向かい合っている相手と同じ動きをすることで、親密になれると言われている「ミラーリング効果」というのを聞いたことがあるでしょうか?
多くの心理学の本やメディアでも紹介され有名になっている行動ですよね。
わざとミラーリングを行うことで親密になれるっていう・・・でも実際にやるのは注意した方がいいと思いますよ。
ここでは、ミラーリング効果についてお伝えすると共に、会話中に頭をポリポリしてしまう心理についてもお伝えしていきます。
相手と同じ動きをすると共感が生まれる心理とは?狙ってやると嫌われる!?
食事中や会話中に、相手と同じ行動を取っていたなんてことはありませんか?
相手と同じタイミングで水を飲んだり、食べ物を口に持っていったり・・・。
特に、仲の良い友人と一緒にいると、同じタイミングで動いていることかと思います。
これを「ミラーリング効果」もしくは「姿勢反響」といい、無意識で同じ行動を取ってしまっているのです。
人にはもともと、相手を理解し共感するという能力が備わっています。
一緒にいる時間が長ければ長いほど、お互いに共感を得やすくなりことで起きる現象で、これを利用すれば2人の距離が近づくとも言われています。
さりげなく、気づかれない範囲で同じ行動をすると、親密になれるかもしれません。
しかし、有名になりすぎた方法でもあり、わざとやって親近感を持たせようとするのは注意が必要ですよ。
順番として、仲が良いからミラーリングが起こるのが正しいのであって、ミラーリングから親密になるというのはもはや古典的な方法となりつつあるのです。
なかには、わざとミラーリングをやっているとバレてしまい、むしろ気持ち悪いと思われ嫌われてしまうこともあります。
映画・ドラマを観て泣くのもミラーリング効果!?
映画やドラマを観ていて、泣いてしまうなんてことありますよね。
実は、これもミラーリング効果が働いているんです。
実際には、自分とはまったく関係ないはずなのにもらい泣きしてしまう。
これも、人に備わっている共感する能力によるものなのです。
脳の中にある神経細胞(ニューロン)の働きによるもので、自分のことように感じるようになっています。
これを「ミラーニューロン」といいます。
子供が、親の行動をマネすることや、言葉を覚えるときなんかにも関わっているのではないかとも言われています。
自己親密行動|顔や頭を触ることで嘘がバレる!?
会話の途中に、顔を触ったり髪の毛をいじったり、気づいたらやっていたなんてことはありませんか?
特に、失敗した時や照れくさくなった時なんかに、頭をポリポリとかくなんてこともありますよね。
これは、ほとんどの場合が無意識のうちにやっていることが多く、「自己親密行動」や「自己接触」と呼ばれる行動になります。
自己親密行動をやってしまうのは、心が満たされなかった場合に発動します。
または、照れ隠しやつまらないと思った時に起きやすく、そういった心理を紛らわそうとしているのです。
緊張などから気持ちを落ち着かせたい時などにも、身体の一部を触ってしまいます。
もし、話し相手が顔や頭を触る行動を頻繁にするようになったら、それは何か隠し事や嘘が隠れているかもしれないので注意しておきましょう。
反対に、嘘を付く側は、顔では動揺をしていないように見せていても、自己親密行動に注意しなければ重大な何かがバレてしまいますよ・・・。
まとめ
話し相手と同じ行動を取ることを「ミラーリング効果」といい、お互い無意識のうちにやっているのであれば2人は非常に親密な関係を築けていると思われます。
お近づきになりたいからといってミラーリングをやるのであれば、気づかれない範囲で行う必要があるので注意してください。
ミラーリング効果は、かなり有名な方法となっているので、バレバレにやってるとただただ嫌われるだけですよ。