自転車日本一周の旅人は注意せよ!2015年の交通ルール改正で罰金や旅断念の可能性も?

自転車日本一周の旅人は注意せよ!2015年の交通ルール改正で罰金や旅断念の可能性も?

自転車日本一周旅をやってみようかなと思っている方は少なからずいると思いますが、しっかりと交通ルールを理解していますか?

 

スマホ運転やイヤホン運転などが問題視され、取り返しのつかないことが起きてしまうこともよく聞きますよね。

 

しかし、それだけではなく、自転車の交通ルールが2015年6月1日から厳しく改正されたことで、気づかないうちに思わぬ落とし穴に出くわすこともあるので注意しておきたいところ。

 

ルールを守って安全運転している方は問題ないと思いますが、自転車は「車両」であることを忘れないように運転するようにしましょう。



自転車旅行者への注意喚起!交通ルールの改正について

自転車日本一周を考えいてる旅好きのみなさん、2015年6月1日に道路交通法が改正されたことをご存じですか?

 

もちろん、街で自転車を利用しているママさんや学生など、誰もが注意しておかないと大変なことに巻き込まれかねないので注意してください!

 

自転車で日本一周を経験したからこそ伝えたい自転車での落とし穴について紹介しておきます。

 

みなさん、自転車を使って移動する場合どのように自分が乗っていたか思い出してみてください。

 

2015年の法改正で自転車利用者に対し、規則が厳しくなったんですよ!

 

一番注目されたのは、車道の左側を走行しなくてはいけない(もちろん標識などによって歩道の通行が許可されている場合は除きます)ということでした。

 

つまり車と同じ進行方向で走行することが求められ、右側を逆走することが禁止されました。

 

これってルール化されたこと自体知らない方も多いのではないかと思うんですよね。

 

普段街を歩いていても猛スピードで逆走しているママさんを見かけることってないですか?

 

実は、子どもの模範どころか最低な背中を見せまくっている恥ずかしいことに気がついていないんですね。

 

一部ですが警視庁によると、以下の自転車交通ルールが定められています。

・自転車は、車道が原則、歩道は例外
・車道は左側を通行
・歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
・安全ルールを守る
・飲酒運転・二人乗り・並走の禁止
・夜間のライト点灯
・交差点での信号厳守と一時停止・安全確認
・子どもはヘルメットを着用

これらは特に重要なルールとされていますし、ちょっとだけならいいや!という軽い考えでいると大変な将来が待っている可能性もあります。

 

旅の途中で断念なんてにならないように充分に注意してくださいね。



自転車で歩道を走っていい場合

先ほども述べましたが、自転車は基本的に車道の左側を走るのが原則ですが、歩道を走っていい場合があります。

 

標識や路面に書かれている自転車走行レーンのマークがある場合は許可されています。

 

歩道を走行してもいい場合でも自転車は車道寄りを走ることが決まっていますので、蛇行運転や並走なんていうのはもってのほか。

 

子どもや高齢者、障がいを持った方は安全上やむを得ない場合に歩道の通行が許されています。

・歩道に「自転車通行可」の道路標識や、道路標示がある場合
・歩道に「普通自転車通行指定部分」の道路標示がある場合
・運転者が13歳未満又は70歳以上、または身体の障害を有する者である場合
・歩道を通行することが「やむを得ない」と認められる場合

 

歩道を自転車で走行している方が、歩行者どけよ!と言わんばかりに歩行者側を攻めてくることがありますよね。

 

歩道では歩行者優先なので本来は違反ですし、何より心に余裕を持って譲り合いの気持ちで利用してほしいものです。

自転車運転者講習の対象行為


出典:自転車運転者講習リーフレット

自転車の交通ルールにおいて3年以内に2回以上摘発された違反者は自転車講習が義務化されています。

 

講習は3時間で6,000円受講しなければ5万円以下の罰金という厳しい!?制度。

 

危険行為とされている14種類
・信号無視
・遮断踏切立入り
・指定場所一時不停止等
・歩道通行時の通行方法違反
・制動装置(ブレーキ)不良自転車運転
・酒酔い運転
・通行禁止違反
・歩行者用道路における車両の義務違反(徐行違反)
・通行区分違反
・路側帯通行時の歩行者の通行妨害
・交差点安全進行義務違反等
・交差点優先車妨害等
・環状交差点安全進行義務違反等
・安全運転義務違反
やりがちな違反行為
・携帯電話使用運転
・かさ差し運転
・イヤホン等の使用運転

 

みなさんは、上記の違反を知らず知らずのうちに行ってしまってはいませんか?

 

自身が罰金をするのは自己責任なので反省してもらえればいいですが、もし、軽い気持ちでやった違反で事故を起こしたらどうしますか?

 

罰金だけで済むのでしょうか?

 

自転車は「車両」という認識をもう一度持ってください

 

車より弱いので危険さも伴う一方で、歩行者よりも強いということを肝に銘じて自転車生活や自転車旅を楽しんでくださいね。

自転車日本一周旅での心得

自転車を乗る際には自分の安全も大事ですが、周りの人たちに迷惑をかけるということは絶対にしてはいけません。

 

もしも迷惑をかけるような人であれば、旅をする資格はないでしょう。

 

旅における心得として「その地域に住まわれている方が優先」という考えを持っているといいかもしれませんね。

 

その土地土地にお邪魔しているという謙虚さを大切にしてください。

 

そして、何より最後は必ず出発地に戻ってくるようにしてください。

 

自転車旅の場合、一生懸命走って目的地に着いても定休日だったり台風で足止めをくらったりといろんなハプニングがあることでしょう。

 

そんなとき、「それも含めて旅だよな」とそれすらも楽しむことができれば、きっとかけがえのない旅になりますよ。

 

それぞれの自転車旅を!

 

ところで、よく違反している自転車の警察官もいますが、ちゃんと取り締まっているのか気になるんですが・・・。

まとめ

2015年6月から自転車の交通ルールが厳しくなりましたが、それでも自転車旅がしたい!という方はこれらの交通ルールを必ず守るようにししてくださいね。

 

日々旅生活をする中でお金を節約するのは大変ですし、罰金で余計な出費なんてことになったらダサすぎですよ。

 

事故を起こして旅が強制終了なんてお粗末なことにならないためにも、ルールを守って楽しく旅をしてもらいたいものです。

 

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