東京(小笠原諸島)の火山・西之島で5秒ごとに噴火!島の形(面積)が拡大中

東京(小笠原諸島)の火山・西之島で5秒ごとに噴火!島の形(面積)が拡大中

海上保安庁2020年2月4日(火)が、東京・小笠原諸島にある西之島で5秒ごとに噴火が繰り返されていると発表。

 

噴煙は上空2,700メートルまで達し、2019年12月から5回目の噴火となり一番高い噴煙となっています。

 

西之島は、1973年と2013年に噴火が発生し新しい陸地を形成。

 

その後も、拡大を続け、今回の一連の噴火でも島の面積は広がっているとされています。



東京(小笠原諸島)の火山・西之島で5秒ごとに噴火!

 

今回の噴火では、5秒ごとに噴火が繰り返されているという驚きの情報が発表された。

 

さらに、西之島から南に9キロメートルほどの位置で海水が薄い黄緑に変わっているのを確認。

 

海底での火山活動が活発化されているのが原因とみていて、近くの船に注意を呼びかけています。

 

噴火による溶岩は、海へ流れ込み島の面積が拡大。

 

2017年の噴火活動では、28ヘクタールもの陸地が広がったとされていましたが、1月時点で同じくらい拡大していたという見解がなされていました。

 

噴火は、2017年から継続中で、今回の噴火でどれくらい面積が広がったのかにも注目が集まる。

島の形(面積)拡大の経過

西之島は、約1,000万年前の火山活動により誕生。

 

1973年以降は、何度も噴火を繰り返しています。

・1973~1974年
・2013~2015年
・2017年
・2018年
・2019年
・2020年

 

ここ数年は毎年のように噴火が発生し、特に2013年以降の活動では陸地面積を大幅に拡大しています。

 

1973年5月30日、元々あった西之島の東南600メートルの位置にある海底火山の噴火により新しい島が出現。


出典:海上保安庁(1973年5月31日撮影)
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm

 

その後も活動を続け、2つの島が合体し北側に湾ができる形(コの字のような)となった。


出典:海上保安庁(1973年12月21日撮影)
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm

 

1974年3月2日には、第3、4、5の火口ができ、第5火口により孫島と呼ばれる島が出現。

 

さらに、拡大し西之島と孫島も合体。

 

2013年11月20日に新しい島が出現し、湾となっていた場所が池のようになる。

 

2014年2月4日には、池が完全にふさがり島の形は紡錘形に。

 

7月の時点で噴火前の7倍にまで広がり、12月には旧西之島が丸々飲み込まれたことが確認された。


出典:海上保安庁(2004年12月25日撮影)
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm


出典:海上保安庁(2020年2月4日撮影)
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm



西之島の生態系

2008年の時点では、6種類の植物、12種類の鳥類、アリ、クモ、カニなどが生息していることが確認されていました。

 

しかし、2013年の溶岩で、1973年時点の島全体が覆われたため、2015年には動植物が確認されていなかった。

 

2016年に、鳥類のアオツラカツオドリが定着していることが見られる。

 

他、渡り鳥のアトリ、ハクセキレイ、昆虫ではトンボ、ハサミムシ、ガの幼虫、植物はオヒバシ、イヌビエなど3種類を確認。

 

2019年には、鳥類5種の繁殖、節足動物32種、カニ2種、貝類4種の生息が確認されている。

 

ワモンゴキブリが大量に確認されていますが、これは噴火前に漁船などから島に入り込み、噴火から逃げ切ったゴキブリが繁殖したとされています。

 

カツオドリは1,400羽に達し、噴火前の数に回復。

 

噴火後の西之島は、生態系が回復と形成される過程を観察する場となっているとのこと。

 

2020年の噴火では、生態系にどのような影響を与えているのかについても、今後の調査結果を待ちたいところ。

まとめ

2020年2月の西之島での噴火は、5秒ごとに繰り返され、噴煙は2,700メートルに達した。

 

西之島は、噴火の度に島の大きさを広げ形を変えてきました。

 

無人島なので人的被害はありませんが、今後の生態系の変化と、島がどこまで大ききなっていくのかに注目したい。



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