2020年2月13日(木)の早朝、インドネシア・ジャワ島のムラピ山で噴火が発生した。
火口からは溶岩が流れ出し、噴煙は上空2,000メートルに達した。
世界的に見ても、噴火が相次ぎ関連も気になるところですがどうなんでしょうかね。
インドネシア・ジャワ島のムラピ山が噴火!
Gunung Merapi Erupsi, Kali Ini Tingginya Mencapai 2.000 Meter https://t.co/Ld0vZicSL7 pic.twitter.com/y3ISQGyR7N
— KOMPAS TV (@KompasTV) February 13, 2020
ジャワ島のムラピ山はインドネシア・ジャワ島中央部にある火山。
1年中噴煙を上げている火山で、1548年から数えて68回以上噴火している。
ムラピ山とは、「火の山」という意味でメラピ山とも呼ばれ、標高は2,930メートル。
安山岩の溶岩ドームを崩落させて火砕流が発生する火山として有名で、「メラピ型火砕流」という。
長崎県の雲仙岳も同じ現象が起きる。
・1006年(数1,000人)
・1548年
・1672年(3,000人)
・1786年
・1822年
・1846年
・1849年
・1872年(1,400人)
・1930年(1,300人)
・1961年
・1966年(64人)
・1994年(60人)
・2006年(2人)
2006年5月からは活発5月13日に避難勧告が発令。
15日に火砕流が発生した。
また、2010年にも大規模な噴火が発生し、甚大な被害をもたらしている。
さらに2018年5月11日にも噴火している。
2010年の噴火
2010年10月23~24日にかけて500回以上もの火山性地震が観測された。
警戒レベルを最大となる4に引き上げ、10キロメートル以内の避難勧告を25日に発令。
10月26日
噴火により火砕流が村を襲い、29人が犠牲に。3回の大きな爆発を起こした。
11月4日
5時55分から33分もの間爆発し、噴煙は上空10キロメートルに達した。
11月5日
4日深夜から5日に爆発し、火砕流が13キロメートル流れた。18キロメートル離れた村では64人が犠牲に。一連の爆発で122人が犠牲となり、役15万人が避難した。
11月7日
犠牲者156人、避難者は約20万人へ。
11月8日
避難者29万人に。
11月9日
二酸化硫黄が上空12,000~15,000メートルに達した。
11月10日
噴火し、灰が50キロメートルの距離まで届く。犠牲者191人、重傷者598人に達する。避難者は約35万人へ。
11月12日
犠牲者206人、避難者38万人、噴出物の早朝は1.4億立方メートルとなった。
11月14日
犠牲者242人以上に。二酸化硫黄が上空3,000メートルに上り、気流によってオーストラリア付近に。
11月15日
犠牲者259人。噴火が落ち着き帰宅する人も出始める。
11月20日
犠牲者292人、避難者27万人へ。
11月21日
犠牲者304人、避難者20万人。
11月23日
犠牲者322人、避難者13万人。
相次ぐ噴火との関連はあるのか?
2020年に入ってからも、世界のあちこちで噴火が発生ししています。
2020年1月9日早朝、メキシコのポポカテペトル山で発生。
2020年1月11日15時5分に、鹿児島県の口永良部島・新岳が噴火。
2020年2月3日5時31分頃にも噴火し、火砕流が発生。
日本時間2020年1月12日15時頃、フィリピンのルソン島タール火山で噴火が発生。
2020年1月12日の夜、南米エクアドル領のガラパゴス諸島フェルナンディナ島で噴火が発生。
2020年2月4日0時3分頃、鹿児島県の桜島で噴火が発生。
2月1日の夜から、宮崎県の新燃岳で火山性の地震が増え噴火の可能性が高まっている。
2020年2月4日(火)、東京・小笠原諸島にある西之島で5秒ごとに噴火が繰り返されている。
世界の6割近い火山があると言われる「環太平洋火山帯」は、太平洋をぐるりと囲むように取り巻いている。
これらの火山はいずれも環太平洋火山帯の付近に位置していますが、関係性がありそうですよね。
しかし、火山は、それぞれ活発な時期と活発ではない時期を繰り返すので、単純に今は活発な時期が重なっているだけっぽいんです。
とはいえ、噴火が相次いでいるとなると、他の火山でもいつ爆発するのか分かりません。
日本は地震大国であるとともに、火山大国でもあり、避難や防災の意識は高めておきたい。
2014年9月27日に起こった御嶽山の噴火のこともありますし、火山に登山する際は十分な知識や身を守る方法をしっかりと学んでから行くようにしましょう。
まとめ
2020年2月13日(木)の早朝、インドネシア・ジャワ島のムラピ山で噴火が発生。
2010年には300人以上の犠牲者を出した火山だけに、今後の活動にも注視していきたい。
これ以上被害が広がないことを祈りたいところです。