【プレミアムフライデー】現在もまだやってるの?実績と失敗の原因とは?

【プレミアムフライデー】現在もまだやってるの?実績と失敗の原因とは?

2017年2月24日から突如として始まったプレミアムフライデーを覚えていますか?

 

月末の金曜日には15:00に仕事を終えて、アフタースリーを有効に楽しく過ごそう!という取り組みでしたよね。

 

実際に取り入れている企業はどれだけいるのでしょうか・・・そもそも実績は?

 

まだやっているのかどうかも把握している人は少ないのではないでしょうか。



プレミアムフライデートは一体なんだったのか?

プレミアムフライデーは、経済産業省や経済団体連合会を中心に進められた個人消費の喚起キャンペーンです。

 

月末の金曜日15:00以降は買い物や飲食、旅行などに充ててほしいとの考えからできたものです。

 

政府が考える働き方改革に関連するキャンペーンとして打ち出したものの、継続して行っているところってあるのでしょうかね?

 

月末の金曜日は給料を支給しやすいということもあり、理にかなっている気はしますが、その分のしわ寄せが翌週の月曜日に来ちゃいますよね。

 

翌週には残業が増えるかもしれませんし、金曜日までにやらなくてはいけない業務はどうしたらいいの?って話になっちゃいます。

 

月曜日に残業したくない場合やクライアントへの提出期限が月曜日までの資料を作成している場合、休日出勤すればいいって考えなのでしょうかね。

 

特に12月や3月は締めの月に該当するので忙しい人もいるでしょうし、金曜日だけ出勤時間を早められても嫌ですよね。

 

政府は国民のことを思って計画したのだと思いますが、決めている方たちのなかに会社勤めの日常を理解している方がどれだけいるのでしょうか

 

世の中全ての勤め先が17:00で終わったり土日が休みだったりする訳じゃないんですよね。

 

って、これは新型コロナウイルスの対応を見ても明らかで、国民の生活を分かった上で方針を打ち出している人はあまりいないって証明されていますからね・・・。

プレミアムフライデーは現在もやっているの?

ところで、プレミアムフライデーって今でもやっているのでしょうか?

 

プレミアムフライデー推進協議会の公式ホームページではおすすめの活動なんかを提案しています。

 

とはいえ、新型コロナウイルスの影響がすでに全国的に広がっていた2002年3月末に、3密が確実な整体をおすすめしちゃっていましたね。

 

これでは、感染拡大を甘く見ていたことが伺いしれてしまいます。

 

プレミアムフライデーの意義の一つとして、経済を活性化させるということもあるので2020年の上半期の生活は真逆の方向性となっています。

 

緊急事態宣言が全国に広がったことからで、さすがに4月以降はプレミアムフライデーといって浮かれる人がいたらヤバイですよね。

 

月末の金曜日も関係なしに自粛生活を心がけて、平和な世の中に戻ることができるまでは我慢ですね。

プレミアムフライデーの実績!

実際にプレミアムフライデーがどれだけの実績を得ることができたのか気になりますよね。

 

TSUTAYAを事業としているカルチュア・コンビニエンス・クラブのアンケートによると、初期段階の時点で導入すると答えた企業はなんとたったの3.4%でした。

 

大阪シティ信用金庫の調査では実施した中小企業は2.4%運送業に関してはほぼ行っていないとのこと。

 

経済産業省が開始から1年後の調査結果を発表しましたが、実施したのは11.2%とこれまた低く、大企業16.4%・中小企業10.2%・・・。

 

初回が実施された翌月は3月だったこともあり、さすがに早く退社することが難しく1週目の金曜日にしてほしいとの声もあったようですね。

 

90%を超える認知度であることを考えると、圧倒的に実施できていなかったことが分かります。

 

最初の数回以降はまったくといっていいほど聞かなくなった時点で失敗は決定的ですね。



プレミアムフライデーの失敗の原因は何?

不況と言われる時代に、お金を使って経済に潤いをもたらすことをどれだけの人に理解してもらえるのか。

 

自分の仕事を切り上げても、翌週の残業が決定してまで遊びに行くことを良しとしている人がどれだけいるのか。

 

早く退社しても食事や飲みに行かない可能性もありますし、会社の同僚や上司と行くとあれば苦手な人も多いですよね。

 

そうなんですよね・・・仕事以外で上司と一緒にいたいと思う人ってそんなに多いのか!?

 

別れ際には「またお願いします」だの「楽しかったです」って言わなきゃならんのだから、上司側は社交辞令だってことを理解しなくてはいけませんよね。

 

お、喜んでくれたからまた誘おう!」なんて思われたらたまったもんじゃありません。

 

楽しく豊かに過ごすはずのプレミアムフライデーがきっかけでストレス過多になったら元も子もないですよ。

 

今までよりもプラスで遊ぶ分の給料が出るのであれば金を使うかもしれませんが、ただ消費してって言われても賛同できるのでしょうかね。

 

このキャンペーンは、政治家・官僚と一般人とのギャップが浮き彫りになった最たる例のような気がします。

 

2018年には公に実施を促すものではないものの、月曜日の午前中を休みにする「シャイニングマンデー」という言葉まで出てきて迷走している感が否めません。

まとめ

2017年2月から始まったプレミアムフライデーでしたが、初回だけ話題になってその後は一切話題にならないものになりました。

 

いったいプレミアムフライデーとは何だったのか。

 

唯一の救いは、法律で決まっている訳ではないので「強制的じゃない」ということだけではないでしょうか。

 

プレミアムフライデーによる上司との食事を避けるのも、ある意味「防災」なのかもしれませんね。

 



ライフカテゴリの最新記事