多くの人がいる人混みでも、なぜか気になる話の内容は聞こえてきます。
自分の悪口が聞こえようものなら気になって仕方がなく、その会話が集中的に耳に入ってくるんですよね。
でも、他の人の会話も聞こえているはずなのに、なぜ一つの会話だけ聞こえてくるのか気になりませんか?
人混みの中でも気になる話が聞こえるのはなぜ?
人混みの中で気になる会話だけが聞こえてくるのはなぜなのでしょうか。
また、1対1で会話をしている場合、騒がしい環境でもちゃんと会話ができるのも不思議ですよね。
好きな人の会話なんてのは特に聞こえてくることでしょう。
この現象は、「カクテルパーティー効果」というもので、ある音だけを選択して聞き分けることができるのです。
人に元々備わっている能力の一つであり、これがないとなると脳に入ってくる情報が多すぎてしまうんですよね。
もし、騒々しい中での会話を録音しておいて、後で聞いてみるとおそらく聞きづらいものがあるでしょう。
このことからも、人の耳の能力が優れているということが分かります。
カクテルパーティー効果を恋愛に応用する
恋愛において、まず最初に気をつかいたいのは見た目なのではないでしょうか。
初対面の印象がよければ、その人の性格や能力まで優秀だと感じてしまう「ハロー効果」がそれを物語っています。
そこで、カクテルパーティー効果を恋愛に有効利用すれば優位に持っていける可能性もあるのです。
出会ってから時間が経っていない時期(恋愛関係ではない時期)に相手に意識してもらうことがポイントになります。
相手に意識してもらい、いい印象を与えましょう。
いくら大勢の人がいたとしても、相手に意識してもらえれば後々に恋愛に発展するかもしれません。
そのためには、相手の名前を呼ぶように心がけます。
会話の中にさりげなく名前を呼んであげると好印象を与えることができるでしょう。
すると親密になり、印象がよくなれば相手も好意を持ってくれる可能性が高まりますよね。
自分が他の人と話している時も、意中の相手はあなたの話を聞こうとカクテルパーティー効果を発揮してくれるはず。
とはいえ、名前を呼びすぎるとウザいのでほどほどに。
カラーバス効果|関心ある情報は目に入ってくる
カクテルパーティー効果は、聴覚の能力によるものですが、視覚的にも似たような効果があります。
看板の多い繁華街でも、自分が行きたいと思っていたお店は目に飛び込んできますよね。
実際は、同じ要領の情報がまんべんなく入ってくるはずなのに、意識したことだけを選んで目に留まります。
これを「カラーバス効果」といい、意識していない情報は視界からいなくなるのです。
行きには気にしてなかったのに、帰り同じ道を通ったら「こんなところあった?」なんて経験ありませんか?
これは、行きは目的地のお店に意識がいっていたために気づかなかったのです。
他にも「セール」「激安」「無料」などの文字は目に入りやすく、欲しい商品の広告は印象に残りやすいなんてこともカラーバス効果によるものになります。
まとめ
人は、意識しているかどうかによって、同じ情報でも聞こえてくるかこないかが変わってきます。
聴覚や視覚は、全ての情報を脳に送り込んでしまってはパンクしてしまうので、気になる情報だけを優先。
いつも耳に飛び込んでくるあの人の話声、もしかしたらあなたはその人のことが好きななのかもしれませんよ。