【ステイホーム週間】GWに帰省する人の心理|命よりも大切な用事ってなんですか?

【ステイホーム週間】GWに帰省する人の心理|命よりも大切な用事ってなんですか?

4月25日(土)からゴールデンウィークがスタートしましたが、今年は「ステイホーム週間」と呼ばれていますね。

 

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、実家への帰省や旅行の自粛が求められています。

 

しかし、パチンコ店、江ノ島への旅行、県をまたいでの移動など、我関せずの人たちが各地で見受けられています。

 

もはや人間性を疑ってしまいますが、ここはぐっとこらえ、こういった人たちの心理についてお伝えしていきますので反面教師として参考にしてください。

 

ちょっと嫌な表現をしてしまうかもしれませんが、切実な願いでもあるのでご了承ください。



新型コロナウイルス・GWに帰省・旅行する人の心理|試される人間性

国や都道府県から、毎日毎日、外出は最低限にと言われているのに一部の人の不要不急の外出に歯止めが効きません。

 

地方では県外ナンバーが目立ち、完全に3密状態になっているんですよね。

 

家族で楽しく外出したり買い物に行ったりしてる人もいますし、腕を組んで歩いているカップル、笑いながら取材を受けている夫婦なんてのもいます・・・。

 

取材を受けているそういった人たちは、必ず次のように言っています。

・暇だから
・閉めてくれたら行かないよ
・3密じゃないから平気
・禁止されてないから

 

理由のレベルが、幼すぎて話になりません。

 

新型コロナウイルスによって、人間性も試されていると思うんです。

 

こういった行動を平気でする人たちは、自分や身近な人が感染してようやく本気で反省するのでしょうね。

 

家族、友人、同僚、知り合いなどが、もし、注意してもこのような行動をとったら縁を切りたくなるけどな・・・。

 

こんな親に育てられる子、こんな人を愛している旦那・嫁、一緒にいられるのが不思議で仕方ありません。

 

なぜ、こんな心理になってしまうのか、以下の点について考えてみようと思います。

・自分は大丈夫
・みんなもやってるんじゃん
・やるなと言われたらやりたくなる

自分は大丈夫【正常性バイアス】

 

災害が起きた時などに「今までも大丈夫だったのだから、今回も平気でしょ」「自分は大丈夫」などと言って、都合の悪いことは無視してしまうことが起こりやすくなります。

 

自分にとって都合のいい解釈をしてしまう心理を「正常性バイアス」「正当性バイアス」などと呼びます。

 

災害時には、避難指示が出ているにもかかわらず、たいした被害にはならないからと高をくくってしまい「自分だけは大丈夫」という心理になるのを「楽観性バイアス」ともいいます。

 

新型コロナウイルスにおいてもこの心理が働いていることが予想されます。

 

無症状の感染者が拡大させているということを、毎日のように専門家が言っているにもかかわらず気にすらしていない様子。

 

テレビでは、感染者が軽症と診断されてもそうとう辛そうなのを何度も報道しています。

 

感染してから後悔するのが分かっているのに制限をかけられないって、人間性が疑われても仕方がないのではないでしょうか。

 

辛いことを経験したくてわざと出歩いているのでしょうか・・・?

みんなもやってるんじゃん【同調現象】

みんなと同じ行動をすることで安心し、違った行動をすると不安になる・・・。

 

このような心理になることを「同調現象」といいます。

 

自分だけが正しい行動をしていたとしても、周囲の人が全員間違った行動をしていたら不安で、ついには周りと同じ行動をとってしまうんですよね。

 

少数派の意見は、間違っているという印象を持たれてしまいますが、徐々に同意見が増えていくとやがて逆転する現象が起きます。

 

少数派の意見だったものが、多数派の意見になっていくのも同調現象がもたらすものなのです。

 

 

 

まさに「赤信号、みんなで渡れば怖くない」状態です。

 

そこに気づけない人は、日常においても流されやすく、知らず知らずに信用を失っているということを理解してほしいものです。



やるなと言われたらやりたくなる【カリギュラ効果】

鶴の恩返しのように、禁止されているのに欲求にまかせて破ってしまう心理を「カリギュラ効果」と呼びます。

 

人は何かを禁止されるとストレスを感じ、それを解消するための行動をしてしまいます

 

何か行動するにしても選択するにしても自分で決めたいという潜在的な心理があります。

 

そのため、拒否されたり妨害されたりすると、無意識のうちに抵抗してしまうのです。

 

学術的な用語としては「心理的リアクタンス」が用いられています。

 

一人のストレス解消によって、多くの人の命を危険にさらしていいはずがありません。

 

世界的に危機に陥っている現状においても、自分勝手な行動を取れてしまう人をどうやって信用すればいいのでしょうか。

ステイホーム週間・命より大切な外出とは何ですか?

ゴールデンウィークに帰省を考えてる人、もしくは帰ってしまう人は少なからずいるのでしょう。

 

自分は症状がないからといって、地方に行けば地元民にうつしてしまうかもしれないということを自覚してほしいものです。

 

もし、帰省後にあなたの都道府県で発症する人が増えたら、あなたが感染を拡大させた可能性は十分あるんですよ。

 

感染した人が命をなくしてしまった場合、まったく気にならずに平気な顔して今まで通り生活できますか?

 

家族が感染したら、確実にあなたが原因ですよね。

 

あなたが社会で働いているということは、親御さんも高齢になってきていますよね?

 

高齢の方は命の危険があるというのを、テレビで何度も観ているはずです。

 

あなたのせいで家族がいなくなってしまったら後悔してもしきれませんし、一生背負うことになってしまいますよ。

 

実家でゆっくりやすみたい、家族に会いたい、子供を連れて行きたい・・・その欲求によって、数週間後にはそれのどれも一生できなくなってしまうかもしれません。

 

大切な人や大切な家族よりも、もっと大切な用事ってなんですか?

まとめ

2020年のゴールデンウィークは、ステイホーム週間として、帰省を自粛することが求められています。

 

一時の欲求と引き替えに、本当に大事なものを永遠に失ってしまう可能性があります。

 

あなたは感染しても生きていられるかもしれませんが、地方では医療体制が厳しいですし、高齢の方は危険と隣り合わせです。

 

移動しなければ、感染しない感染させないというだけでなく、後悔の念も一生背負わなくて済む可能性が高いんですよ。

 

周りから、永遠に白い目で見られるなんて耐えられないんじゃないでしょうか。

 

ちょっと嫌な言い方をしてしまいましたが、たった一人の行動によって、大勢の人が危険にさらされるということを理解してコロナ危機を乗り越えましょう。

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