スーパーや商業施設、遊園地などが「閉店・閉園」と聞くとついつい行きたくなったりしませんか?
また、展示会なども期間限定で開かれていて、次にいつ開催されるか分からないためやはり行ってみたくなってしまう。
これは、営業停止や移転による「閉店」の場合だけではなく、1日の営業終わりを迎える「閉店」でも言えることだといいます。
しかも、閉店間際には異性が魅力的に見えるというのだから聞きずてなりませんよね。
閉店するお店に行きたくなる心理!それはなぜか?
閉店や閉園と分かると、あまり行っていなかった施設でもなぜか行きたくなってしまうことがあります。
ニュースでも見かけますが、人が押し寄せて大盛り上がりを見せることがありますよね。
このように、なくなってしまうという情報によって魅力的に感じる効果のことを「閉店効果」といいます。
今までは何とも思っていなかったとしても、急に心惜しくなってしまうんですよね。
もちろん、閉店セールや割引などを目当てに行くこともあり、いかにお得にモノを買えるかというのも関係してくるでしょう。
今後は行けなくなって寂しいと思うのであれば、普段から行っとけよと思うかもしれませんが、人間そううまくできてないんですよね。
人間関係でも近いものはあり、いつもは普通の友人だと思っていた異性でも、突然もう会えない環境になると分かれば好きになってしまうこともあります。
施設も、人間関係も、自然環境だって同じでしょうか。
いなくなって初めて大事なことに気づく・・・しかし、気づいた時にはもう遅いっていうね。
閉店間際は異性が魅力的に見える?
廃業を意味する閉店だけではなく、1日の終わりという意味での閉店でも似たような心理状態になるといいます。
飲み屋などで男女が一緒に食事をしていて、閉店が近づいてくると相手が魅力的に見えてくるというのです。
お酒を飲んでいるのだから、酔ったことが影響していると思われていたのですが、どうやらそれだけではないようなんですよね。
アルコールが影響しない場合でも、相手が魅力的に見えることもあるというのです。
飲み屋で異性にも閉店効果が出る理由は?
では、閉店が近づくと異性を好きになってしまうのはなぜなのか。
それは、自分の都合のいいように言い訳をしてしまう「認知的不協和」が関係しているというのが有力とのこと。
相手を求めてバーなどに来るというやましい考えがある場合、多くの時間があればそのうち魅力的な異性が現れるかもしれません。
しかし、閉店が近づいてくるとどんどん可能性は低くなり、出会うことが難しくなってしまいます。
時間がないから仕方がなく誰かに声をかけたという場合でも、魅力的に見えたから声をかけた、と都合よく解釈して言い訳をする・・・これが「認知的不協和」となります。
また、「ザイアンスの法則」というのも影響しているということも考えられます。
簡単に言ってしまうと、会う回数が多ければ多いほど魅力的に感じるという心理ですね。
お店に長い時間いればそれだけ相手のことも見ていることになるので好感度もアップ。
今の時間が終わってしまったらもう二度と会えないかもしれないという閉店効果の心理も後押しとなり、魅力的に感じてしまうのです。
まとめ
閉店するお店に行きたくなるのは「閉店効果」によるもので、今まで何とも思っていなかったのに急に惜しくなってしまうという心理が働くためです。
恋愛においては、飲み屋などの閉店間際には相手のことを魅力的に見える効果があるといいます。
とはいえ、相手からしてみれば酔っ払いが絡んできても、それはただただウザいだけなので男女問わずほどほどに。