口永良部島(新岳)で1年ぶりに火砕流を伴う噴火が発生!噴煙は上空7000メートルで被害は?

口永良部島(新岳)で1年ぶりに火砕流を伴う噴火が発生!噴煙は上空7000メートルで被害は?

2020年2月3日(月)5時31分頃、鹿児島県の口永良部島が噴火し、火砕流が発生。

 

口永良部島の火砕流を伴う噴火は、2019年1月29日以来1年ぶり。

 

先月1月11日には噴煙を上げた噴火が観測されていました。



口永良部島(新岳)で1年ぶりに火砕流を伴う噴火が発生!噴煙は上空7000メートル

今回の噴火により発生した火砕流は、口永良部島の火口から南西に900メートルにまで及んでいます。

 

噴煙は、火口から上空に7,000メートルに達したとのことで、先月の2,000メートルよりも規模が大きいことが分かる。

 

火口から半径2キロメートルにわたって噴石や火砕流に注意が必要な状況となっています。

 

昨年の噴火でも火砕流が観測され、警戒レベルは3(入山規制)となっていて今後も継続する見込み。

 

また、噴火によって発生する空気の振動「空振」も観測された。

 

空振は、遠く離れた場所でも空気による衝撃が到達し、窓ガラスが割れる可能性がある危険な現象

 

今回の噴火による火山性微動は続くとされ、今後の情報に注意しておきたいところ。

口永良部島(新岳)噴火の被害は?

今回の噴火による人的な被害は報告されていない。

 

しかし、40キロメートルほど離れた屋久島でも灰が降ってきたことを確認。

 

風下では、火山灰や小さな噴石が降ってくる可能性があり、マスクが手放せなくなりそうだ。

 

車を傷つけたり洗濯物汚したりといった生活への影響にも注意。

 

農作物へ灰が降れば収穫できなくなる可能性もあり、屋久島では注意を呼びかけている。



2015年の噴火では警戒レベル5(避難)

口永良部島は、度々噴火を起こしてきた歴史があります。

 

古くは、1841年い新岳で噴火が発生したことが分かっています。

 

近年だと、2015年5月29日に起こった噴火の規模が大きく、警戒レベルが3(入山規制)から5(避難)に引き上げられている。

 

噴煙は10,000メートルにまで達し、火砕流は火口から全方向に流れ出た。

 

最大時速は140キロメートルにもおよんだという。

 

しかし、前田地区という集落では手前でなんとかせき止められ犠牲者は出なかった。

 

火口から西側・北西側では海岸まで火砕流が到達し、南西側では海に1キロメートルほど進んだとされています。

 

今回の噴火でも、さらなる噴火の可能性も0ではないので、いざという時のために避難の準備を整えておいてほしいものです。

まとめ

2020年2月3日(月)5時31分頃、鹿児島県の口永良部島が噴火し、噴煙は7,000メートルに。

 

今後、警戒レベルが引き上げられることも考えられるので、注視しておきたいところ。



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