出典:気象庁
2020年3月24日(火)12時15分頃、宮崎県で最大震度3の地震が発生しました。
24日12時15分ころ、地震がありました。
震源地は、宮崎県北部平野部(北緯32.1度、東経131.5度)で、震源の深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は3.1と推定されます。
この地震による津波の心配はありません。この地震により観測された最大震度は3です。
[震度1以上が観測された地点(宮崎県)]
*印は気象庁以外の震度観測点についての情報です。
宮崎県
震度3
西都市上の宮*
震度2
西都市聖陵町* 高鍋町上江* 川南町川南* 宮崎都農町役場*
震度1
宮崎市霧島 宮崎市松橋* 宮崎市佐土原町下田島*
日向市東郷町山陰* 国富町本庄* 新富町上富田
木城町高城* 宮崎美郷町田代*
出典:気象庁
宮崎県で震度3の地震が発生!日向灘プレートにも注意
3月24日 12:15 震度3
震源:宮崎県北部平野部 M3.1 深さ約20km
この地震による津波の心配はありません。https://t.co/U2QLU5QnbC#地震 #防災 #減災 pic.twitter.com/PGMBV8pcD5— ウェザーニュース (@wni_jp) March 24, 2020
宮崎県北部平野部で震度3の地震が発生。
震源の深さは約20km、マグニチュードは3.1と推定。
今回の地震は内陸部が震源ととなっているものの、宮崎県は日向灘が震源地となり大地震の可能性があるので注意したい。
出典:Peka – Image:Topographic30deg_N30E120.png, Headquarters for Earthquake Research Promotion homepage, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
赤い線は南海トラフを示していますが、日向灘地震の震源域はその西端部分から西側の海域一帯となっています。
日向灘周辺で発生する地震は、「日向灘プレート間地震」と「日向灘プレート間のひとまわり小さいプレート間地震」の2種類に分かれています。
マグニチュード:7.6前後
発生確率:30年以内に10%程度
マグニチュード:7.1前後
発生確率:30年以内に70~80%程度
マグニチュード7.1レベルの地震は高確率で発生すると予想されているのです。
また、3月9日に発生した豊後水道での地震もあったため、今後の地震活動にも注意しておきたいところ。
新型コロナウイルスと重なったら避難所はどうなる?
新型コロナウイルスが世界的な大流行パンデミックとなり、外出やイベント、スポーツなどが自粛モードに入っているこの時期。
もし、今大地震が発生したら、避難所なんてどうなってしまうのか恐ろしくて想像したくもありません。
政府や自治体は、新型コロナウイルスで手一杯なのかもしれませんが、大地震のことを想定しているのか疑問が残りまよね。
厚生労働省では、2011年の東日本大震災以降、「避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン」を作成しています。
インフルエンザ等と同じ対策を取ることになり、できることは早めの発見と感染者を別の部屋に隔離するくらいなんですよね。
もちろん手洗いやマスク着用を徹底した上でのことになりますが、一人でも感染者が出たらと思うと怖すぎます。
感染症の流行予防
○ 避難所での集団生活では、下痢等の消化器系感染症や、風邪やインフルエンザ等の呼吸器系感染症が流行しやすくなります。避難所に出入りされる方々には、こまめに手洗い、うがいを励行するよう呼びかけましょう。水が出ない場合は、擦り込み式エタノール剤の確保に努め、可能であれば、擦り込み式エタノール剤やウェットティッシュを世帯単位で配布するのが望ましいです。○ 発熱・せきなどの症状がある方には、避難所内に風邪・インフルエンザを流行させないために、軽い症状であっても、マスクの着用を呼びかけましょう。長引くときには結核などの恐れもありますので、早めの受診を勧めましょう。
○ 下痢の症状がある方には、脱水にならないよう水分補給を呼びかけましょう。また、周囲に感染を広げないように、手洗いを励行しましょう。
○ がれき撤去の際には、長袖・長ズボン・手袋(皮手袋)の上に厚手のゴム手袋をしたり、厚底の靴を履くなどしてけがを防ぎ、感染症にかからないようにしましょう。
○ けがをした場合には、そこから破傷風に感染するおそれがあります。土などで汚れた傷を放置せず、手当を受けるように医療機関に紹介しましょう。
○ 下痢、嘔吐、発熱患者が同時期に複数の方に発生した場合には保健所に連絡しましょう。
○ 感染症の患者さんが発生した場合は、感染拡大防止のため、患者さんのお部屋を分けて作ることも検討しましょう。
○ 下痢や嘔吐物の処理は、ノロウイルス対策のため、その都度適切に行うことが大切です。感染の拡大を防ぐために、下痢や嘔吐物を片付ける際は、直接、それらに手を触れないようにしましょう。
トイレの問題などにより、ただでさえ衛生的な環境が悪くなりやすいのに、ウイルスまで関係してくるとたまったもんじゃありません。
新型コロナウイルスもいつまで続くか分からないため、政府には地震が起きたときのガイドラインの作成をお願いしたいものです。
避難所に行かなくても大丈夫な程度であれば自宅避難をすることになりますが、その際に生きていけるだけの知識や備えはしっかり今のうちにやっておくようにしましょう。
宮崎県は南海トラフの被害想定を修正したばかり
2020年3月23日(月)に、宮崎県は南海トラフ巨大地震における被害想定を修正したばかり。
避難タワーの整備や避難ビルの指定が進み避難場所が約550増えたことでや、避難訓練の普及や防災の意識が高まったことなどにより、犠牲者の数は減少しています。
建物の倒壊や津波によって約1万5,000人が犠牲になるとし、前回の2013年時の想定よりも約2万人減っています。
津波だけに絞ると、前回は約3万1,000人でしたが、約1万2,000人へ修正。
被害想定の修正を行った次の日に、小さいながらも地震が起きたということが少し不気味ですが、何もないことを祈るしかありません・・・。
詳しくは、↓のPDFを参考にしてみてください。
まとめ
2020年3月24日(火)12時15分頃、宮崎県で最大震度3の地震が発生しましたが、これが大地震だったら避難所はどうなってしまうのか。
避難所に行ってから新型コロナウイルスへの注意を話されても対応できるか分かりませんし、被災してそれどころじゃないという人も多数出てくるはず。
大きな地震が起きていない今だからこそ、しっかりと国民へ大地震と新型コロナウイルスを想定した避難の方法などを明確に説明しておいてもらいたい。
事前にできることとして、災害時の備えや知識・情報収集などをしっかり行っておくようにしましょう。
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