口永良部島(新岳)で11ヶ月ぶりに噴火!噴煙は上空2000メートルで被害は?

口永良部島(新岳)で11ヶ月ぶりに噴火!噴煙は上空2000メートルで被害は?

2020年1月11日(土)15時5分に、鹿児島県の口永良部島・新岳が噴火しました。

 

2019年2月2日に噴火してから、約11ヶ月での再噴火となりましたね。

 

噴煙は上空2,000メートルに達しましたが、被害どれくらいあったのか見ていきます。



口永良部島(新岳)で11ヶ月ぶりに噴火!噴煙は上空2000メートル

2019年に起きた噴火により、噴火警戒レベルは3となり入山規制が敷かれていました

 

二酸化硫黄の放出量が多く2020年になっても続いていた規制ですが、ここへ来てさらなる噴火が発生。

 

噴煙は上空2000メートルにまで達することとなりました。

 

大きな噴石は、300メートルの距離まで飛んだとされ火砕流の発生はなかったといいます。

 

しかしながら、新岳火口から約2キロメートルにまで噴石が飛び散る可能性があり、火砕流にも注意が必要とのこと。

 

風によっては、火山灰の他にも小さな石が飛んでくることがあり、より注意しておきたいところです。

口永良部島の噴火による被害は?

噴火による直接的な被害の報告はなく、避難の呼びかけは行っていません。

 

2019年10月18日には規模の大きな地震が起き、27日には新岳火口付近を震源とする地震が起きていました。

 

火山活動が高まったことで、翌10月28日に、噴火警戒レベルが2から3に引き上げられています。

 

2015年5月29日9時59分にも噴火は発生していて、噴煙が1万メートル付近まで達していました。

 

その時は負傷者1名という被害があり、警戒レベルは3(入山規制)から5(避難)となっています。

 

今回の噴火も規模は大きくないものの、今後の火山活動によっては警戒レベルが引き上げられるかもしれませんしまだまだ注意が必要となります。



口永良部島の詳細

口永良部島は、鹿児島県にある屋久島の西側に位置する島で、全域が屋久島国立公園となっています。

 

人口は147人(2010年)ほどで、面積38.04平方キロメートルと小さい島となっています。

 

 

1980年に噴火して以降、2014年に噴火するまで34年もの間、噴火はしていませんでした。

 

しかし、1990年から噴気や地震が活発となってはいたのです。

 

その後、2015年、2019年、2020年と繰り返すことに至っています。

 

ちなみに、観光で行く場合は、屋久島や種子島と結んでいるフェリーで1日1往復しかありません。

 

島内にも、公共の乗り物はなく車の移動は民宿の送迎などになるので注意してください。

まとめ

2020年1月11日(土)15時5分、屋久島の西側に位置する口永良部島の新岳で噴火が観測されました。

 

2019年2月2日以来、約11ヶ月ぶりの噴火となりましたが、人的な被害はないとのことで一安心でしょうか。

 

とはいえ、今後どれくらい活発となるのかは分かりませんし、今後の動向をチェックしておきたいところです。

 

さらに、2020年2月3日には、火砕流を伴う噴火が発生しています。

 

 

噴火に関する基礎的な知識についても参考にしてみてください。



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