【モナリザ症候群】食べ過ぎていないのに太るのはなぜ?改善方法は?

【モナリザ症候群】食べ過ぎていないのに太るのはなぜ?改善方法は?

食べ過ぎていないのになぜか体重が増えている・・・なんてことはないだろうか?

 

もちろん、加齢による代謝の悪さや運動不足も影響しているでしょうが、それだけではないので注意しましょう。

 

モナリザ症候群」という交感神経の働きの低下によるものかもしれないのです。

 

ここでは、モナリザ症候群の解説とその対策、チェックリストも紹介します。



【モナリザ症候群】食べ過ぎていないのに太るのはなぜ?

食べ過ぎていなくても太ってしまうのは、モナリザ症候群の可能性もあるので注意してください。

 

モナリザと聞くと、冒頭の写真のあの「モナ・リザ」を思い浮かべるでしょうか。

 

しかし、モナリザ症候群の「モナリザ」は

 

肥満者の大多数は交感神経の働きが衰えている

 

という意味の

 

Most Obesity kNown Are Low In Sympathetic Activity」

 

の頭文字(kNownだけ2文字目ですが)から取って付けられた造語になります。

 

交感神経の働きが低下すると、代謝しにくくなり痩せにくくなってしまうというもの。

・交感神経:活動したり緊張したりする時に働く
・副交感神経:リラックス時に働く

 

交感神経は日中に活発になるのが正常な状態であり、夜は副交感神経が優位になります。

 

昼夜が逆転している生活を送っている人は、自律神経(交感神経・副交感神経)が乱れている可能性が高いので注意しておきたいところですね。

 

昔から、早寝早起きと言われていますが、非常に理にかなった教えということなのです。

モナリザ症候群の改善の対策は?

肥満の人の7割もの人がモナリザ症候群が原因で太っているとも言われています。

 

これは、1990年に神戸で開かれた国際肥満学会で、アメリカのジョージ・ブレイ医師が発表しています。

 

自律神経の乱れが原因となると、単純に生活リズムを改善することが望ましいですよね。

・朝、目を覚まし太陽の光を浴びる
・食事を適切な時間にとる
・日中に活動し、夜はリラックス
・十分な睡眠をとる

 

昼間は活発に、夜はゆっくり休むというメリハリを持った生活が大切なのです。

 

朝日を浴びること、朝ご飯を食べること、これらは交感神経を働かせるスイッチにもなると言われています。

 

歯磨きや洗顔もしかり、エスカレーターの代わりに階段を利用するなどの運動も有効となります。

 

昔からある、ラジオ体操や乾布摩擦といったものは、交感神経にうまくスイッチを入れていたんですね。

 

また、ストレスも自律神経を乱す原因になるので、仕事や生活でのストレスはできるだけ避けておきましょう。

 

食事をしなかったりそのことで受けるストレスだったりと、無理なダイエットでは身体の調子を落とすのも無理はありません。

 

痩せたいと思うのであれば、まずは生活リズムを整えることをまずは考えたいところですね。



モナリザ症候群じゃないかチェック!

では、最後にモナリザ症候群チェックリストを紹介しておきます。

 

以下の項目の中で、5つ当てはまったという方は要注意!

 

食べ過ぎていないのに太ってしまう
目覚めが悪い
朝食を食べない
運動をしていない
家でゴロゴロするのが好き
日中は座りっぱなし
お風呂(湯船)に入らずシャワーのみ
スマホをいじっている時間が長い
睡眠時間が6時間以下
深夜1時過ぎに寝ている

 

ヤバイと感じた方は生活のリズムを考え直し、少しでも改善に向かいましょう。

 

項目のほとんどは、無理をしなくても直せるものなのでできるものから実行しておきたいですね。

 

自律神経の乱れは、太りやすくなるだけではなく、頭痛や鬱などにより体調を崩す可能性もありますしね。

まとめ

食べ過ぎていないのに太ってしまうのは、自律神経の乱れにより代謝しにくい身体になってしまうから。

 

それを「モナリザ症候群」といい、生活リズムを正常にすることで改善する可能性が高まります。

 

生活リズムの変更は、最初の1、2ヶ月を意識して改善すれば、それが今度は習慣になっていくのでまずは我慢です。

 

あわせて読みたい



謎の感覚・心理カテゴリの最新記事