強くなるからです。
親和欲求は、不安や恐怖の感情があればあるほど強まる傾向にあります。
不安な時は、一人でいるよりも誰かと一緒にいるほうが、気持ちが落ち着き安心を得ることができるのです。
例えば、災害時には避難所に集まりますよね。
もちろん、安全に過ごすために行くわけですが、一人では不安だからという理由の人もいたりします。
よく避難所での取材でインタビューを受けている方が、みんなといるから心強いと話しているのを見かけませんか?
実験でも、「これから危険ではないが電気ショックを与えます。準備ができるまで控え室で待っていてください」と言われ
B.大部屋で他の人と待つ
この二択のどちらで過ごすかを聞くと、ほとんどの人がBを選んだという結果になっているんです。
親和欲求はデートにも使えるテクニック!?
親和欲求を利用すれば、デートでのテクニックとしても有効になる可能性があります。
デートの定番である遊園地でお化け屋敷に入ったり、映画館でホラーやサスペンス映画を観たりすると良いとされています。
親和欲求は、不安感や恐怖感があるほど強くなるので、不安を感じさせることが効果的なのです。
恐怖や不安でドキドキさせることは「つり橋効果」も影響するので、よりお近づきになれるかもしれません。
とはいえ、まったく興味を持たれていない場合は、デートに行きつくことすら難しいのでそれ以前の問題ですが・・・。
一緒に出かけることができる間柄であれば、知らない街や海外など慣れない土地でのデートなんかも良いかもしれませんよね。
親和欲求につけ込む詐欺にご注意を!
デートに利用するなんてのはまだかわいげがありますが、親和欲求は詐欺のテクニックにも利用されているので注意してください。
親和欲求の強さには個人差があり、ひとり暮らしの高齢者、友達が少ない人、恋愛経験がない人などは特に注意。
人と親しくなりたいのにできないで生きてきた人は、懐に入られて騙されやすい傾向にあります。
犯人としても、最初に仲良くなって信頼されればいいわけなので簡単にカモれちゃいますよね。
さらに、異性から言い寄られたことがない人は、少しでもチヤホヤされれば落ちてしまうでしょう。
おだてられて、買わなくてもいいようなものを買ったり、貢いだりしてどんどんお金を搾取されかねません。
人を信じることも大切ですが、人を疑うことも大切なんですよね。
まとめ
人は不安や恐怖を感じると、親和欲求により誰かと一緒にいたくなります。
意中の人とお近づきになるテクニックとして効果を発揮する時もあれば、詐欺のテクニックとして利用されることもあるので注意して対応するようにしましょう。