新型コロナウイルスの発生源とされている中国の武漢。
そのなかでも、中国の国歌重点実験室に指定されている「武漢ウイルス研究所」に疑惑の目が向けられています。
ただし、あくまでも「疑惑」であり、中国もWHO(世界保健機関)も否定的な見解を示しています。
ここでは、新型コロナウイルスの出所として武漢ウイルス研究所が疑われている理由はなんなのか見ていきたいと思います。
ちなみに、発生源の定説として有力となっている場所や最初の感染者については↓の記事で紹介しています。
武漢ウイルス研究所の概要
武漢ウイルス研究所は、正式名称を「中国科学院武汉病毒研究所」といい、日本では「中国科学院武漢ウイルス研究所」と表記します。
1956年に設立されたウイルス研究所で、中華人民共和国国家重点実験室に指定されている施設になります。
・ウイルス学
・土壌微生物学
・植物病理学
・微生物変異学、遺伝子および育種学
1956年:中国科学院武漢微生物研究室
1961年:中国科学院中南微生物研究所
1962年:武漢微生物研究所
1966年:湖北微生物研究所
1978年:中国科学院武漢病毒所
新型コロナウイルス・武漢ウイルス研究所が発生源として疑われている理由!
アメリカは、新型コロナウイルスの発生源に関して、武漢ウイルス研究所から流出したことが原因だと主張しています。
その理由はそもそも数年前にさかのぼるんですよね。
実は、2017年頃にはすでにウイルスが外部に漏れている可能性があると指摘されていました。
2018年には、アメリカの外交官が武漢ウイルス研究所を視察し、危険性についてアメリカ国務省に伝えたと報じられたのです。
一方で、疑いをかけられた研究所側は完全に否定し、中国の外交部(日本における外務省)も否定。
アメリカから中国との蜜月な関係を疑われているWHOも、人工に作られたウイルスではなく、自然の動物が原因だという見解を示しています。
ちなみに、中国側は最初に検出された新型コロナウイルスのサンプルを提供せず、協力的でないことからさらに疑念が深まってしまっているのです。
新型コロナウイルスの陰謀説
新型コロナウイルスは、世界の誰もが知らなかった未知のウイルスであるため、様々な陰謀めいた説がはびこっています。
これまでも、多くのデマや間違った情報がいくつも出てきては世界中・日本中が振り回されてしまっています。
WHOでさえ、「マスクは必ずしも必要ではない」「まだパンデミックに達していない」など迷走していましたよね。
今までにどんな陰謀論が出ているのか、ピックアップしてみした。
なかには、気分を悪くするようなものも含まれていますのであしからず。
・特許を取得したワクチンを使った生物兵器
・世界人口制御計画
・中国の生物兵器
・アメリカの生物兵器
・スパイ活動
などなど、様々な陰謀論が飛び交い、なかには国家主導の計画というものが多く見受けられます。
何か大きな災害があると陰謀論は必ずどこからか出てくるものなので、今回もいつもどおりの展開ですね。
アメリカと中国
ただ、アメリカの中国とWHOに対する姿勢はかなり本気なんですよね。
中国から感染が広がっていったにもかかわらず、中国は世界に先駆けていち早く収まったことをアピール。
世界にマスクを送るなどの支援を開始して信頼を得始め、国によっては中国を賞賛することになっていますよね。
一方で、アメリカの感染は世界一に膨れあがり、中国に対して脅威を感じているのは確かでしょう。
今のままでは経済的な活動は中国が世界の中心になりかねませんし、中国にしてやられたと思っているのではないでしょうか。
このシナリオが、あくまでも偶然だとしてもアメリカが中国を疑うのは無理もありませんよね・・・。
アメリカも焦っているのか、中国やWHOを避難してWHOへはお金を出さないと宣言。
さらには経済を動かそうと、国内のお店の自粛を徐々に解除することになってきています。
中国は中国で大多数の国民が国内旅行を開始していますが、まだ早いんじゃないかとも言われていますよね。
公表されている感染者の数字も本当に正しいのかも疑念が持たれていますし・・・。
アメリカも中国もまだ第二波が襲ってくる可能性がありますし、日本はどちらも見習わずにしっかりと終息まで油断しないでおきたいところです。
まとめ
新型コロナウイルスが発生した理由として、武漢ウイルス研究所がアメリカ政府により疑われています。
中国やWHOは完全に否定していて、あくまでも自然の動物が由来だとしたとしています。
「中国の活発な動き」と「アメリカの苦戦」はいったい何を示しているのか、誰も本当の理由は分かりません・・・。