2020年2月4日(火)0時3分頃、鹿児島県の桜島で噴火が発生した。
噴煙は、上空2,200メートルまで達したことが確認されています。
また、宮崎県の新燃岳では2月1日(土)の夜から、火山性の地震が増え噴火の可能性が高まっていると注意を促している。
2月3日(月)にも鹿児島県の口永良部島が噴火すなどる、九州での火山活動が相次いでいます。
鹿児島・桜島で噴火を観測!
2月4日(火)に桜島で噴火が発生し、噴煙は上空2,200メートルに達しました。
火山灰は、南東方向に流れ、宮崎県の日南市まで届く可能性があるとしています。
桜島の噴火警戒レベルは3の入山規制。
1月28日に、鹿児島市では桜島の大規模噴火の可能性が高まった場合を想定して、避難計画を明らかにしたばかり。
もし、警戒レベル5(避難)に引き上げられた場合、最大で20万人に避難勧告を行うとしている。
桜島での小規模な噴火は日常的で、特に2009年から急激に回数が増えています。
2008年が年間80回だったのに対し、2009年は755回。
2010年:1026回
2011年:1355回
2012年:1107回
2013年:1097回
2014年:656回
2015年:1252回
2016年:153回
2017年:406回
2018年:479回
2019年:393回
2020年は、1月だけで104回の噴火を記録している。
宮崎・新燃岳では火山性地震
宮崎県の新燃岳では、1日の21時頃から火口の地下を震源とする火山性地震が増加。
翌2日は48回の地震が観測され、3日は15時までに18回発生。
マグマの動きは確認されていませんが、火山性地震が40回以上見られたのは2019年2月27日以来。
新燃岳は、先月の1月2日に警戒レベルが1から2(火口周辺規制)へ引き上げられたばかり。
噴火する可能性が高まり、火口から2キロメートルの範囲に大きな噴石、1キロメートルに火砕流の危険があるとして警戒しています。
近年では、2011年、2017年、2018年と噴火が発生していることもあり、いつ起きてもおかしくない状況となっています。
口永良部島でも噴火!九州で噴火が相次ぐ
2020年2月3日(月)5時31分頃、鹿児島県の口永良部島が噴火し、火砕流が発生。
確か連続噴火は停止って昨日言ってたのに。
朝起きたらこの有り様(>ω<。)#口永良部島 pic.twitter.com/qRAdGXxIhW— マゲシマン・次は41号機かぁ。 (@mageshiman1025) February 3, 2020
噴煙は、火口から上空に7,000メートルに達しています。
火口から半径2キロメートルにわたって噴石や火砕流に注意が必要な状況に。
鹿児島の口永良部島、鹿児島の桜島、宮崎の新燃岳。
九州の近い範囲で3つも火山活動が活発化しているというのは偶然なのでしょうか。
いくつもの山が、あちこちで噴火なんてことにならなければいいのですが・・・。
まとめ
2020年2月4日(火)0時3分頃、鹿児島県の桜島で噴火が発生し、噴煙は2,200メートルに。
桜島での噴火は珍しいものではありませんが、降灰は日常生活に支障をきたすもの。
鹿児島市で大規模噴火を想定して避難計画を明らかにしましたが、タイミングが良すぎますね・・・もしかして近いうちに起きる可能性は本当に高いのでは!?