地球の生物が6度目の絶滅の危機!2050年までに「自然と共生」できなければ世界の終わり!?

地球の生物が6度目の絶滅の危機!2050年までに「自然と共生」できなければ世界の終わり!?

2020年1月13日(月)に発表された「ポスト2020」の新たな計画案では、2030年までに生物の多様性を安定させ、2050年までに生態系を回復させることを目標としています。

 

10月に中国・昆明で開催される生物多様性条約第15回締約会議(COP15)へ向けて、地球の危機的な状況を改善するために「自然と共生」を実現させる案が出された。

 

2010年にも名古屋で開かれた第10回の締約会議では、2020年までの計画が話し合われましたが、そのほとんどが達成できていないとされています。

 

現状、生物が絶滅するスピードは速まっていることもあり、地球規模で食い止める必要があるのです。



地球の生物が6回目の絶滅の危機!2050年までに「自然と共生」できなければ世界が終わる!?

2050年までに「自然と共生」できなければ、地球は危ないかもしれない。

 

人間の手による環境破壊によって、地球史上6度目の生物絶滅の危機が迫っている最中だという。

 

人口は増え、土地は需要があるため開発、食料もインフラも需要は増えるものの生物からの資源は減るばかり。

 

二酸化炭素を始めとする温室効果ガスの排出量やプラスチックゴミなど、環境破壊は進んでいきます。

 

そこで、2010年の名古屋での会議では「愛知目標」として、2020年までに達成するべく20項目の目標を掲げました。

 

はたして、どの目標が達成しているのだろうか・・・。

 

2030年に向けて新たに、「陸域の17%と海域の10%を保護区にする」は「陸と海で30%を保護区にする」に変更。

 

除草剤、プラスチックごみ、過剰な栄養物を半減するなども含まれた。

 

これらの案は、愛知目標の後継として2020年の中国・昆明で決定する見通しですが、2030年になっても同じことを言っていそうでなりませんね。

 

10年後には、2040年に向けて「ポスト2030」「昆明目標」と言って騒いでいる気がするのだが・・・。

世界の人口増加

日本では、少子高齢化と言われていますが、今後はどうなっていくのでしょうか。

 

内閣府が予測している人口の推移は以下になっています。

2010年:1億2,805万7,000人
2015年:1億2,659万7,000人
2020年:1億2,410万0,000人
2030年:1億1,661万8,000人
2040年:1億0,727万6,000人
2050年:9,707万6,000人
2060年:8,673万7,000人

 

なんと、2050年には1億人を下回る計算になってしまっているんですよね。

 

一方で、世界全体ではどうなのかというと・・・。

 

国連が2019年7月に発表している調査では、現在の約77億人から2030年に約85億人2050年には約97億人になるというのです。

 

特に、サハラ砂漠よりも南のアフリカでは、99パーセント増加でほぼ2倍に。

 

国単位でいえば、増加率の1~9位は以下の順番とのこと。

①インド
②ナイジェリア
③パキスタン
④コンゴ
⑤エチオピア
⑥タンザニア
⑦インドネシア
⑧エジプト
⑨アメリカ

 

1位のインドは、2027年には中国を抜いて世界で一番の人口になるとしています。

 

また、単純な出生だけでなく2010年頃からは、難民や移民のよる移動によって人口爆発の国と人口が減る国もある。

 

世界の人口が増えれば、今のままではゴミは増え続け、二酸化炭素も増大になりますよね。

 

そうなれば、温室効果や温暖化によって平均気温は上昇、都市部では建設が進み各地でヒートアイランド現象も起こるでしょう。

 

エルニーニョ現象によって異常気象も発生しまくり、日本でも台風がさらに脅威になってくるのではないだろうか。

 

インドではプラスチックゴミを利用したレンガ作りが研究されています。

 

もちろん、これだけでは環境問題をクリアにできませんが、世界的にこのような取り組みをもっとやっていってくべきなのだろう。

 

ただ、ゴミ問題にしても何か重大な危機が迫ってきたから新たな技術で乗り越えるとする、それではどうしても後手後手な印象しかありません。

 

もっと根本的に、目標に掲げたような二酸化炭素の排出量を抑える、ゴミを減らすという取り組みを本格的に行っていかなければ、本当に近い将来地球は滅んでしまうかも・・・と感じます。



地球の生物の絶滅5回の歴史

このままでは、地球の生物は6度目の絶滅を経験するという話がありましたが、過去5回はいつだったのか。

 

いずれも、はるか昔のことですが、それがついにやってくるのかもしれないのだから余裕をかまして生きてはいられません。

①4億4,300万年前:約86%の海洋生物が絶滅
②3億6,000万年前:約75%の生物が絶滅
③2億5,000万年前:約96%に生物が絶滅
④2億1,000万年前:約80%の生物が絶滅
⑤6,500万年前:約76%に生物が絶滅

 

⑤の6,500万年前は、白亜紀の終わり頃にあたり、恐竜が姿を消した有名な絶滅となっています。

 

絶滅した原因は、火山や隕石、気候変動などとされていて、6,500万年前は巨大隕石の衝突だと言われています。

 

それ以来の絶滅が、人間が作り出した世界によって起こるかもしれない。

 

確かに、絶滅する生物は増え続け、世界規模での異常気象も影響を及ぼしています。

 

人間の生活(活動)によって、100万種類もの動植物が絶滅に危機となっているという報告もされているほど。

 

これらは、やがて人間にも影響を及ぼしてくるでしょうし、遠い未来には人間も絶滅危惧種なんて呼ばれていないことを祈るばかりです。

まとめ

2020年までの目標としていた20の項目は、そのほとんどが達成できず、さらにアップデートした目標を立てることに。

 

2030年、2050年という近い将来、人類は目標通り、生態系を保護することができるのか。

 

人口問題、ゴミ問題、温室効果ガス・・・なぜずっとずっと人間は気づかなかったのか。

 

とはいえ、世界の人々は生活スタイルや宗教が異なり、考え方もまったく違うので足並みを揃えることは不可能に思えてしまうんですよね。

 

本当に、戦争なんてしている場合ではない。

 

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