子供の頃は1年が長く感じたのに、年齢を重ねるにつれてあっという間に1年が終わってしまう・・・。
そんなことを感じたことはありませんか?
実際には同じ1年という時間なのに、時空でも歪んでしまっているのではないか!?
と、疑いたくなくなるほど早くなっているように感じてしまうんですよね・・・。
なぜ子供の頃よりも時間の流れや1年が早く感じる!
当たり前ですが、子供の頃と大人になってからの時間の流れは一緒です。
しかし、小学生の頃は14時とか15時に学校から帰ってきて遊びに行って、17時にはもう解散していたのではないでしょうか?
それでも十分に遊んだ感がありましたし、満足感がありましたよね。
大人になってしまうと、最近○○したなあと思い返してみたら、実際は数年前の出来事だったなんてこともあるのでは?
小学校の6年間、中学の3年、高校の3年、いずれもたった数年ですが大人になってからの3年、6年とはまったく別物のように感じてしまいます。
よく、物事に集中したら時間がすぐに過ぎると言われますが、大人が毎日ずっと集中しているわけではないので当てはまるかどうか微妙なところです。
子供だって遊びに夢中になっているわけですしね。
では、なぜ子供に比べて大人のほうが、時間の流れを早く感じるのでしょうか?
子供の頃よりも大人のほうが時間の経過が早い理由はなぜ?
子供の頃よりも大人のほうが時間の経過が早い理由は何なのか。
それは、フランス人哲学者・ポール・ジャネによる「ジャネーの法則」という考え方によって説明ができます。
例えば以下の2人の場合について考えてみると
B.5歳の子供にとっての1年
Aは、人生の50年に対する1年を表すと「50分の1(2パーセント)」になる。
Bも同様に表すと「5分の1(20パーセント)」に。
つまり、AとBを比べると10倍の違いがあり、50歳の10年=5歳の1年ということになるのです。
5歳の1日は、50歳の10日分のスピードだと思うと恐ろしい・・・。
また、子供は大人に比べて、体験・経験する多くのことが新鮮で刺激的なため記憶に残りやすいことも影響しているのではないかとも言われています。
大人になるにつれて生活が単調になり、刺激もなくなってくるので日々の出来事の印象が薄れ、時間の流れが早く感じるといいます。
ということは、新たなことにチャレンジをし続ける人や新しい世界に踏み出すことが好きな人は、単調な生活リズムでつまらない日々を過ごしている人に比べて時間の流れがゆったりになるのかもしれません。
都会に住んでいる人ほど時間の流れは早い!?
都会に住んでいる人は、それだけで時間の流れが早いのではないか!?
毎朝、満員電車に揺られ、お昼休憩して、夜に家に着く。
これを週に5日、休んだ気にもならない土日を過ごしてまた月曜日・・・。
このように、刺激がなく変わり映えのない生活リズムの人には、休みの日に旅行やキャンプなどをおすすめしたいですね。
といっても、カツカツの予定を組むのではなく、ゆったりダラーッとできるくらいのゆるさのほうが良いでしょう。
わざわざ都市部に旅行に行くのではなく、できれば自然のあるところが望ましいでしょう。
スマホや時計もあまり見ないような環境で過ごしてみると、時間の流れを驚くほど遅く感じることができますよ。
しかし、そこまでしているのに仕事の話しかできない人であればもはや手に負えないですが・・・。
沖縄には「ウチナータイム」という、独特のゆっくりと流れる時間感覚があります。
県民性にも表れていて、集合時間などでは遅れても「なんくるないさー」とあまり気にしないとされています。
もちろん、県民性までマネる必要はありませんが、ゆったりとした時間の体験は一度はしておいて損はありません。
遠出は疲れるからしたくない・・・という人には特におすすめしませんが、時間の流れを操作するには有効な方法として考えられるのではないでしょうか。
まとめ
子供の時よりも大人のほうが時間の流れが早く感じるのは、ジャネーの法則が関わっているとされています。
人生の中の1年が、自分の年齢において何パーセントなのかは、生きている限り減っていってしまいます。
ウチナータイムを感じられる生活をすることができれば、時間の調整が可能なのかもしれませんよ。
刺激のない単調ばかりの生活から抜け出す方法を考えてみては!?