出典:Peka – Image:Topographic30deg_N30E120.png, Headquarters for Earthquake Research Promotion homepage, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
2020年に入ってから何だか地震が多いなと感じませんか?
毎年のように地震は起きていますし特に不思議だとは思わないのですが、専門家が気になる指摘をしているんですよね。
筆者的には、震度3レベルでも地震速報がテレビに出たりSNSで取り上げる人が増えたことで目に入りやすいからそう感じやすくなっているのだと思っていますが・・・。
専門家曰く、茨城県沖や千葉県で連発の地震は、「南海トラフ巨大地震」と「首都直下地震」が同時に起きる「スーパー南海地震」の前兆なのだといいます。
スーパー南海地震の前兆!?
国が公表している首都直下地震の発生確率は、30年以内に70%となっています。
南海トラフ巨大地震は70~80%で、どちらもかなり高い確率で起こると言われています。
2020年4月あたりから、茨城県沖や千葉県で起きている地震は、2つが同時に起こる「スーパー南海地震」の前兆と指摘する専門家がいます。
4月26日の茨城県南部(震度4)、5月6日の千葉県西部(震度4)、岐阜県飛騨地方の群発地震など、確かに多い印象ですよね。
立命館大学の高橋学特任教授は、過去の地震を例に挙げ根拠を述べています。
それが「四大地震」と呼ばれる以下の地震との関連性とのこと。
・1944年:東南海地震
・1945年:三河地震
・1946年:南海地震
1946年に起こった南海地震と、2020年の状況が似ているというのです。
1946年の南海地震に酷似
出典:気象庁 https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/jishin/about_eq.html
四大地震はいずれも、フィリピン海プレートがユーラシアプレートに潜り込んで圧縮されたことで起きた地震とのこと。
2020年現在の日本は、1946年の南海地震の前の状況に似てきているといいます。
近年起きた大きな地震も四大地震と同様のメカニズムで発生。
・2016年:鳥取地震
・2017年:韓国・浦項地震
・2018年:大阪府北部地震
1940年代の四大地震は、鳥取地震の3年後に南海地震が起きています。
・1943年:鳥取地震
・1944年:東南海地震
・1945年:三河地震
・1946年:南海地震
茨城県沖や千葉県などで発生している地震は、フィリピン海プレートの圧力を高めている状態にあると指摘。
2016年に起きた鳥取地震からすでに3年を過ぎ、いつ起きても不思議ではないというのです。
東京湾でも謎の地震が多発
出典:Craft MAP白地図に筆者が加工
5月20日頃から数日にわたって震度1レベルの地震が連続して7度ほど発生しました。
震源の深さはおよそ20kmで、これまでなかった現象だったのです。
東京湾は相模トラフが影響し、首都直下地震を引き起こすとされるエリア内に位置しています。
相模トラフと南海トラフも分けて発生確率などを算出していますが、そもそもはフィリピン海プレートの圧力を受けているため、同時に起こる可能性も0ではありません。
大地震が起きてから数日後に連動して起きる、もしくは長くても2年以内に2つ発生すると指摘しています。
同時に起きれば、47万人以上が犠牲になるといい、近いうちに起これば新型コロナウイルスの影響で食糧難になる可能性も・・・
まとめ
2020年に起きている震度3~4の地震は「令和南海地震」の前兆と指摘されています。
さらには、相模トラフによる「首都直下地震」、南海トラフによる「南海トラフ巨大地震」が同時に起こる可能性があるとのこと。
2016年の熊本地震から続く各地の大地震・・・2020年はすでに4年が経過しているので、いつ起きても不思議ではありません。
スーパー南海地震となれば、もはやどうしようもない気もしますが、防災への備えは万全にしておくようにしたいものです。
持ち出しリュックをまだ備えていない方は、早めに用意しておくことをおすすめします。
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