【地震情報】千島列島付近でM7.5の地震が発生！千島海溝巨大地震・地震空白域に注意！

出典：気象庁

2020年3月25日（水）11時49分頃、千島列島東方でマグニチュード7.5の地震が発生。

２５日１１時４９分ころ、地震がありました。
震源地は、北西太平洋（北緯４９．０度、東経１５７．７度）で、地震の規模（マグニチュード）は７．８と推定されます。
この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、被害の心配はありません。

この地震により観測された最大震度は１です。

［震度１以上が観測された地点］
＊印は気象庁以外の震度観測点についての情報です。
北海道
震度１
根室市落石東＊　根室市珸瑶瑁＊　猿払村浅茅野＊
十勝大樹町生花＊　標茶町塘路＊　白糠町西１条＊
別海町常盤　別海町本別海＊

青森県
震度１
八戸市南郷＊　六戸町犬落瀬＊　東北町上北南＊
おいらせ町中下田＊　五戸町古舘

岩手県
震度１
盛岡市薮川＊

宮城県
震度１
登米市迫町＊

東京都
震度１
東京新宿区上落合＊　清瀬市中里＊

長野県
震度１
茅野市葛井公園＊
出典：気象庁

千島列島付近でマグニチュード7.5の地震が発生！

この地震により、日本国内でも北海道や東北、東京や長野で震度1の揺れを観測しています。

北海道から沖縄にかけての主に太平洋側の沿岸では、今後1日程度は若干の海面変動が継続する可能性がありますが、陸地に被害を及ぼすような大きな津波の心配はありません。https://t.co/zXyBGHVyCF pic.twitter.com/vg2kWHo60l

— ウェザーニュース (@wni_jp) March 25, 2020

千島列島沖で発生したマグニチュード7.5の地震に関して、気象庁は若干の海面変動が予想されるが、被害の心配はないと発表。

震源はロシアのサハリン州セベロクリリスクの南南東218キロメートルの地点とのこと。

直後はマグニチュード7.8とされていましたが、後に7.5に修正。

日本でも、北海道だけでなく東京や長野でも震度1が観測されています。

海面変動は北海道から沖縄にかけて広い範囲で可能性があるとしています。

震源の深さは57kmと推定されていますが、マグニチュード7.5レベルの地震がもっと浅い地点が震源だった場合には、甚大な被害をもたらしていた可能性がある。

もしかしたら日本にも津波が到達し、海岸では思いも寄らぬ被害があったかもしれません。

国外での地震による津波被害はこれまでも、1960年のチリ地震があります。

約22時間後に三陸地方に到達し6.1メートルの津波に襲われ、142名の犠牲が出ています。

今回は大丈夫でしたが今後、海外で大きな地震が発生した場合でも警戒を強めておくようにしましょう。

千島海溝巨大地震は必ず発生する！？

2017年12月に政府の地震調査委員会より公表された「千島海溝巨大地震」は、マグニチュード8.8以上の規模となる可能性があるとしています。

過去の地震から約350年の間隔で発生していることが分かっていて、直近から約400年経過していることため十分に注意しておきたい。
千島海溝を「十勝沖」「根室沖」「色丹島沖及び択捉島沖」の3つに分けて発生確率が出されていることをご存じでしたか？

今後30年以内のマグニチュード8.8以上の超巨大地震の発生確率は、3つのエリアで共通して7～40パーセントとなっています。

また、「プレート間地震」「プレート内地震」と呼ばれる地震のメカニズムの違いついてもそれぞれ確率を出しています。

詳しくは↓の記事に書いていますのでチェックしてみてください。

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【千島海溝巨大地震】発生する確率・場所・規模・過去の地震一覧

メディアでは「首都直下地震」や「南海トラフ巨大地震」が大きく取り上げられていますが、他にも巨大地震の可能性が指摘されている地震があるのをご存じでしょうか？ それが、北海道の太平洋側に位置する「千島海溝」における巨大地震です。 国では、首都直下地震や南海トラフ巨大地震と同様に、発生する確率について打ち出しています。 千島海溝付近で発生した過去の地震から、どれくらいの発生間隔なのかもあわせて見ていきたいと思います。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({});千島海溝の場所出典...

地震空白域は大地震が発生する！？

日本には、「地震空白域」と呼ばれる場所が多くあり、いつ起きても不思議ではないエリアとなっています。

その中には、北海道周辺もあるので、今回の地震が前兆でないことを祈るばかりです。

2020年3月には、3月9日の九州と四国の間にある豊後水道、3月13日の熊本県、3月21日の長野県など、地震空白域にも含まれている中央構造線で小規模な地震が発生。

新型コロナウイルスとのダブルパンチになると、避難所は悲惨な状況になり得る可能性があるため十分に警戒しておきたい。

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【巨大地震】次に起こるのはどこ？報道されない「地震空白域」の場所とは

「首都直下地震」や「南海トラフ巨大地震」が、今後30年以内に高確率で起こると言われています。 首都直下地震は30年以内に70パーセントの確率でマグニチュード7.3、震度7クラス。 南海トラフ巨大地震は70～80パーセントの確率でマグニチュード8～9、震度7クラスとなっています。 しかし、巨大地震が起きる可能性があると言われている場所には、あまり報道されない「地震空白域」というものがあるのをご存じでしょうか？  (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({});巨大地震が次に起こる可能性がある...

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【新型コロナウイルス】大地震が発生したら避難所は感染症のリスクがヤバイ

世界中における犠牲者・感染者の拡大が留まることを知らない新型コロナウイルス。 そんな中、もしも大地震が起きたら、はたしてどうなってしまうのか。 RKB毎日放送では、新型コロナウイルスと大地震が重なってしまった時に、避難所ではどのように過ごせば良いのかを伝えています。　　 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({});新型コロナウイルス・大地震が発生したら避難所に行きたくない世界保健機関（WHO）は、3月11日（水）に新型コロナウイルスによるパンデミックを表明。 世界的な大流行と位置づ...

まとめ

2020年3月25日（水）11時49分頃、千島列島東方でマグニチュード7.5の地震が発生。

津波の心配はないとのことですが、今後30年以内に千島海溝巨大地震が起こる確率は7～40パーセントとなっています。

首都直下地震や南海トラフ巨大地震ばかりが注目されていますが、どこに住んでいたとしても防災への備えは必ずしておくようにしましょう。

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