世界的に広がりを見せ、日本でも日に日に感染者が増え続けている新型コロナウイルス。
相次ぐイベントの中止や臨時休校の措置など、社会全体に影響をもたらしています。
ところで、一番最初に感染した人って誰なのか気になりませんか?
また、感染源はどこでいつ発生したのか、新型コロナウイルスの正式な名前とともに振り返ります。
新型コロナウイルス最初の患者は誰?発生源はどこ?
新型コロナウイルスに最初に感染した患者は、中国人の陳氏という男性だと言われています。
回復したあとに退院しているとのこと。
また、新型コロナウイルスが大量に出たのは中国・武漢市内の海鮮市場。
しかし、陳氏は海鮮市場に行っていないと語っているんですよね。
海鮮市場といっても魚介だけではなく、生で売られている鶏や他の動物(コウモリ、ヘビなど)が疑われています。
武漢では、2月27日(木)の時点で4万7,000人以上が感染し、2,000人以上が亡くなっています。
正確な発生源は特定に至っていないが、おそらくは単一の感染動物と考えられています。
新型コロナウイルスはいつ発生?
武漢市によれば、陳氏が最初に発症したのは2019年12月8日。
中国政府関連の研究チームは、同じ12月8日に広く拡散されたとしています。
中国国家衛生健康委員会(NHC)によれば、広東省で最初にヒトからヒトへ感染が確認されたと。2020年1月20日に発表。
しかし、11月下旬にはヒトからヒトへ感染していた可能性もあるとのこと。
新型コロナウイルスの存在は12月31日になって初めて世界保健機関(WHO)に報告されています。
1月30日に、WHOにより「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に指定。
当初は、季節とともに自然に終息すると考えられていましたが、議論は尽きていない模様。
世界では2月26日の時点で81,006件の患者が確認され、2,764人が亡くなっています。
新型コロナウイルスの正式な名前
新型コロナウイルスは、2020年2月11日に国際ウイルス分類委員会(ICTV)によって「SARS-CoV-2」と正式に名付けられています。
WHOは暫定的に「2019 Novel Coronavirus」を略し「2019-nCoV」を推奨。
ウイルスの名称は、時に悪影響をもたらす可能性があり慎重をきたす必要があります。
例えば、2009年に流行した「H1N1亜型新型インフルエンザ」は「豚インフルエンザ」と呼んでいたために豚の処分を強いられるなど業界に被害をもたらしています。
今回の新型コロナウイルスも、発生源の「武漢」を名前に入れる可能性がありました。
風評被害の影響を考え、結局は外しています。
過去には「スペインかぜ」「中東呼吸器症候群(MERS)」などにも批判する意見も。
2015年に決められたWHOの「名称決定についてのガイドライン」では、人名や地名、食品名や動物名、特定の文化や産業に関する名前を含まないようにしている。
まとめ
新型コロナウイルスは、2019年11月下旬に最初の発生が確認され、武漢市によると12月8日に最初の患者が感染。
武漢市の海鮮市場で大量に検出されていますが、最初の患者である陳氏は訪れていないとしています。
最初の感染は単一の何らかの動物と考えられていますが、はたして終息はいつになるのか・・・。