携帯電話やスマホに着信がないのに、振動しているように感じたことはありませんか?
画面を見ても、実際には何の着信もないので錯覚のようなものなのですが・・・。
このように感じた時には注意が必要なので、「なんだ、ただの錯覚か」と甘く見てはいけないんです!
もしかしたら、ストレスが溜まりまくっているかもしれないので、生活を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
携帯電話・スマホが着信ないのに振動しているように感じる理由
携帯電話・スマホが着信ないのに振動しているように感じる現象のことを「ファントム・バイブレーション症候群(シンドローム)」といます。
一種の錯覚で、精神的に追い込まれている場合に起こりやすいといいます。
仕事関係の、返信を急いで出さなくてはいけない大事なメールがくるのではないか・・・。
休みの日なのに、上司から電話がかかってくるのではないか・・・。
このように、ストレスに敏感になっていることはないでしょうか?
特に、普段から着信をバイブに設定していると、脳が「バイブ=着信」と学習するのでより過敏になるとされています。
ファントム・バイブレーション症候群に心当たりがある方は、少し心が疲れているかもしれないので注意してくださいね。
携帯電話・スマホが着信ないのに振動しているように感じたら要注意!
マナーが悪い人は、電車やバスでも気にせず電話したり着信音を出したりしていますよね。
しかし、まともな一般の方であればマナーモード(バイブ設定)にしているはず。
そのため、着信がくれば携帯やスマホは振動して知らせてくれるということに慣れてしまっているのです。
多くの人がスマホを常に身につけ、なくなってしまったら生活が不便になってしまっています。
携帯がない時代とは違い、いつでもどこでも連絡を取ることができるため、「電話やメール(LINE)が来るかもしれない」という意識で埋め尽くされてしまっているんですよね。
つまり、着信に対して敏感になりすぎていて、強迫観念に陥っている可能性があるのです。
特に近年はSNSの影響で、常に画面を見ているという人も増えてきていることでしょう。
通勤時間帯は電源を切って小説を読んでみたり、休日はスマホを手に取らない時間を作ったりしてみてはいかがでしょうか。
あまりにもストレスが溜まりすぎて、身体に影響が出てからでは遅いので注意ですよ。
ファントム・バイブレーション症候群の対処法は?
では、ファントム・バイブレーション症候群の対処法にはどんなことがあるのでしょうか。
先ほど述べたように、少しスマホと距離を置くのは簡単にできる対処法のひとつです。
SNSにハマりすぎて、更新されていないか、反応してあげたい、どれくらい「いいね」がついているか・・・依存が高まればそれだけファントム・バイブレーション症候群も増えていってしまいます。
また、いつもとは別の場所に入れて持ち運ぶのも一つの手です。
いつも同じ場所に入れていると、そこに意識がいくように慣れてしまっています。
ポケットに入れている場合は、バッグに入れてみるなど慣れていない場所に入れておくと改善することもあるといいます。
お子さんを持つ母親であれば、幼稚園や学校から連絡がないか気にしすぎてしまうことも。
もちろん、緊急の電話がないとは言い切れないのでスマホと完全に距離を置くのは難しいでしょう。
しかし、かつては家の電話や公衆電話しかなくてもやっていけたのも事実です。
現代と昔では話が違うのは当たり前ですが、SNSの閲覧やゲーム、ネットサーフィンなどの時間を減らすなどしてスマホを使用しない時間を作ってみてはいかがでしょうか。
また、休日に電話がかかってくるような上司が嫌であれば、その会社や職種にこだわる必要がないのでは?
お金を稼ぐことは大切ですが、はたしてストレスを溜めてまでそこにいる意味はあるのでしょうか?
まとめ
携帯電話やスマホに着信がないのに、振動したように感じる現象を「ファントム・バイブレーション症候群」と呼びます。
現代人特有のもので、所有者とスマホとの距離が近づきすぎたことで起きているもので、精神的に追いつめられている場合に起こりやすい。
電話やメールに気づけなかった時にいちいち文句を言ってくる友人、休みに関わりたくないのに連絡してくる上司や同僚、SNSで反応しなくては気まずい関係性・・・あなたにとってそんなに大事な存在ですか?