忍者は、様々な忍法を駆使して敵と戦っていたというイメージがありますよね。
現代の技術はもちろんなかった時代、彼らは自然の仕組みを現代人よりも深く理解していたと考えられています。
そのうちの一つである、「縫い針で方角が分かる」方法というのがあるんです。
ここでは、忍者の持っていた知識である、方角を知る方法とそのしくみの作り方を紹介します。
縫い針で方角が分かる方法!忍者も実際に行っていた!?
縫い針で方角が分かる方法というのは、水の上に針を浮かべるだけというシンプルなものです。
今と違い、スマホで正確な方角を示すことはできません。
太陽が出ていればおおまかな方角は分かるかもしれませんが、時間がはっきり分からなければ難しいですよね。
しかし、針と水、水を入れる器があれば方角が分かってしまうのです。
これは実際に忍者が行っていたとされる方法で、科学が発展していない時代に理解していたというのが驚きの方法なんですよね。
とはいえ、ただ針を浮かべるだけでは意味がなく、事前にある加工をしておく必要があります。
針の事前加工
針は、事前に火で十分に熱しておくことが重要です。
熱せられ赤くなった針を、方位磁石(コンパス)などで確認しておき真北を向け、徐々に冷ます。
これが、事前に行っておく加工であり、言い方を変えればたったこれだけのことなのです。
北を指すしくみ
鉄は、原子レベルで見ると、S極とN極がバラバラに配置されています。
棒磁石の向きがバラバラになっているといったイメージですね。
しかし、熱を与えることで原子がいったん自由になることができるようになる。
冷やすと再び固定されるのですが、その時に北を向けておくと、原子のS極とN極が同じ方向を向くようになります。
地球にもS極とN極があるため、針は水に浮かべておけば必ず北を向くというメカニズムなのです。
熱によって磁石の性質を持つことを「熱残留磁化」という。
遭難に備える
あまりないシチュエーションかもしれませんが、山深い場所で遭難したら方角が分かる方法として利用することが可能となります。
方位磁石を持っていれば必要ない知識ではありますが、スマホに頼っていたため持参してこなかったという場合もありかもしれません。
アナログ時計を身につけていれば太陽の位置により、方角が分かる方法はありますが、夜になったらできない。
しかし、針による方法であれば太陽が関係ないため昼夜問わず方角を指し示してくれます。
縫い針は、小さな携帯用裁縫セットに入れておけばいいので邪魔にもなりませんし、いざという時のために用意しておくといいかもしれません。
とはいえ、あまり使う機会はないと思いますが・・・。
ちょっとした手品感覚で披露するだけでも話が盛り上がるので、ネタとして覚えておいて損はありませんよ。
まとめ
忍者は、メカニズムが分からなくても自然から学び、北がどの方向か分かる技術を発明。
他にも、長距離歩いても疲れない歩き方や、重いものを力をあまり使わずに持ち上げる方法など、現代の私たちにも活かせる知識はたくさんあるんですよね。
遭難することは滅多にないとは思いますが、念のため、熱して北向きになるようにした針を実際に作ってみてはいかがでしょうか。
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