【トルコ東部でM6.7の地震発生】なぜ震災が多い?半年後に巨大地震が来る?

【トルコ東部でM6.7の地震発生】なぜ震災が多い?半年後に巨大地震が来る?

2020年1月24日(金)20時55分(日本時間25日2時55分)頃に、トルコ東部のエラズー県を震源とする地震が発生。

 

マグニチュードは6.7、震源の深さは10キロメートルと推定されています。

 

少なくとも、41人が犠牲となり、1,600人以上が負傷したという報道となっています。

 

日本と同じで、地震が多い印象のトルコでは、なぜこんなにも発生しているのでしょうか・・・過去の地震を見ていくと半年後くたいに巨大地震が起きそうなのですが・・・。

 



トルコ東部エラズーでM6.7の地震発生!

トルコ東部で起きたマグニチュード6.7の地震は、エラズー県の町シブリス付近で発生。

 

少なくとも10棟の建物の倒壊が確認され、隣のマラティヤ県でも5人が亡くなっているという。

 

エラズー市では、30人ほどが行方不明になっていることも判明し、捜索が行われています。

 

今回の地震では、本震の後にも15回ほどの余震があり、大きいものでマグニチュード5.4のものもあったとされています。

 

震源が深さ10キロメートルと浅かったことで、強い揺れとなり震度は5弱レベルだったと推測されている。

トルコはなぜ地震が多い?

ところで、トルコでは日本や台湾のように、地震が多い国としての印象がありませんか?

 

なぜ地震が強いのでしょか?

 

それは、トルコで多くのプレートが複雑にぶつかり合っているからなのです。

 

ユーラシアプレート、アフリカプレート、アラビアプレートの衝突が活発に。

 

さらには、国の多くが北アナトリア断層と東アナトリア断層の2つの横ずれ断層に囲まれた小さなアナトリアプレートの上にある。

世界のプレートを見てみると、少し見づらいですがトルコ付近で3つのプレートがぶつかり合っているのが分かりますよね。

 

この地図上ではアナトリアプレートが示されていませんが、右側のアラビアプレートの北がトルコになります。

 

↓を見ると、トルコがほぼアナトリアプレートに位置していることが分かります。


出典:Sting and Rémih – Cropped version by myself of Image:Tectonic_plates_boundaries_detailed-fr.svg created by Sting under CC-BY-SA, CC 表示-継承 2.5, リンクによる

 

アナトリアプレートはユーラシアプレートの一部とされていますが、近年は別のプレートなのではないかという指摘もされています。



半年後に巨大地震が来る?

トルコでは過去にも多くの地震が起きています。

 

1970年以降で見てみましょう。

 

発生日 場所 犠牲者数 マグニチュード 名称
1970年3月28日 ゲディズ 1,086 7.2 1970ゲディズ地震
1971年5月22日 ビンギョル 1,000人以上 6.9 北アナトリア断層
1975年9月6日 リジェ 2,385 6.6(Ms)
1976年11月24日 ムラディエ 3,840 7.5(Ms) 1976年ザルドゥラン・ムラディエ地震
1983年10月30日 エルズルム 1,155 6.9(Ms)
1992年3月13日 エルズィンジャン 498 6.8 北アナトリア断層
1995年10月1日 ディナール 90 6.1(Ms) 1995ディナール地震
1998年6月27日 ジェイハン 146 6.2(Ms) 1998年アダナ・セイハン地震
1999年8月17日 イズミット 17,127 7.6 イズミット地震
1999年11月12日 デュズジェ 894 7.2 1999年デュズジェ地震
2002年2月3日 アフィヨンカラヒサール県 44 6.5(Mw)
2003年1月27日 ピュリュミュル 1 6.1(Mw)
2003年5月1日 ビンギョル 177 6.4(Mw) 2003年ビンギョル地震
2010年3月8日 エラズー県 41 6.1(Mw) 2010年エラズー地震
2011年5月19日 キュタヒヤ県 2 5.8(Mw) トルコ西部地震
2011年10月23日 ヴァン県 604 7.2(Mw) トルコ東部地震

※マグニチュードは、計算の方法によってMw(モーメントマグニチュード)やMs(表面波マグニチュード)などの表記があり、地震学ではMwをMと表記し、日本ではMj(気象庁マグニチュード)をMと表記することが多い。

 

過去の地震を見てみると、規模の大きい地震の半年後~1年前後に、トルコの別の場所で地震が起きていませんか?

 

しかも、3回連続で大規模な地震に見舞われることもありますよね。

 

直近で見てみると、エラズー地震、西部地震、東部地震と1年強の間に起こっています。

 

エラズー県は、今回起こった地震と同じ場所ですよね。

 

17,000人以上の犠牲を出した、1999年のイズミット地震の時も、前の年と同年に大規模地震が発生しています。

 

地震の発生は予想できないため、日本でも30年以内に70パーセントの確率というような表現となっています。

しかし、過去に起きた地震と照らし合わせるなどして導き出しているはず。

 

トルコでも、1999年、2011年が特に被害が大きいですが、約10年の間隔となっているので2020年前後で起きても不思議ではない気がするんですよね。

 

今後の余震はもちろんのこと、調査・研究などの動向に注目でしょう。

まとめ

1月24日に起きたトルコ東部の地震では、41人の犠牲や1,600人以上の負傷者が出たとされています。

 

トルコには、多くのプレートと2つの大きな断層があるため、地震大国となっています。

 

約10年ごとに大規模な地震が起きていて、その半年から1年後にはまた大きな地震が発生している過去があるので、今後半年~1年くらいで巨大地震が発生してしまうのでは・・・と心配になってしまいます。

 

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