恋人や好きな人に振られた・・・そんな時に別の異性に相談していた結果、その人とくっついた。
なんてパターンをよく耳にしますが、そんな経験をしたという人はなぜ相談相手を好きになってしまったのか気になりません?
気持ちが傾いたからと言われてしまえばそれまでですが、それにはちゃんと理由があるんですよ。
落ちこんでいる時に優しくされると好きになっちゃうのはなぜなのか、好きなあのコあの人と近づけくためのヒントになるかもしれませんのでチェックしてみてください。
落ちこんでいる時に優しくすれば好きになってくれる?なんで?
完璧になんでもこなせる人間はいるはずもなく、多かれ少なかれ失敗はするものです。
仕事でも恋愛でも、落ち込んでいる時に優しい声を掛けられると、その人に対して好意を持ちやすくなることが分かっているんです。
誰もが経験したことのあることかと思いますが、少しでも話を聞いてもらったりグチを言ったりすれば心も落ち着いてどこかホッとしますよね。
落ちこんでいる時に優しくされると好きになることを「好意の自尊理論」と言い、他人がいい人に見えてしまうというのです。
人間は、何と単純な生き物なのだろうか・・・。
「好意の自尊理論」の実験
好意の自尊理論は、心理学者・ウォルスターの実験によって証明されました。
実験の内容は、以下の流れとなっています。
①女子大学生に心理試験を受けてもらう
②男性と一緒に別室で待機してもらう
③しばらく男女で会話
④男性からデートに誘われる
⑤心理試験の結果を聞かされる(良い・悪いの二択)
⑥先ほどの男性の印象を聞く
という実験内容で、⑤で聞かされた心理試験の結果によって男性の印象が変わってくるというもの。
良い ー 男性に好意を持った人が少なかった
悪い ー 男性に好意を持った人が多かった
このように、男性の行動や話す内容が一緒だとしても、精神的にマイナスな要素があるかないかで印象が異なってくるのです。
狙いすぎてしまうとクドそうですが、意中の人が落ち込んでいたら力になりたいと思うのは自然のことですし、ぜひさりげなく相談に乗ってみてはいかがでしょうか。
とはいえ、そもそもある程度の仲の良さや関係性ができていてこそのことなので、誰でもOKというわけではないので注意ですね。
失恋の相談から恋愛に発展
ドラマでも漫画でもアニメでも、もちろん現実の世界でも、失恋の相談に乗っているうちに恋愛に発展なんて話はよくありますよね。
つまり、好きになった人に相手がいても諦めずに待つという作戦を検討するのもありなんです。
特に付き合いが上手くいってなさそうであれば、さりげなく相談にのるような関係性を築き、別れた瞬間に振り向いてもらう。
仕事なんかで上手くいってなさそう、失敗して落ち込んでいる場合も優しく声を掛けてあげればコロッと落ちちゃうかもしれませんよ。
ただし、もし振り向いてもらえたとしても、落ちついて冷静になった時にその恋が冷めてしまう可能性もあるので注意ですね。
とはいえ、チャンスはあるはずなので、落ち込んでいるあの人をあなたの優しさで包んであげてみてはいかがでしょうか?
まとめ
自己評価が下がっている時に、相手を好きになってしまうことを「好意の自尊理論」と言います。
心の動きを利用して、意中の人に振り向いてもらうことも理論上では可能です。
しかし、ここぞとばかりにつけ込んでも相手に伝わってしまうとむしろ逆効果なので、注意してくださいね。