自転車日本一周旅で道の駅に野宿はOK?経験から伝えたいマナー・ルール

自転車日本一周旅で道の駅に野宿はOK?経験から伝えたいマナー・ルール

これから自転車旅に出たいと思っている方々へ。

 

アドバイスとはおこがましいのですが、自転車日本一周を経験したからこそこれだけは注意していただきたいということをいくつかお伝えします。

 

ちなみに筆者が達成した日本一周は3回に分けて刊行、1年目に関東・東北・北海道、2年目に残りの西日本で47都道府県を制覇、3年目は能登半島や中部地方を中心にアルプスを行ったり来たりしていました。

 

台風などの悪天候やパンク、定休日などで残念なことや正直つらいことのほうが多かったような気がしますが、それも含めて旅と思えば何でも楽しくできるんですよね。



自転車日本一周の旅は低予算だから宿に苦労する!

日本一周にかかわらず、自転車旅はお金を節約しながら旅を楽しんで行くというのが一般的だと思います。

 

低予算で旅している方は、毎回ホテルやキャンプ場に泊まっていられませんので、みなさんが活用しようと考えるのが道の駅。

 

北海道や九州は特に安いキャンプ場や低価格のドミトリーハウス、ライダーハウスも充実してますので安心できますが、本州はなかなか見つからなくて厳しいことも。

 

道の駅は全国どこにでもあるので探しやすいですが、あくまで参考程度にしていただいてできるだけキャンプ場を探すことをおすすめします。


出典:国土交通省ホームページ http://www.mlit.go.jp/road/Michi-no-Eki/list.html

道の駅には、24時間開放のところもあれば、時間で外に出なくてはいけないところもあるんですよね。

 

経験上、北海道や東北の北のほうは割と容認していただけるところが多く、九州では24時間開放の休憩スペースがけっこうあったりします。

 

道の駅で宿泊するという優先順位は低くしておいたほうがいいでしょうし、後ほど述べるマナーは必ず守りましょうね。

道の駅で野宿キャンプは違法?

自分の場合は、1日80km~160kmほど走っていましたが、マップで参考にしていたのが道の駅の場所。

 

慣れてくると地図を見ただけでだいたい何km離れているかがすぐに分かるようになり、朝出発する前にどこまで行けるか、地形や道路状況を考えながら決めていました。

 

ところで、道の駅での野宿を考えたときに気になってくるのが違法なのかということではないでしょうか。

 

答えはグレーゾーンだと思います。

 

道の駅はそもそも休憩としての利用の他に、日中は店舗がオープンしていますのでテントなんて建てられないですよね。

 

24時間駐車場が解放されているため車中泊は問題ないでしょうが、自転車旅の場合テントで寝るかベンチなんかで寝るかでしょう。

 

野宿に関してOKなのかNGなのか、全てはその道の駅によると思います。

・容認、黙認してくれるところ
・こっそり迷惑にならないようにやればいいというところ
・まったくだめなところ

このようにいろいろあるので、後々問題にならない為にも自分自身で気を付けながら行動することが求められます。

 

結局すべては、マナーの問題なんですよね。

 

道の駅に泊まらせていただく際に、実際に気をつけていたことを次の項で記していますので、自己責任で参考にしてくださいね。

 

近年は、車中泊をする利用客のマナーが悪いと話題となり、全国的な問題に発展。

 

駐車場でバーベキューコンロを囲み、飲み食いするグループが増えてしまったのです。

 

夜中まで騒いだり、ゴミを放置したりやりたい放題で、エンジンを掛けておくことでの排気ガスや騒音も迷惑に。

 

こういったマナー違反者のせいもあって、多くの道の駅では車中泊NGにする動きが見られ、泊まることを禁止する場所が増えています。

 

禁止されている道の駅では、絶対にしてはいけませんのでしっかりとルールを守って楽しむようにしましょう。



自転車日本一周の野宿でのマナー

道の駅で野宿したいのであれば管理人などに一言断ってからやった方が安心ですし、テントを建てるのであれば舗の営業が終わってからにするべきです。

 

施設によっては18:00のときもあるし、23:00くらいになってしまうこともあります。

 

しかし、これは仕方のないこと。

 

朝も営業が始まる前に撤去して邪魔をしてはいけませんし、何よりお邪魔させていただいているということを肝に銘じておきましょう

 

海沿いなど、海産物をメインにしているお店は朝が早いので、5:00には仕入れなどで慌ただしくなります。

 

また、自動販売機やトイレの前など、利用客が行き来するところには建てないようにして周りの客の邪魔になったりトラブルになったりしないように心がけることが大切です。

 

キャンプ禁止という張り紙や注意喚起があった場合はいくら寒くてもテントは張らないように。

 

実際、気温が0°くらいのときに、寝袋だけでベンチに寝たこともあります。

 

できれば、道の駅の責任者の方達に容認してもらうのが一番ですし、ゴミを散らかしたり騒いだり、施設を汚したり壊したりというのは問題外です。

 

旅をする資格はありません!

 

何度も言いますが、決して野宿をお勧めするわけではありませんし、キャンプ場が近くにないのであれば野宿よりもネットカフェやホテルなどを活用したほうがいいですよ。

経験したエピソードや野宿の条件・気を付けること

とある道の駅で野宿していた際に実際に起きた番外エピソードですが、こんなことがあったんですよね。

 

道の駅の裏手の人目につかない場所でテントを張って寝ていると、光がゆらゆら近づいてきました。

 

すると、いきなりテントが揺すられ、顔をだすと目の前に人の顔が。

 

一瞬これは狩られる!と感じたのですが、正体は巡回警備員でした。

 

表で寝てください、もし事件になったら見つかるのが遅くなります・・・

 

これを聞いたときに、楽しい自転車日本一周の裏の部分を実感し、必ず無事に帰ることを意識しました。

 

残念ながら本当に大きな事件に発生してしまった話も聞きましたし、警察が襲ってきたという女性の話も聞きました・・・まずは命あってなので充分に理解して旅をしていくことが大切なんですよね。

 

そして自分が理想とする野宿の条件について紹介します。

 

屋根、水場、トイレがある
風雨をしのげて、飲み物を確保できて、用を足せるというのは実際に旅していると本当にありがたみを感じます。

 

幹線道路が近くにある
もし何かあったときにすぐに助けを呼べる位置にあることが望ましい。

 

静かである
しかし、幹線道路は夜中でも騒音に感じることがあるので近すぎず、子守歌程度に聞こえるくらいがベスト。

 

ちなみに夏休みの時期に、やんちゃな大群が花火や改造車でわいわいやっているところで寝てしまった時はイライラが収まらなくななりました。

 

声をかけられたら面倒だとずっと考えちゃうのでなかなか寝られませんので注意!

 

気をつけることとしては、先ほども言った通り旅のほとんどは自己責任になってきますのでマナーを守って行うことです。

 

旅は、自分のペースで楽しく、自分優先という考えは捨てて地元の方に迷惑をかけないようにしましょうね。

※この記事は野宿をお勧めする内容ではありませんので注意してください!

まとめ

自転車日本一周の旅で道の駅を利用する場合は、マナーに注意して迷惑をかけないようにしてくださいね。

 

何より楽しく行うのが旅であって、地域やそこに住む人に対してはもちろんのこと地球を汚すこともないように注意しましょう!

 

あわせて読みたい



防犯・交通カテゴリの最新記事