新型コロナウイルスの影響でマスクが品薄状態となっていますが、そもそもマスクは生産されているのか気になりませんか?
2019年1月末頃から続き1ヶ月以上も続いている品不足ですが、マスクを巡って暴行事件も発生するなど苛立ちも顕著に表れていますね。
はたして、いつになったらマスクが通常通り手に入るのでしょうか・・・。
新型コロナウイルス・マスクはいつ店頭に並ぶのか
2月26日(水)に行われた衆議院予算委員会において、野党から以下のような質問が投げかけられました。
「いつになったらマスクが店頭に並ぶのか?」
これに対し管官房長官は「異常な状況であることをご理解いただきたい」と回答。
ある大手ドラッグストアは、高額な商品と一緒にマスクを売るという若干悪質な販売方法をしていたことが明らかとなっています。
2月27日(木)に、公正取引委員会が指摘し、このような販売方法を行わないように要請する事態に発展。
オークション販売に関しても、転売による高値のマスクを扱わないよう、経済産業省が指摘しているんですよね。
マスクは品不足となっている間ずっと生産を続けていますが、結局のところいつになったら解消されるのかは見通しがついていない。
【新型肺炎終息までマスク品薄】
日本製紙連合会の矢嶋進会長は、マスクの品薄状態について「(平常に戻るのは)中国でウイルスが収まるころになるだろう」。
当面はマスクが手に入りにくい状況が続くとの見通しを示しました。#新型コロナウィルス #新型肺炎https://t.co/rpTtOscMD6— 産経ニュース (@Sankei_news) February 20, 2020
マスクは生産されているの?いつ品薄が解消するのかは見通し付かず
マスクを生産するメーカーは、24時間体勢で増産していると言われています。
2月13日には、国内への供給の月4億枚を、月6~7億枚に増やす計画を政府が打ち出しました。
それでも改善されないことから、先ほどの質問に繋がったわけなのですが・・・。
補助を受けて実際にマスクの数が増えるのは3月中旬頃になるとのこと。
大手メーカーのユニチャーム社長は、この時期の通常の生産数1億枚と話しています。
ただでさえインフルエンザや花粉症の時期であり、現状の注文数は週に5~6億枚と圧倒的に足りていないという。
あるメーカーの方は、国内マスクの約80パーセントが中国製と話し、解消の見込みはないとのこと。
シャープがマスクの生産をスタート!
そんななか、政府は新たにシャープにマスクの生産を要請。
液晶ディスプレイを生産する三重工場の一部で生産することになるとのこと。
3月の中旬頃には、1日15万枚のマスクを生産スタートの予定で、最終的には1日50万枚となる計画。
シャープはマスクの生産は初めてのことですが、シャープ工場にあるクリーンルームに注目した政府が声をかけたという。
ホコリや雑菌がなかに入らない環境となっているため、マスク生産に適しているということなのでしょう。
とはいえ、3月中旬ということは、まだまだ新型コロナウイルスによるマスク不足は続きそうだ。
まとめ
新型コロナウイルスによるマスク不足の見通しは未だに着いていない状況となっています。
生産量を月4億枚から6~7億枚に増やす計画ですが、3月の中旬頃に店頭に並ぶ予定となっています。
経済産業省が特設サイトを開設しているので、チェックしておくと良いでしょう。