目を思いっきり強く瞑った時、なぜか光がまぶたなの中に感じることってありませんか?
また、視界の中に蚊のような虫が飛んでいるように見えたり、糸くずが見えたりすることはあるでしょうか?
いずれも、目の中で起きている謎の現象ですが、もしかしたら医者に診てもらった方がいいという場合もあるので注意してください。
眼内閃光|目を強くつぶると光を感じるのはなぜ?
目を強く瞑ったり、眼球を強めに押したりすると光を感じることができます。
これは、網膜が圧迫によって光を感じる現象で「眼内閃光」と呼ばれています。
誰でも起こる現象なので問題はありませんが、気をつけた方がいい場合もあります。
強く押していないのに、目を閉じると光や閃光が見えたり、暗闇で光が見えたりしたら要注意。
このような症状を「光視症」といい、網膜剥離の可能性があるので診察してもらったほうが良いでしょう。
眼球内で起きる視覚現象は、まとめて「内視現象」といいます。
飛蚊症・|目の中で糸くずや虫が飛んだように見える理由は?
他の内視現象の一つとして「飛蚊症」というものがあります。
飛蚊症は、目の中で糸くずや蚊のような虫が飛んでいるように見えるもの。
眼球を動かすとそれらも動いてくるので、慣れるまでは不快な思いになるはずです。
特徴としては、青空や真っ白な壁、パソコンモニターなど、単色の背景を見ている時に起こりやすくなります。
加齢によるものが多く、眼球の硝子体が縮むことでしわができたり網膜からはがれたりすることで影のように見えてしまうのです。
一般的には、50~60代になってくると起きてきますが、近眼の人は若くても起こりやすいといいます。
そもそも飛蚊症に一度なってしまったら治ることはないとされていますが、これも網膜剥離の可能性があるので注意しておきましょう。
眼前暗黒感|急に立ち上がると目の前が真っ暗になるのはなぜ?
急に立ち上がると目の前が真っ暗になってしまい、立ちくらみを起こすことはなありませんか?
気が遠くなったり、めまいをおこしたり、少し気絶してしまったり・・・。
このような現象を「眼前暗黒感」といい、別名を「起立性低血圧」ともいいます。
これは、脳への血流が不足することで起きているのです。
急に立ち上がると、座っている時よりも上に血液を流さないといけません。
その際に、一気に上げるほどの血圧がなければ、脳に行き渡らなくなってしまうのです。
まとめ
目を強く瞑ると光が見えるように感じるのは、眼内閃光によるもので特に問題はありません。
飛蚊症も、年齢によるものであり慣れてしまえば気になりませんが、どちらの現象も網膜剥離が原因となっている可能性があるので注意。