【つり橋効果】ホラー映画を一緒に観ると好きになるは脳の勘違い?

【つり橋効果】ホラー映画を一緒に観ると好きになるは脳の勘違い?

恋愛においてよく聞くテクニックに「つり橋効果」というものがありますよね。

 

つり橋を渡る時のように、ハラハラする体験を男女が一緒に経験すると相手に行為を持つというもの。

 

多くの人が、そんなことが本当にあったらいいなと妄想にふけったことでしょう。

 

ところで、つり橋効果って本当に恋愛に発展するようなものなのでしょうか・・・!?



ホラー映画を一緒に観ると好きになる!?

つり橋効果は、何も実際につり橋を渡ることだけを示しているものではありません。

 

好きな異性を振り向かせたい場合には、以下のようなものも効果的だとされています。

・ホラー・サスペンス映画
・絶叫マシン
・お化け屋敷

 

つまり、遊園地やテーマパーク、映画館などの定番のデートは理にかなっているということになりますね。

 

相手をドキドキさせ、興奮させることがポイントなので、そう感じられるのであれば何でもいいのです。

 

とはいえ、相手が少しも怖がらない精神力の持ち主だったら効果は薄いかもしれませんし、万人に通用するものではないので期待しすぎないのが無難ですね。

つり橋効果は脳の勘違い!?

なぜつり橋効果によって恋愛に発展するのか?

 

それは、つり橋にいる時に起きる緊張や興奮などによるドキドキは、異性を好きになったから感じていると脳が勘違いするからなのです。

 

気持ちや感情が別の原因によるものなのに区別が付かない、このことを心理学的には「錯誤帰属」といいます。

魅力的な異性に出会う(出来事)

魅了される(解釈)

ドキドキする(感情)

 

という恋愛でのセオリーが、実は順番が逆になることもあるのではないか!?

 

そう唱えた心理学者スタンリー・シャクターによって検証実験が行われ

魅力的な異性に出会う(出来事)

ドキドキする(感情)

好きなのかな!?(解釈)

という流れになるということを推察しています。



つり橋効果の実験内容とは?結局は相手の見た目が重要!?

実際に「恋のつり橋実験」なるものを行っています。

被験者:18歳~35歳の独身男性
橋:高さ70mのつ吊り橋(男性18人)、揺れない橋の2種類(男性16人)
内容
①男性に2つの橋を渡ってもらい、橋の真ん中には女性を立たせる
②アンケートという名目で突然女性が男性に話しかける
③アンケート結果に関心があれば後日電話してきてくださいと言い、電話番号を教える

 

で、結果はというと・・・

結果
つり橋:18人中9人が電話をかけてきた
揺れない橋:16人中2人が電話をかけてきた

 

結果から見ても、恋愛感情を持つ可能性は高いものの全員に当てはまるものではないことも分かります。

 

また、メリーランド大学のグレゴリー・ホワイト曰く、実験での女性に可愛くないメイクを施すとつり橋効果はむしろ逆効果だということも分かってしまっています。

 

つまり、残念ながらある程度見た目でも好意を持ってもらえるくらいではないと意味がないということになっちゃうんです・・・。

まとめ

デートでのテクニックとして使われることもあるつり橋効果は、全ての人に効果的とは限りません。

 

見ためも大事な要素ですが、そもそもデートに行けるという時点で好意的には思われているのでそこは心配する必要はないでしょう。

 

あとは、恋愛になるのか友達のままなのか・・・結局のところあなた次第ということになりますね。

 

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