光化学スモッグの発生原因や条件・時期はいつ?警報の基準や影響・対策は?

光化学スモッグの発生原因や条件・時期はいつ?警報の基準や影響・対策は?

光化学スモッグなんて、昭和のもの思っている人も思いますがそんなことはなく、平成でも発生し令和も続くとものと思われます。

 

名前からして危険そうな雰囲気プンプンですが、そもそも光化学スモッグって何なのかご存じでしょうか?

 

健康に危険を及ぼす可能性があり、大気汚染の一種としてなんですよね。

 

地域によっては、発生した時に注意喚起の放送が行われていますので、その時は聞き漏らさないようにして注意しましょう。



光化学スモッグが発生する原因

 

光化学スモッグは、光化学オキシダント硝塩酸や硝硫酸などの微粒子が混ざってもやのように視界が曇る状態のことを意味します。

 

原因は、工場や車の排気ガスなどが日光によって光化学反応を起こすことにあります。

 

排気ガスには窒素酸化物や炭化水素が含まれ、紫外線と反応しオゾンが発生。

光化学オキシダント=オゾンやアルデヒドからなる気体の成分
オゾン=生臭い刺激臭があり有毒、大気中はわずかながら存在している
アルデヒド=特有の臭気があり、有害

 

日本では1970年に初めて確認され、東京立正中学校・高校の生徒43人が、体育の授業中に校庭で被害にあった。

 

目の刺激のどの痛みを伴い、光化学オキシダントが原因と分かり、それ以来、世間的にも注目を集めるようになったという。

 

しかし、それ以前から農作物に斑点が出るという被害も報告されていて、この原因も光化学スモッグと言われています。

光化学スモッグが発生する条件や時期はいつ?

光化学スモッグが発生しやすい条件は次のとおり。

5月~9月が多く、4月~10月の期間でも見られることがある
・10時~17時頃の日中に多い
・晴れや薄曇
・日射が強い日
・気温25度以上と高めの日
・風が弱い日

 

1973年には、「光化学スモッグ注意報」が300日も発令されるほどに。

 

1984年には100日と少なくなりますが、1980年代後半には再び増加し100~200日に。

 

2000年~2007年も200日を超えているが、2006年~2010年は基準に達している地域はあまりない。

 

とはいえ、現状でも地域によっては発令されることもあり、注意しておきたいところです。

光化学スモッグの警報の基準

光化学スモッグが現れると、各都道府県によって「光化学スモッグ注意報」や「光化学スモッグ重大緊急時警報」などが発表される。

 

光化学スモッグ注意報
光化学オキシダントの濃度が1時間に0.12ppm以上で、気象条件により今後も続きそうである時に発令される。地域によって「光化学スモッグ予報」が出ることもある。

光化学スモッグ警報
地域で基準が異なりますが、通常は光化学オキシダントの濃度は1時間に0.24ppmを超えると発令される。気象条件は注意報と同じ。

光化学スモッグ重大緊急時警報
光化学オキシダントの濃度は1時間に0.40ppm以上の時に発令される。

 

公共施設などでは、以下の色の掲示板や旗(ノボリ)を掲げることが多いとのこと。

予報=緑
注意報=黄色
警報=オレンジ色
重大緊急時警報=えんじ色

光化学スモッグの影響

光化学スモッグが有毒といっても、具体的にどんな影響があるでしょうか。

 

人体に影響があるとなったら、それは気が気じゃないですよね。

 

注意報や警報が出されれば、外での体育の授業や運動会は中止になることもあるほどの。

 

無用な外出は控えることが望ましいとされています。

人体への影響

光化学スモッグによって身体に影響をもたらすことを「光化学スモッグ障害」といいます。

症状
・目がチカチカする
・異物が入った感覚
・涙が出る
・目が痛む
・喉が痛くなる
・皮膚が赤くなる
・呼吸が苦しくなる
重症の場合
・手足がしびれる
・めまい
・頭痛
・発熱
・呼吸困難
・嘔吐
・意識障害



光化学スモッグの対策は?

根本の対策は、排気ガスを出さないようにしていくということになりますが、個人としてできる予防にはどんなものがあるのでしょうか。

 

窓やカーテンを閉める
外出を控える
屋内に避難する

このように、単純で明解な方法となります。

 

また、もし光化学スモッグを浴びてしまった場合は以下のような対処を行います。

軽症の場合
・洗眼
・うがい
・洗い流す
・洗った後は空気のきれいな部屋で安静にする

 

しかし、症状が出た場合は、軽傷なのか中傷なのかを自分で判断せず、内科などできちんと看てもらうことが望ましいのは言うまでもありません。

まとめ

光化学スモッグの影響は、エコカーなどの普及などによって1970年代に比べて少なくなったものの、令和の現代でも完全に消えたというものではありません。

 

特に、5月~9月にかけての時期は、発生数する確率が高まりますので注意しておきましょう。

 

注意報や警報が発令された際には、おとなしく屋内で過ごすように心がけておきたいところです。

 

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