街を歩いていると無意識のうちに、ある特定の数字や英数字が気になっていたなんてことありますよね。
それは、自分の名前だったり誕生日だったりと、あなたに関わるものなのではないでしょうか?
その英数字はあなたのお気に入りとして、パスワードなんかにも使ってしまってこともあるでしょう。
気になってしまう人は自尊心が高い傾向にあり、それを利用すれば好感度をアップできるかもしれないというのです。
名前や誕生日に関する英数字やイニシャルが気になる
自分の名前や誕生日など、パーソナルなことに関連する英数字、イニシャルが気になってしまう。
無意識にその英数字が好きになるという心理を「ネームレター効果」といいます。
人は、自分の名前に近いものや、含まれている文字に愛着を持ちやすいものなのです。
例えば、「山田太郎」という人がいた場合
・「やまだたろう」というひらがな6文字
・「ヤマダタロウ」というカタカナ6文字
・イニシャルの「T」「Y」
などに、愛着を持ちやすくなります。
イニシャルや生年月日に使われる英数字は、その他の英数字よりも気になってしまうんです。
ネームレター効果を感じやすい人は、自尊心が強い傾向にあるとされているんですよね。
特に、自分の名前が好きな人はより強いというのですが、あなたはどうですか?
ネームレター効果を利用して好感度を上げる
ネームレター効果では、名字よりも名前の方が愛着を持ちやすいと言われています。
それは当たり前のことかもしれませんが、これを利用すれば好感度を上げることが可能となるというのです。
それは、人と話をする際に、相手の名前を呼ぶという方法です。
これを「ネームコーリング」といいます。
例えば、頼みごとをしようとした時に「○○さん、~お願いしてもよろしいですか?」
などと、名前を先に言ってからお願いすると、より相手のことを考えているという思いが伝わりやすいと言われています。
その時はもちろん、名字よりも名前で呼んだ方が親密度は増す効果があります。
しかし、下の名前で呼ばれることで、逆に嫌われたり拒絶されたりしてしまうこともあるので注意。
かなり近い関係性を築いておかないと通用するものではないので、まずは名字を付け加えて会話をしてみるといいかもしれませんね。
「13」や「4」が嫌われる理由
ところで、数字の中には「13」や「4」のように嫌われてしまっているものもありますよね。
これって、どうしてなのか知っていますか?
「4」は日本で嫌われていて、不吉なことを連想されるためにマンションなどの部屋番号に使われない場合が多いです。
「13」はヨーロッパで敬遠されていることが多い数字ですね。
これは、キリストが13日に貼り付けにされたことに由来しています。
4を嫌う心理を、「テトラフォビア」といいギリシャ語で「4症候群」を意味しています。
13を嫌いう心理は、「トリスカイデカフォビア」と呼ばれています。
しかし、どちらもまだ明確な理由はなく、後からのこじつけで嫌われているとされています。
まとめ
自分に関する英数字などが気になったり愛着をもつ心理を「ネームレター効果」といいます。
また、名前を呼びながら相手と話す「ネームコーリング」を取り入れることで、好感度がアップすることも。
街中で目に留まった文字があったら、どうして目に入ったのかを気にしてみてはいかがでしょうか。