地球温暖化を含めた気候変動により、2100年までにサンゴ礁が全滅するという研究結果が報告されました。
また、ニュージーランドではムール貝が海で生きたままゆであがるという現象も。
気象庁は2019年の海水温の上昇が1955年以降で最大となる0.15度の上昇を記録したということも公表されています。
地球温暖化・2100年までにサンゴ礁は全滅!
サンゴ礁が2100年までに、ほとんどいなくなってしまうという研究結果が報告されました。
2020年2月17日(月)に行われた、ハワイ大学マノア校の研究チームが行った海洋科学会議で発表。
その内容によると、世界のサンゴ礁は70~90パーセントが20年以内に消えるというのです。
原因は地球温暖化、酸性化、海洋汚染として、予測されています。
サンゴ礁を救うための活動も行われていますが、それでさえも間に合わないとのこと。
2045年までに、サンゴ礁が生きられる環境となり、2100年までにさらに悪化してしまうとしています。
ニュージーランドではムール貝(イガイ)が海でゆであがる?
ニュージーランドでは、50万個ものムール貝が生きたままゆであがったという。
海洋専門家たちは、気候変動と関連していると指摘。
また、近年はザルガイという二枚貝も大量に息絶えていたという事例も奉公されています。
これらは、日照が多く、海に静かな状態が長く続き高温になったことが原因の可能性が高いとしています。
高温で水野動きがなければ、貝はストレスを感じ、酸欠にもなる。
つまりは生きたままゆでられたということと一緒なのだと。
こういった状況はこれまで多くはなく、気候変動が関連していると専門家は語っています。
海水温が0.15度上昇
気象庁は2020年2月20日(木)、2019年の水深2000メートルまでの海水温が0.15度上がっているという。
これは1955年との比較での温度差で、貯熱量は過去最大となっているとのこと。
地球の熱の90パーセントは海に吸収される。
地球温暖化の調査をする上で、大気や地上の温度だけでなく、海の熱エネルギーについても調査していくことが重要になるとしています。
まとめ
地球温暖化による影響は、世界で様々な異常をもたらしています。
異常気象は留まることを知らない状態となり、生態系を崩しつつある。
温暖化を止めるためには世界が足並みを揃えていかなければいけないはずですが、パリ協定からはアメリカが離脱するなどもはや無理でしょう。
日本は、温室効果ガスの排出量の目標をもっと上げてほしいと言われる始末となっています。
桜の会や失言がどうとかばかり面白おかしくニュースで取り上げられていますが、与野党ともにいいかげん実りある話し合いを!