新型コロナウイルスに関する多くの記事において、よく「コロナ禍」という言葉を見かけますよね。
急に使われるようになった印象ですが、そもそも読めない、意味が分からないという人もいますよね。
メディアは読み方も意味も示していないことがほとんどなので、読者を置き去りにしている感がどうしても否めません。
小池都知事のカタカナ語の連発にも違和感を抱いてしまうところですが、「知ってて当たり前」のスタイルは読んでいてストレスを感じてしまいますよね。
新型コロナウイルス・コロナ禍(しめすへんに渦・鍋)が読めない!なんて読む?
コロナ禍の「禍」というのは、「カ」と読みます。
禍は、訓読みで「わざわい」「まが」と読み、音読みで「カ」ですね。
・禍神(まがかみ)
・禍言(まがごと)
・禍事(まがごと)
・禍い(わざわい)
・禍々しい(まがまがしい)
など
・禍根(カコン)
・災禍(サイカ)
・水禍(スイカ)
・惨禍(サンカ)
・禍難(カナン)
・禍福(カフク)
など
メディアによっては「渦」を使って「コロナ渦」としているのも見受けられます。
新型コロナ渦に見舞われた東京五輪、延期がまだ決まらない理由 https://t.co/lY2WTq9dct
— AFPBB News (@afpbbcom) March 22, 2020
しかし、サイトに行くと「禍」になっているので誤植かもしれませんが・・・。
コロナ禍(しめすへんに渦・鍋)の意味
意味としては、「コロナのわざわい」ということになりますね。
「わざわい」には「災」「厄」「禍」とあるのですが、少し意味が変わってきます。
厄・・・くるしみ、災難の意味
禍・・・不幸を引き起こす原因、よろこばしくないことの意味
つまり「コロナ禍(カ)」というのは、コロナによる一連の不幸の問題といった意味合いになるのです。
「コロナ禍」は不親切ですね
コロナ禍という言葉は、テレビではあまり使われていることがありませんが、活字になるとなぜか多く見られます。
おそらく、テレビで「コロナカ」といっても、そもそも何のことを言っているのか分からないため避けているんでしょうね。
一方、文字で書くと「新型コロナウイルスによる一連の・・・」と長くなってしまいますし、意外となんて書いたら良いのか難しかったりもします。
それを「コロナ禍」とたった4文字で収められるので都合のいい言葉になっていると思われます。
にしても、読み方を書かないのは少し不親切な気がしますね。
パッと見「コロナ鍋」にも見えてもおかしくないですし、コロナ食べるのかよ!って一瞬よぎった人もいるのではないだろうか?
コロナ禍の鍋っぽい字なんて結局どう読むんじゃ
サイト調べてもはっきり答えてなくてわけわかめ#読み方
— Naru_John 建築学生 (@NaruJshinya) April 2, 2020
最近言われ始めてるコロナ禍?
コロナわざわい?コロナか?
どっちの読み方なのか— cream_soda (@white_surf_st5) March 31, 2020
コロナ禍 は コロナカ という読みでいいのだろうか?#読み方
— kodahiro (@kodahiro) April 1, 2020
コロナ禍
— もりのみやこ (@j0p68HyCLqe7NsO) March 12, 2020
コロナ鍋ってなんだよと大きな声で突っ込んでしまった pic.twitter.com/2mJtBR8qte
— バーチャルゆー (@VRkusuzawa) March 30, 2020
ニュースの見出しに『コロナ禍』って書いているのを『コロナ鍋』って読み間違えた。
わたしの脳味噌ったら、本当に…みんなで安心して一つの鍋をつつける日が早く来ますように。 pic.twitter.com/PCZOV1MNDp
— 河本 久和 (@ikuonomusuko) March 30, 2020
まとめ
「コロナ禍」はコロナカと読み、意味としては「コロナによる一連の不幸なわざわい」というようなものになります。
なかには「コロナ渦」と表記するメディアもあり、これは誤植なのかどうなのか気になるところではありますね。
専門的な人だけでなく誰もが理解しなくてはならない重要な問題だからこそ、誰もが読めて意味を理解できるようにする必要があるのだと改めて実感させられる「コロナカ」表記でした。